【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十三話「薔薇と蛙物語」(りぼん2011年8月号)感想 その2
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種村有菜さん参加の東日本大震災チャリティー同人誌「pray for japan」の感想
↑のつづき
○かえるの姿の疾風(はやて)が長い距離を移動する方法
瑠璃条とすっかり仲良くなった疾風、瑠璃条との密会の日々が
始まりました。修羅幽玄殿で戦っていたときにはまさか自分が瑠璃条と
密会するような関係になるとは想像すらしていなかっただろうな。
瑠璃条が指を落とさなかったら、疾風と瑠璃条がこうやって仲良く
お話をするなんていうことはなかったかもしれないんですよね。疾風が
瑠璃条の指を拾って返すというイベントが発生しなかったので、おそらく
二人を結ぶ接点がないということで、ここまで仲良くなることはなかった
でしょう。人の運命ってどこで変わるか分からないですね。
疾風は瑠璃条と仲良くなって、いろいろ情報を引き出そうとしている
のですが…
瑠璃条「疾風君はどうしてこんな上流まで来るんだ? 京の近くにも
川は流れているだろうに」(りぼん2011年8月号・P.474の1コマ目)
瑠璃条と出会う前からここに来ているので、別に瑠璃条に会うために
わざわざ遠くで水浴びをしているというわけではないのですが、瑠璃条と
話をしている時の疾風があまりに楽しそうだから、なんだかいろいろ
勘ぐりたくなります。
そもそも疾風って普段の仕事は何なんだ? 桜姫や青葉を守るので
あれば二人からあまり離れたところにいるのはまずいような気も
するのですが。
こうやって日中出かけても特に支障がないんだったら、もともと
居場所がなかったのではないか?(w もし疾風が大事な仕事を任されて
いるのだとしたら、こんなに自由時間が多いわけないし。
疾風「毎日 暑いしなぁ 冷たい水が恋しいんだよ」「上流の水は
冷たいのさ」(りぼん2011年8月号・P.474の1コマ目)
なるほど水温が違うのか。だから毎回時間をかけてここまで来ているのか。
たしかに最初の目的は水浴びだったのは間違いないでしょうが、疾風は
瑠璃条と仲良くして情報を取るということを決めたので、瑠璃条と仲良く
なるっていう目的のほうが多くなっているかも。
冷たい水が恋しいっていう疾風の気持ちが理解できるっていう人も
多いかも。このお話が掲載されたりぼん2011年8月号が発売されたのは
7月2日ですが、今月は梅雨明けが全国的に早めで真夏日が続いている
という地域が多いです。暑いと思ったら水に飛び込める疾風は恵まれて
いるなぁ。
※疾風の長い距離の移動方法について
瑠璃条「そんな小さな姿で歩いてくるのか?」
(りぼん2011年8月号・P.474の1コマ目)
疾風「友達の鳥に運んでもらうんだ」
(りぼん2011年8月号・P.474の2コマ目)
鳥の背中に乗って移動しているのか。これはかえるの姿でないと絶対に
無理だよなぁ。人間の姿で移動するより案外早く目的地に着くのでは?
どうやって鳥と仲良くなったんだろう? そもそも鳥とかえるって意志の
疎通(そつう)ってできるものなのだろうか???
瑠璃条は思わず大笑いしてしまいましたが、なんだか鳥に乗ってる
疾風の姿ってかわいいですね。
疾風「くっそー 今に見てろよ! 満月になれば1日だけ人間の姿に
戻れるんだからなっ」(りぼん2011年8月号・P.474の3コマ目)
人間の姿になったら、疾風は瑠璃条とどう接するつもりなのだろう?
かえるの姿と違って目立つし。事情を知らない人が見たら男女が山奥で
ラブラブなことをしているようにしか見えないです。
人間の姿になったらここまで来るのが大変だな。鳥の背中に乗ることが
できなくなりますから。
※瑠璃条の体を見ながら
疾風「本当にこいつ姫さんの人形なのか!? 姫さんはなんかこう
可愛らしい桜っていう感じだけど 瑠璃条はまるで妖艶(ようえん)
な薔薇(ばら)だ」(りぼん2011年8月号・P.475)
色っぽさはどう考えても瑠璃条のほうが上ですよね。百合姫もたぶん
勝てないと思う。瑠璃条は槐(えんじゅ)が作ったのですが、桜姫の代わりを
作ろうとしたけど完璧に同じものを作ることはできなかったから雰囲気が
変わったのかな? れとも槐が考える桜姫の理想の姿を具現化したものが
瑠璃城なのだろうか?
琥珀「疾風? どこへ行くでござるか」
(りぼん2011年8月号・P.476の2コマ目)
疾風「どこって!? どこって どこって…ホラ水浴びだよ!!」
(りぼん2011年8月号・P.476の4コマ目)
動揺しすぎだろうwwwwwwwwww どう見ても浮気がバレそうになった
旦那さんにしか見えない。ここで琥珀にどう答えていいのか思いつかなかった
んだろうなぁ。何日も連続してでかけたりしたら怪しいと思われるとか
いうことは考えなかったのだろうか?
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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十三話「薔薇と蛙物語」(りぼん2011年8月号)感想 その3
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