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2011年9月

2011年9月30日 (金)

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その7

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

  • 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その6
    ↑のつづき
  • ○琥珀と決別した疾風

    ※琥珀の告白を受け入れなかった件について
    疾風「でも 自分に嘘はつけなかった 俺が悪い
    なにもかも全部 俺が悪いんだ

    (りぼん2011年10月号・P.420の2-3コマ目)

     まぁでも瑠璃条への恋心を隠して琥珀と付き合うよりはよかったの
    かもしれないな。琥珀のことが好きなフリをしてつきあっていても疾風は
    楽しくないでしょうし、琥珀だってそんな状態で疾風に優しくしてもらっても
    うれしくないでしょう。表面上は琥珀に優しくしてあげていたとしても
    態度や表情にやっぱり出ちゃうだろうし。そもそも槐の陣営が桜姫の側に
    攻撃をしかけてきた時に瑠璃条を攻撃できない疾風を見て琥珀がおかしいと
    思わないわけないです。

     琥珀と疾風が恋人同士としてある程度過ごしてから、疾風の瑠璃条への
    恋心が明らかになったりしたら、双方の心の傷は今よりもっと深くなった
    はず。琥珀に黙ってこっそり瑠璃条のところに会いに行ってしまったのを
    発見されてしまう可能性もあるし。つきあい始める前に決着がついて
    よかったでしょう。

    疾風「俺が 瑠璃条に恋したから
    (りぼん2011年10月号・P.420-421)

     報(むく)われる可能性が極めて低い恋なんだよな…なにしろ相手は
    敵の主要人物、疾風が忍の者としての立場を保ちながらつきあうのは
    ほぼ不可能に近いです。瑠璃条と付き合う為には月泉水を飲んで
    槐の仲間になるしかないです。

    ○瑠璃条とひと時を過ごした川へ向かった疾風

    疾風「瑠璃条!! 瑠璃条いるのか!? いるなら返事してくれ!!
    (りぼん2011年10月号・P.422の1-2コマ目)

     浮気相手を必死に探している人にしか見えないwwww
    あ、もう浮気じゃないか。

     わざわざ槐に発見されるかもしれない密会現場に戻ってまで
    探そうとするのなら、もう月泉水をかけてもらった時につきあって
    下さいって言ってもよかったような気がしてきますが、瑠璃条に
    突き飛ばされてしまったからそんなことを考える余裕もなかったな。

     ただ疾風も一緒に行こうとは言ったけど、仲間にしてくれとは
    言っていないから、さすがに瑠璃条のところに留まるっていう
    決断はあの段階ではできなかったかも。一度帰って琥珀と話をして、
    琥珀に告白をされた時に初めて自分の瑠璃条に対する恋心を自覚した
    のかもなぁ。人間、一度距離を置いてみないと分からないことも
    ありますし。

    疾風「瑠璃条どこだ!? 俺だ! 疾風だ!!
    (りぼん2011年10月号・P.422の4コマ目)

     今ここに槐が現れて「仲間になるなら瑠璃条とつきあってもいい」
    とか言われたら速攻で月泉水を飲んじゃいそうな勢いだな(w

    もう槐に発見されてもかまわないのかも。

     桜姫のところで忍の者として仕事をするとなると琥珀の顔を見なくては
    いけないから気まずい…というかつらいし、いっそのこと槐の側に
    ついたほうが精神的に楽なのでは!? 大好きな瑠璃条と一緒に過ごせるし。
    別に槐は瑠璃条のことを恋人としてみているわけではないだろうから
    疾風と瑠璃条がつきあったとしても邪魔はしないでしょう。それどころか
    むしろ裏切る可能性が低い状況が生まれるから歓迎するかも。

    ※疾風が人間の姿に戻れた件について
    疾風「君があの時 くちづけてくれたから だから奇跡が
    起きたんだよ瑠璃条……
    」(りぼん2011年10月号・P.424-425)

     瑠璃条のあのキスにどんな効果があったのかは確かめようが
    ありませんが、少なくとも疾風の人生を変えてしまう効果があったのは
    間違いないですね。

    種村有菜さん参加の東日本大震災チャリティー同人誌「pray for japan」の感想
    「種村有菜ミニギャラリー」に行ってきました(紀伊國屋書店新宿南店で開催)
    種村有菜さんの同人CD「純愛天使」を買ってきました(コミックマーケット79・1日目)
    種村有菜さん15周年記念、アニメイト限定ペーパー「枕草子」をもらってきたので感想を
    【イ・オ・ン】の感想 まとめはこちら
    「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら
    【白薔薇学園ヴァンパイア・ローズ】りぼんファンタジー増刊(2009年)掲載・種村有菜さん作、感想 その1
    【天使の金貨メイプルローズ】〔種村有菜さん〕春の大増刊号 りぼんスペシャル(2010年) 感想 その1

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    2011年9月29日 (木)

    【赤ずきんチャチャ原作】〔彩花みんさん〕23話「鍾乳洞の怪物にゅうにゅうの巻」感想 その2

    【赤ずきんチャチャ(原作・単行本1巻から4巻)】←今までの感想のまとめはこちら

    【赤ずきんチャチャ(原作・単行本5巻から8巻)】←今までの感想のまとめはこちら

    【赤ずきんチャチャ原作】〔彩花みんさん〕23話「鍾乳洞の怪物にゅうにゅうの巻」感想 その1
    ↑のつづき

    ○「にゅうにゅう洞」見学をすることなったうらら学園の一同

     鍾乳洞「にゅうにゅう洞」の見学をすることになったうらら学園の
    みんな、進級した途端に校外活動ばかりになっていますが、教室で
    おとなしく本を読むような生活はチャチャ達には似合いませんね。

    ラスカル「ガキどもーっ コースから外れて迷子になるなよーっ!!
    ちゃんと私の後をついて来いーっ!!
    」(5巻・P.5)

     どう見てもネタ振りにしか見えないwww 「やるなよ! 絶対にやるなよ!」
    みたいな感じで。チャチャ達は別に指示を破ろうとか考えたりしている訳
    ではないのに、なぜか毎回いろんなことが起こるんだよなぁ。チャチャ達は
    どうも危険を呼び寄せる不思議な力があります。

    ラスカル「おまけに この鍾乳洞の地底には怪物にゅうにゅうが
    生息しているといううわさだ まちがって転がり落ちたら
    とって食われるぞ!!

    (5巻・P.6の1コマ目)

    なんでそんな危険な場所に学校行事で行くんだよwww

      …と思ったけど、よくよく考えたら校舎を魔法で全壊させる生徒
    とかもいるからもともと危険な環境で勉強をしてるんですよね。チャチャ達を
    退学させないと安全にならないな。

    ○リーヤ、マリンちゃんに地底に突き落とされる

    マリンちゃん「リーヤくん こわーい!! 怪物がいるんですってよーっ!!!
    (5巻・P.6の3コマ目)

     リーヤはどうがんばってもマリンちゃんにいじめられる運命なんですよね。
    マリンちゃんは全くいじめているという自覚がないのがすごいですが。
    人間の姿だったら抱きついてくるし、おおかみの姿に変身したら蹴られたり
    投げられたりする。蹴られる位だったら抱きつかれたほうがマシのような
    気がしないでもないですが、リーヤにマリンちゃんが抱きついている姿を見た
    チャチャとマリンちゃんがけんかを始めてしまうから、結局リーヤは巻き込まれて
    しまうんですよね。

    ※おおかみに変身したリーヤを見て
    マリンちゃん「また この犬ーっ!!!」(5巻・P.7の1コマ目)

     リーヤは単に走って逃げるのが一番無難なような気がするのですが
    いつもおおかみに変身しちゃうんですよね。今回は失敗してしまいましたが
    過去にはおおかみに変身して逃げ切れたことが何度もありますし。

     マリンちゃんはおおかみリーヤを鍾乳洞のつららにむかって投げつけて
    いますが、仮に本当に犬であったとしても投げちゃだめだろう(笑)

    マリンちゃん「リーヤ君が落とされたですってっ!?
    誰がそんなひどい事を…!!
    」(5巻・P.8の1コマ目)

     自分が抱きついていた男の子がおおかみに目の前で変身したのに
    投げたと自覚してないんて…普通目の前で人間がおおかみに変身したら
    もうびっくりして腰を抜かすレベルの大事件だろう。まぁマリンちゃん自身も
    足が濡れたら人魚になってしまうのですから、この程度のことでいちいち
    驚いてはいられないのでしょうけど。

     リーヤが地底に向かってどんどん流されていってしまうので、後を
    追うことになりました。

    ○怪物「にゅうにゅう」、リーヤを自分の子供と勘違いする

    ※にゅうにゅうがリーヤを抱きしめて離さないので
    ラスカル「うーむ どうやらリーヤを自分の子供とカン違い
    しているらしいな
    」(5巻・P.13の1コマ目)

     どうしてリーヤのことを自分の子供だと勘違いしたのかは後で
    明らかにされるのですが、触った感じとか声で気がつかないのか???

     ミルクを与えられておとなしくなったりしているのがリーヤ
    らしくていいですね。怪物に捕らえられているという緊迫感が
    ないですが、リーヤはこれまで何度も怖い思いをしているから
    この程度のことなど恐怖のうちに入らないのでしょう。

    しいねちゃん「あいつ にゅうにゅうに養子にやったことにして
    帰りません?
    」(5巻・P.14の2コマ目)

     ひどいwwwwwwwwwww でもこの場からさっさと帰るっていうのも手
    かも。チャチャ達がにゅうにゅうの前から立ち去ればリーヤもチャチャ達と
    一緒に行こうと思って、にゅうにゅうの手から離れようとするでしょうし。
    リーヤは怪力だから、自力でなんとかできる…はず!?

    ※にゅうにゅうに対して
    チャチャ「お願いリーヤを返して リーヤは…リーヤは私の……
    一番大切なわんわんなの
    」(5巻・P.14の3-4コマ目)

     「一番大切な」でしいねちゃんが傷つき、「わんわん」でリーヤか
    傷ついてる(w チャチャは自分が効率良く攻撃したという自覚が
    ないようですが。リーヤは犬扱いされたから傷つくのも理解できるけど
    しいねちゃんはむしろよろこんでもいいはずでは??? 恋の相手として
    ではなくあくまでも犬として大切だと言っているのですから。

     にゅうにゅうからリーヤを取り戻すため、本格的に動くことになりました。

    ↓つづきはこちら
    【赤ずきんチャチャ原作】〔彩花みんさん〕23話「鍾乳洞の怪物にゅうにゅうの巻」感想 その3

    【「赤ずきんチャチャN」の感想や原作の復習】←今までのまとめはこちら

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    2011年9月28日 (水)

    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.23(りぼん2011年10月号)の感想 その5

    【「ひよ恋」の感想】←今までのまとめはこちら

  • 【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.23(りぼん2011年10月号)の感想 その4
  • ↑のつづき

    ○広瀬に伝わっていなかった? ひよりの告白

    ※花火大会の日のひよりの告白について
    広瀬「あの時 言ってくれたことうれしかった ひよりん
    勇気 ふりしぼって 言ってくれたもんな

    (りぼん2011年10月号・P.234)

     だったら早く返事をしてあげればよかったのに。まぁ返事を
    しようとしたら淳平やりっちゃん、コウくんと出くわしてしまった
    から機会を逸してしまっていたのでしょうけど。

    広瀬「『広瀬くんは 大切な友だち』だって。」
    (りぼん2011年10月号・P.235の1コマ目)

     伝わってなかったwwwwwwwwwww ひよりが悩んだ日々は
    一体何だったのだろう? これじゃ広瀬が告白の返事をメールや
    電話でもくれなかったのも納得。だって告白されたという認識が
    なかったのですから。登校日の朝にいつもと全く態度が変わらなかった
    のも当然でしょう。

     …と思ったけど、広瀬の235ページの4コマ目の表情を見ると
    誤解していたフリをしてひよりをロッカーから引きずり出した
    可能性も全くないとは言い切れないな。ひよりの告白の後の広瀬の
    態度はちょっと真剣な感じでしたし。ただ広瀬がそこまで器用なことが
    できるかと問われるとちょっと苦しいのも事実(笑)

    ひより「ちっ 違う 私が あの時言ったのはー…
    (りぼん2011年10月号・P.235の2コマ目)

     さすがにひよりも黙っていられなくなり、ロッカーの扉を
    あけました。必死の思いで言ったことが伝わってなかったの
    ですから、本能的に反論したくなったのでしょう。

    ○ひより、改めて告白

    ひより「…私 広瀬くんがすき…っ」
    (りぼん2011年10月号・P.236-237)

     改めて告白のやり直しをしたひより。クラスのみんなが見ている前
    で告白とか大胆だな。ひよりは感情が高ぶると周りの状況など
    関係なくなるからな。

    広瀬「なんで 泣くんだよ うれしいって言っただろ!?
    どんだけだよっ」(りぼん2011年10月号・P.238の1コマ目)

     ひよりに対して「どんだけ」って突っ込み始めたらもう
    突っ込みだけで時間がかなりかかりそう。ひよりが泣きたくなった
    気持ちはよく理解できます。ここに至るまでの心の中でひよりは
    戦い続けてきたのですから、落ち着けと言われても無理でしょうし。

     ひよりが初めてみんなの前で自己紹介した時には、こんな日が
    高校在学中にやってくるなんて想像できなかったよなぁ。

    ○広瀬、ひよりの告白を受け入れ

    広瀬「~~~~っとに だから…オレも ちゃんと返したいと
    思ってる
    」(りぼん2011年10月号・P.238の2-3コマ目)

     決して器用とはいえない広瀬にとってこういう時に何か言うのは
    きつそうですね。後ろにみんながいるし。

     ひよりは全く計算なんてしてなかったけど、みんなが見ている前で
    告白をすれば広瀬も何かを言わざるを得ないんですよね。ここで
    ひよりの気持ちを受け入れなかったりしたら広瀬は悪者
    になりそう。

     …ああ、なんだか急にひよりが腹黒い子に見えてきたwww

    広瀬「"友だち"じゃなくて ひよりんのこと真剣に考える
    (りぼん2011年10月号・P.239の2コマ目)

     ざわ…ざわ…

    広瀬「『オレと付き合って』ってこと!」
    (りぼん2011年10月号・P.241の1コマ目)

     キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!

     …っていう気分にならないから不思議(w ヒロインが告白
    されるなんてりぼんに連載されている作品なら一大イベントなのに。

            広瀬いいのか!?

     こんな面倒な子とつきあったりしたら、後々やっかいだぞ。
    何かある度に泣いたりしそうだし、もし別れ話を切り出したり
    しようものなら、何が起きるか予測ができないです。

     広瀬は今までひよりに恋心を寄せているような素振りを
    見せたことがなかったですが、どこでひよりに対して想いを
    寄せるようになったのだろう? 

     広瀬は他の女の子からも告白をされてます。妃もその一人
    ですが、彼女達はダメでどうしてひよりはいいのか謎だ。

     もしひよりの想いを拒絶したらひよりが傷つくから
    仕方なく受け入れたのだとしたらお互いにとって幸せでは
    ないようなしてならない。

    礼奈「ひよりん 返事返事!
    (りぼん2011年10月号・P.242の2コマ目)

     礼奈もすっかり応援団だな。コウくんがいつもと全く
    変わらない表情ですが、こんなことに興味がなさそうな
    キャラなのにちゃんとひよりの告白シーンを腕組みしながら
    見てるのが面白い。なんだかんだいっても気になるのかも。

    みったん「今っ いいところなんです!!
    (りぼん2011年10月号・P.243の1コマ目)

     みったん泣くなwwwwwwwwwwwwwww …っいうか早く集会に
    誘導しろよ。まぁこの状況を壊したくないっていう気持ちは
    分からないでもないけど。

    ひより「よ…っ よろしくお願いします
    (りぼん2011年10月号・P.243の2コマ目)

     これでめでたしめでたしっていう気がしない(笑)
    どう考えてもまだまだ波乱がありそう。

    広瀬を狙っている女の子は他にもたくさんいますが、ひよりが
    その子たちから何か言われたりしないのだろうか? まぁ同じクラスの
    子はいい子ばかりだから大丈夫と思うけど。

    「りぼん春のサイン会ツアー2011」(第1弾新宿・雪丸もえさん、津山ちなみさん)に参加してきた感想

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    2011年9月27日 (火)

    【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その6

    【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

  • 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その5
    ↑のつづき
  • ○疾風、琥珀の告白を拒絶

    ※琥珀の告白を受けた際の疾風の心の中
    疾風「嬉しいよ琥珀 好きだ 俺も同じ気持ちだよ…って
    少し前なら言えたのにー…
    」(りぼん2011年10月号・P.417-418)

     本当に惜しかったな。瑠璃条といちゃいちゃするようになったのは
    ちょっと前だったので、その時までに告白していたら、瑠璃条と
    出会ったとしても瑠璃条に恋心は抱かなかったかもしれないのに。

     …と思ったけど、疾風の瑠璃条に対する反応を振り返ってみると
    浮気をした可能性があるか(w

     疾風は瑠璃条に心を奪われましたが、全く同じ見た目をしている
    桜姫には恋心は抱いてなかったですよね。瑠璃条の性格や生い立ちに
    強く惹かれたのかもしれません。

    琥珀「はや…」(りぼん2011年10月号・P.418の2コマ目)

     疾風があまりにも悲しい顔をしていたので戸惑う琥珀。まさか
    こんな反応が返ってくるなんて思わないよな。喜んで抱きついて
    きてもおかしくなかったのですから。前にも書かせていただきましたが
    琥珀は自分の気持ちが受け入れてもらえることが前提だった
    はずですから。

    疾風「ごめん もう俺は 琥珀の気持ちに応えられない…」
    (りぼん2011年10月号・P.418の3-4コマ目)

     あっさり拒絶した疾風。琥珀の心を傷つけたくないとか言って
    あいまいな態度でごまかしたり、二股をかけたり、とりあえず
    その場から逃げてロッカーに立てこもったりせず、正面から
    受けとめたのはいいと思うけど、本当に残念な結果に終わりましたね。

     瑠璃条とつきあうけど、琥珀に対してはこれまで通り仲の良い
    幼なじみでい続けて欲しいとかいう図々しい要求とかもしないで
    よかった。今はつらいけどもう恋が成就する可能性がないのであれば
    こうやってきっぱり言われたほうが次に進めますし。

    疾風「ごめん…!!」(りぼん2011年10月号・P.419の1コマ目)

     こう言って琥珀の前から走って逃げていった疾風、もう余程の
    ことがない限り二度と昔のような関係に戻れないのか…琥珀が
    カエル姿の疾風と楽しく過ごしていた頃が遠い昔のようだ。

    疾風「なんで…だよ」(りぼん2011年10月号・P.419の3コマ目)

     この言葉は琥珀と読者が言いたくて仕方がない(笑)

    琥珀はどうして自分が振られたのか意味が分からないだろう。今まで
    自分に対して向けられていた好意的な視線は何だったのか?という
    話です。最初からいろんな女の子に声をかける感じの軽い
    男の子だったら、琥珀もある程度心の準備はしていたでしょうけど。

    疾風「なんでこうなるんだよ あんなに好きだった琥珀を傷つけて
    どうするんだよ俺は…!
    (りぼん2011年10月号・P.420の1コマ目)

     マジでどうするんだよwwwwwwwwwww もう居場所がないのでは?
    こんなことをやって桜姫のところに帰るのはちょっと気まずいでしょう。
    まだ瑠璃条と密会していたという事実がバレたという訳ではないので
    忍の里に戻れなくなったりすることはないとは思いますが、疾風の
    性格を考えると何食わぬ顔をしてみんなのところに帰ったり
    するかな? 少なくとも琥珀とはもうまともな会話はできないですね。

     槐が瑠璃条を生み出し、その瑠璃条に疾風を奪われた…間接的に
    琥珀は槐の攻撃を受けたようなものだな。

    ↓つづきはこちら
    【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その7

    種村有菜さん参加の東日本大震災チャリティー同人誌「pray for japan」の感想
    「種村有菜ミニギャラリー」に行ってきました(紀伊國屋書店新宿南店で開催)
    種村有菜さんの同人CD「純愛天使」を買ってきました(コミックマーケット79・1日目)
    種村有菜さん15周年記念、アニメイト限定ペーパー「枕草子」をもらってきたので感想を
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    【白薔薇学園ヴァンパイア・ローズ】りぼんファンタジー増刊(2009年)掲載・種村有菜さん作、感想 その1
    【天使の金貨メイプルローズ】〔種村有菜さん〕春の大増刊号 りぼんスペシャル(2010年) 感想 その1

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    2011年9月26日 (月)

    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.33(りぼん2011年10月号)感想 その4

    【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.33(りぼん2011年10月号)感想 その3

    ↑のつづき


    ○杏菜のTシャツに書かれた寄せ書きの内容

     写真部員が写真甲子園で着用することになるTシャツに5組の生徒が
    応援メッセージを書きましたが、せっかくのなのでその内容の一部を
    見ていきたいと思います。

    勝つのは新越」(りぼん2011年10月号・P.379の2コマ目)

     これは定番の中の定番。戦いに行く以上は勝つということを信じて
    全力でぶつからないと相手に対して失礼です。ただ杏菜や菜花、絢ちゃんは
    本気で勝とうと思っているのかはちょっと分からないんだよな…特に杏菜は
    日向から話しを聞けるという喜びが大きいのと、日向に颯のことを
    信用させて距離を置くということを解除してもらいたいという思いが
    強いから、正直本戦に出場が決まった時点でもう願いは叶って
    しまっているんだよな…

     
    本戦で戦うという意識をどこまで維持できるか疑問だ。

     写真甲子園というものがどういう大会であるかということすら知らなかった子達が
    大会の重さを知った後にどんな写真を撮るのかということに非常に大きな
    興味があります。

    新潟ファイヤー!!」(りぼん2011年10月号・P.379の2コマ目)

     杏菜達は学校の代表というだけでなく地域の代表でもあるんですよね。
    商店街とかに応援の横断幕とか出たら杏菜はどうするんだろうwww まぁ
    それほど知名度が高い大会でもないから優勝でもしない限りあまり
    街が盛りあがるということはないとは思いますが。

    がんばってください。」(りぼん2011年10月号・P.379の2コマ目)

     つまらんwwwwwww
     
     …でも私がもし杏菜のTシャツに何か応援メッセージを書くと
    するならばこう書くと思うので、書いた子のことをバカには
    できない(w

    「優勝キタコレ!」(りぼん2011年10月号・P.379の2コマ目)

     ktkr!!!
     

    皆のパワー もってけ」(りぼん2011年10月号・P.379の2コマ目)

     杏菜はこれまでクラスのみんなから応援されて何かをやるという経験はなかった
    でしょう。このTシャツは何かつらいことがあった時に見ると勇気が出そう。
    大会が終わってもお守りの代わりになりそうですね。

    「おまえら最高!」(りぼん2011年10月号・P.379の2コマ目)

     杏菜は同性の親友ってあまりいなかったですよね。瑠衣や妃は親友って
    いう感じでもなかったですし。菜花と絢ちゃんは杏菜にとって貴重な
    同性の親友になりそう。一緒に戦った仲間は「戦友」ですから、ただ単に
    クラスが同じ子より感情移入しやすいです。今回の北海道行きで絆(きずな)が
    さらに深まりそう。

    北海道のみやげよろしく(笑)」(りぼん2011年10月号・P.379の2コマ目)

     そうですね。これだけ注目された中で送り出してもらったのですから
    おみやげは必要でしょう。一番良いおみやげはやはり優勝だろうなぁ。
    あとは包装紙に北海道に関連したことが印刷されているだけのおまんじゅう
    とか(w

     北海道のおみやげっていうと白い恋人とカニしか思いつかない。最近は
    地域限定のキティちゃんグッズもあるのですが、クラス全員に買うのは
    きついよなぁ。カニも高校生が買うのはちょっときついし。

    南を甲子園につれてって」(りぼん2011年10月号・P.379の2コマ目)

     これ書いた奴誰だwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

     杏菜は元ネタ分かるのかな???

    ○颯、杏菜のTシャツに応援メッセージを寄せる

     杏菜、颯に応援メッセージを書いてもらえなかったことがかなり
    ダメージとなっているな。距離を置く期間中なのだから、仕方がない
    のですが、頭で分かっていても心がついていかないのでしょう。

     日向とくっつきたいけど、颯とも距離を近くしたいっていう心理は
    本当に何なのだろうな。

     Tシャツを着用した状態で背中に寄せ書きをしてもらっている時の
    杏菜の表情がなんとも言えない。ここだけ見たら杏菜は颯に恋をしている
    ように見えるよなぁ。

     全く同じ状況で日向が杏菜のTシャツに寄せ書きをした場合に
    どんな表情を杏菜が見せるのかすごく興味がある。

    颯「あ 日向には見せろよ 日向への応援だから ソレ
    (りぼん2011年10月号・P.383の2コマ目)

     日向への応援だったら、日向に応援メールだせよwwwwwwwww
    全く素直じゃないな。

     でもこれが颯なりの応援方法なのでしょう。

    ↓つづきはこちら
    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.33(りぼん2011年10月号)感想 その5

    春田ななさんのサイン会に参加してきました!!! (2010年10月2日新宿開催)

    【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら

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    2011年9月25日 (日)

    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.23(りぼん2011年10月号)の感想 その4

    【「ひよ恋」の感想】←今までのまとめはこちら

  • 【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.23(りぼん2011年10月号)の感想 その3
    ↑のつづき
  • ○広瀬に告白をしたのを後悔するひより

    ひより「どうしよう なんであんなこと言っちゃったんだろう
    まだ 心の準備も何もできてないのに…」

    (りぼん2011年10月号・P.228の2-3コマ目)

     では「心の準備」とやらはいつできるのかな?

     
    ひよりのこれまでの態度を見ているとどう考えても心の準備が
    すぐにできるとは思えません。あれこれ考えているうちに、結局進級…
    そして気がついたら卒業とかになっちゃうよ。とにかくひよりは恋愛に
    関して考えすぎる性格ですから心の準備なんてたぶんできないでしょう。

     広瀬に告白を出来る唯一の機会をひよりは逃さなかったのかもな。
    もし一瞬でも花火大会の時に躊躇(ちゅうちょ)していたらひよりは自分の
    気持ちを広瀬に伝えることなどできなかったかも。

     しかしひよりはこれから先どうするつもりだ? 広瀬の返事は
    聞きたいけど、何を言われるか分からないから怖いなんて。
    返事を聞かないでこの日は逃げ切ったとしても、そうしたら今度は
    広瀬はどんな返事を返してくれたのかということが気になりだすだろうし。

     告白の返事は一度聞いてしまえばもうそこで悩みは終わるのですから
    立ち止まって聞いてしまいましょう。

    ひより「何て 言われるんだろう 怖いー…」
    (りぼん2011年10月号・P.229の4コマ目)

     しかしひより足が速いなwwwwwwww 広瀬が結構本気で追っかけてる
    じゃん。
    教室から飛び出して脱兎(だっと)のごとく走るなんていう
    目立つようなことは頼まれてもやりたくないよ。ひよりは目立つのが
    苦手なのに、時々すごいことをやらかすよな。思いつめると何をするか
    分からないタイプの子のようです。

     このままずっと逃げるつもりなのだろうか…

    ○広瀬、ひよりを捕まえるも再び逃げられる

    広瀬「ひ…ひよりん 逃げないで話聞けって…つ
    (りぼん2011年10月号・P.230の4コマ目)

     思いっきり抱きしめて止めたことから周りから誤解されている
    ようですがほんの一瞬の隙(すき)をついて、再びひよりは逃亡。

     普通体をつかまれたらもう逃げるのをやめるだろう。よっぼど
    怖かったんだろうな。ここまで面倒な女の子とつきあいたいという
    男の子ってどのくらいいるのだろう? 何かあったら逃げ出してしまい
    自分の殻に閉じこもってしまうような子とまともに会話なんて成立
    しませんが? そもそもロッカーに立てこもっている時点でドン引き
    するのが普通。ちょっと近寄りにくい存在だよ。

     で、最終的にひよりが逃げ込んだのはその定位置のロッカー内。さすがに
    見てるだけでイライラしてくるな。もうこのロッカー蹴飛ばしちゃえよ(w
    相手にするから逃げたり、いろいろ考えたりするんだから放置して
    おけば嫌でも解決するよ。それで広瀬と仲良くなれなくても自己責任じゃん。

     ひよりは一体何がしたい? 広瀬とつきあいたいけど、広瀬の言葉は
    聞くのは怖いと言って逃げまわってしまうんじゃ正直周りも迷惑でしょう。

     逃げ回っているのだから、どんな結果が出ても受け入れる覚悟があるのか
    と思ったら、広瀬が他の女の子とつきあうのは絶対嫌なんだろう?
    もう救いようがないな。

    ひより「もう…広瀬くんきっと あきれてるー…」「りっちゃんにも
    おこられる
    」(りぼん2011年10月号・P.231の5コマ目)

     広瀬はともかく、読者のほうがあきれてますからwww

     ひよりは体は子供だけど、考えていることも子供だった…
    この年になって「おこられる」とかないわ。こんな結果を招いたのは
    自分自身が教室を飛び出すなんていう奇行をしたのが原因なのに。

     自分がやっていることはおかしいということはわかっているのですが
    結果が分からず怖いものから逃げたいという気持ちを自分自身の力で抑える
    ことができないのでしょう。

     広瀬はこんな奴無視すればいいのにって思うのですが、広瀬は逃げる
    ことなくロッカーの前で説得工作を始めます。

    ↓つづきはこちら
    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.23(りぼん2011年10月号)の感想 その5

    「りぼん春のサイン会ツアー2011」(第1弾新宿・雪丸もえさん、津山ちなみさん)に参加してきた感想

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    2011年9月24日 (土)

    【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その5

    【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

  • 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その4
    ↑のつづき
  • ○琥珀、ようやく呪縛から解放

    琥珀「ごめんね…ずっと 疾風 ごめんなさい…!
    (りぼん2011年10月号・P.414の1コマ目)

     「ごめんなさい」の言葉をなかなか言えなかったのは
    ただ単に強がっていたとかではなく、あまりにも結果が重大
    だったので、謝罪の言葉が見つからなかったのかも。
    なにしろ疾風が
    カエルの姿のまま戻らないなんていう事態を引き起こしたのですから
    どんだけ言葉で謝ってもどうにもならないでしょう。

     でもこれでよかったのかもな。疾風にしてみれば好きな女の子
    (瑠璃条と親密になる前)がずっと罪悪感に苛(さいな)まれて落ち込んで
    いる姿なんて見たくなかったでしょうし。カエルの姿にされる前の時の
    ような態度で普通に接してくれたほうが疾風としても精神的に楽だった
    でしょう。

     いくら琥珀が落ち込んだところで、自分が元の姿に戻るというわけでも
    ないですし。同じ時間を過ごすのであれば楽しい気分で過ごしたほうが
    断然いいです。毎日謝られたり泣かれたりしたらそれだけで気分が
    滅入(めい)ってきます。

    疾風「いいって もう気にすんなよ 俺けっこう蛙(かえる)の姿
    気に入ってたしさ
    」(りぼん2011年10月号・P.414の3コマ目)

     カエルの姿のおかげで鳥の背中に乗って
    瑠璃条に会いにいけたからな(w


     人間の姿だったら絶対に行くことができないような場所にいけたり
    したし、疾風が「気に入ってたしさ」という言葉に嘘はないと
    思います。実際特にカエルの姿にされたことについて悩んでいた様子は
    なかったですよね。

     もっともカエルの姿になってしまう術をかけたのが琥珀ではなく
    別の忍だったとしたらまた違った反応をしたのかもしれませんが。
    好きな人の失敗はある程度許したくなるっていうのもあるんだろうな。

     しかしもう疾風のカエル姿は見ることはできないのか…疾風といえば
    カエルっていうイメージが頭に焼きついているから、ちょっと寂しいな。
    月泉水の効果が切れて、突然カエルの姿になっちゃったり、琥珀が
    再びカエルの姿になってしまう術を疾風にかけたりした場合は
    別なのでしょうけど、さすがに疾風も二回目は嫌だろうな(笑)

    疾風「ほら琥珀立って 話はゆっくり中で
    (りぼん2011年10月号・P.414の5コマ目)

     結局ゆっくり話をする機会はなかったのですが、琥珀が特に
    何もいわずに中に向かって行ったら疾風は何を話すつもりだった
    のだろう?
     術が解けた時の状況に触れないわけにもいかない
    だろうし。まさか瑠璃条と密会していたことは話すわけにはいかない
    ですよね。

     自然に術が解けたとかい嘘をつくのが無難でしょうけど、疾風は
    嘘を上手くつけたのだろうか???

    ○琥珀、遅すぎた告白

    琥珀「あの…あのね 疾風の術が解けたら疾風に言おうって
    決めてたことがあるんだ
    」(りぼん2011年10月号・P.415の4コマ目)

     何で術が解けたのか聞こうとしない理由がなんとなく分かった
    ような気がする。疾風に対して一刻も早く言いたいことがあったから
    もうなんで術が解けたのかなんてどうでも良いことだったのでしょう。
    術が解けたと知った直後にその場で言うのですから、余程この日が
    来るのを待っていたんだろうな…

     琥珀は術が解けたら告白すると決めていたようですが、術を
    解くためには瑠璃条の協力が必要でした。
    疾風と瑠璃条の関係が
    親密にならない限り瑠璃条は協力なんてしてくれないのですから
    琥珀の恋は最初から成就(じょうじゅ)しない運命だったのかも…

     なんでもっと早く告白しなかったのだろう。術が解けたら
    琥珀に対する恋心まで解けてしまったではないか。まさか疾風の
    気持ちが他の人に行ってしまうなんていうことは想定して
    いなかったのでしょうけど、好きだと思ったら一日も早く伝える
    っていうことがいかに大事かがよく分かります。

    琥珀「どうか笑わないで聞いて 私……
    (りぼん2011年10月号・P.415の5コマ目)

     笑うどころか、この後に続く琥珀の言葉を聞いて疾風はとても
    複雑な気持ちになったわけだが…読者の私達からすると、疾風が
    この数日何をやってきたかを知っているから、この後琥珀が味わうで
    あろう絶望感を想像するとかわいそうで仕方がない。

    琥珀「疾風が好き」(りぼん2011年10月号・P.416の1コマ目)

     りぼんに連載されている作品の中で、主要キャラがついに告白を
    するという場面は読んでいるだけで気分が高揚(こうよう)してくる
    ものですが、こんな悲しい告白シーンはなかなかないな。

    琥珀「ずっと ずっと 小さい頃から疾風だけを見てた… でも
    あんな術をかけちゃって 自分が情けなくて 疾風に気持ちを
    伝えることができなかったの…
    」(りぼん2011年10月号・P.417の2コマ目)

     カエルになる呪文は恋を壊す呪文だった…もし術をかけなかったら
    抱き合ったりキスをしたりすることができたのにとかいって
    悩んでいたりしたのかもな。自分のせいで恋が進展しなかったの
    ですから、つらさは大きかったことでしょう。

    琥珀「でも 本当はずっと 疾風が好きだったんだよ
    (りぼん2011年10月号・P.417の3コマ目)

     琥珀は一応告白という形をとってますが、疾風が自分のことを
    好きだというのはまず間違いなく把握しているので、疾風が
    自分の気持ちを受け入れてくれることを前提とした告白
    なんですよね。
    なので疾風が受け入れてくれるかどうかという
    不安な気持ちなんてほとんどなかったはずです。たんなる通過儀式
    程度の認識だったはず。

     なので、結果が自分が考えていたものとは違うものになった時の
    ショックは大きいです。

    ↓つづきはこちら
    【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その6

    種村有菜さん参加の東日本大震災チャリティー同人誌「pray for japan」の感想
    「種村有菜ミニギャラリー」に行ってきました(紀伊國屋書店新宿南店で開催)
    種村有菜さんの同人CD「純愛天使」を買ってきました(コミックマーケット79・1日目)
    種村有菜さん15周年記念、アニメイト限定ペーパー「枕草子」をもらってきたので感想を
    【イ・オ・ン】の感想 まとめはこちら
    「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら
    【白薔薇学園ヴァンパイア・ローズ】りぼんファンタジー増刊(2009年)掲載・種村有菜さん作、感想 その1
    【天使の金貨メイプルローズ】〔種村有菜さん〕春の大増刊号 りぼんスペシャル(2010年) 感想 その1

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    2011年9月23日 (金)

    「つばめのすぅ」1巻、おまけページの感想全般

    【「つばめのすぅ」の感想】←今までのまとめはこちら

    関連
    りぼんマスコットコミックス「つばめのすぅ」1巻が発売!!!
    「つばめのすぅ」1巻、巻末の嘘広告「一斗プロデュース薬用フレグランス」

     単行本を買うと楽しみなのがおまけページ、りぼん本誌を
    読むだけでは分からないことが載っていたりするのですが
    自己紹介のページも結構面白いですよね。

     鳥海りさこさんは今回が初めての単行本ということで、自己紹介が
    載っているのですが、りぼんのイラスト募集に投稿なさったり、
    夏のイベントに行ったりしていたのですか。まさに生え抜きのりぼん作家
    さんですね。ぜひサイン会をやって、逆の立場でりぼんのイベントに
    参加して欲しい☆

     りさこさんが高校時代に作った2005年の年賀状が169ページに掲載されて
    いるのですが、頭だけ鳥の姿をした制服姿の画像を使って
    いたのかwww

     まさに「つばめのすぅ」の誕生を予言するかのようなデザインですが
    すでにこの頃から才能の芽が開花しかかっていたのでしょう。
    今この瞬間にも全国に花が咲くのを待っている才能がきっとある
    ことでしょう。開花することなく埋もれたままとかではもったいない
    ので、まんがを描くのが好きでまんが家になりたい人はどんどん投稿
    して欲しいです。自分では大したことはないと思っていても、他人から
    見たらすごい作品という場合もきっとあるはずです。

     2005年のりぼんを思い出してみると、ラブ・ベリッシュ!とか
    紳士同盟†、STAR BLACKSなどが連載されていた頃か。そんなに前と
    いうような感じはしないのですが、結構時が流れてるんだなぁ。

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    2011年9月22日 (木)

    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.23(りぼん2011年10月号)の感想 その3

    【「ひよ恋」の感想】←今までのまとめはこちら

  • 【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.23(りぼん2011年10月号)の感想 その2
    ↑のつづき
  • ○波乱の登校日

     事の重大さを認識したひよりは不安な気持ちで登校日を迎えることに
    なりました。広瀬がどんな返事をするのか気になって仕方がないようですが
    これまで長きに渡ってずっとあれこれ悩んでいた広瀬に対する想いが届くか
    どうかという運命の日がやってきたのですから、あれこれ考えるなと言っても
    無理な話なのかもしれません。

     その場で返事をもらえればこんな風に悩む心配はなかったのに。その後も
    登校日まで何日かあったのだから、もう少し勇気を出して告白の返事を
    聞くために広瀬を呼び出したりしても良かったような気もしますが
    ひよりにそんなことを要求するのは酷(こく)というものでしょう。

     終わったことをいくら言ってもどうにもならないので、ここは一つ
    頑張って良い結果をもらいましょう。

     ひよりは礼奈に朝のあいさつをされただけで、びっくりしちゃって
    ますが、こんな調子だと広瀬に会った時に大変だぞ…と思ったら
    広瀬の姿が見えたら速攻で逃げ出しててわろたwww ある意味
    平常運転、いつものひよりが復活したのでしょう。この様子を
    見ると本当に花火大会の日に告白できてよかったと思います。その場の
    勢い以外にひよりに告白する勇気を与える燃料なんてないでしょうから
    かなりの確率で卒業ギリギリまで告白なんてできなかったでしょう。

     しかし机にうつぶせになって耳を塞(ふさ)ぐとかそこまで嫌なら
    適当な理由をつけて休んでもよかったような気がしないでもないですが
    ここで休まないところを見るともうひよりは昔に戻ることはなさそうですね。

     休んでしまったら当然ひよりは広瀬から告白の返事をもらえなく
    なってしまうから、せっかくの夏休みの残り期間を不安な気持ちで
    過ごす羽目になってしまいました。
    いろいろ大変とは思うけど、登校日に
    ちゃんと学校に来てよかったよ。

     ひよりは広瀬と話しをするのが怖いから耳を塞いだりしていたの
    ですが、それがかえって目だってしまい…

    みったん「西山さん どうしたの体育館に移動よ」「具合悪いの?
    (りぼん2011年10月号・P.225の3コマ目)
    広瀬「みったん オレ保健室連れてくよ 朝から調子悪そうだし
    (りぼん2011年10月号・P.226の2-3コマ目)

     余計なことをしたらますます事態が悪化したでござるの巻www
    まぁ調子が悪いっていうのはある意味当たってますが。保健室に
    連れて行ってもらえば他の子の目が気にならない環境が手に入るから
    告白の返事を聞く絶好の機会なのに。そもそもひよりの感じを見ると
    広瀬に話しかけることすらきついような状態ですから、広瀬のほうから
    話しかけてくれたなんてある意味運が良いと言えるのに。

     なんだか怖いことから逃げ出すいつものひよりに戻ったな。
    広瀬はひよりに告白されたけど、特に気まずいとかは考えてないよう
    ですね。告白されるのに慣れているからいちいち頭の中が告白で
    一杯なんていうことになってたらやっていけないのでしょう。

    ひより「だ…大丈夫ですっ 私はすこぶる元気です!!」
    (りぼん2011年10月号・P.227の1-2コマ目)

     なぜ逃げるwwwwwww こんなことをやったら余計顔を合わせ
    にくくなるぞ。もう理屈では割り切れない精神状態なのでしょう。
    告白の返事が聞けるとわくわくする気分など全くないのだろうな。

    礼奈「ひよりん 今日なんか変~ 結心 ひよりんと何かあったの?」
    (りぼん2011年10月号・P.227の3-4コマ目)

    ※ありました

     でもこのひよりの変な行動のおかげでひよりが告白について
    本気で考えていると広瀬に伝わったのか。
    走って逃げ出すほど悩んで
    いると知れば当然広瀬もひよりの告白と正面から向き合うしか
    ないでしょうし。

     ひよりは告白の返事を聞く機会を自ら放棄したように見えましたが
    結果として告白の返事を聞く機会を作ることができたのか。もし
    ひよりが逃げ出さなかったらあいまいなまま一日を過ごしてしまった
    かも。

    ↓つづきはこちら
    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.23(りぼん2011年10月号)の感想 その4

    「りぼん春のサイン会ツアー2011」(第1弾新宿・雪丸もえさん、津山ちなみさん)に参加してきた感想

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    2011年9月21日 (水)

    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.33(りぼん2011年10月号)感想 その3

    【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.33(りぼん2011年10月号)感想 その2

    ↑のつづき

    ○杏菜達、Tシャツに寄せ書きをもらう

     写真甲子園開催中に着用するTシャツにクラスのみんなの寄せ書きを
    もらうことにした杏菜達は5組の教室で寄せ書きの募集を始めました。
    Tシャツが3枚共黒板に貼られているのを見ると、1組の絢ちゃんの分も
    一緒にもらうのか。まぁ絢ちゃんが自分のクラスでもらおうと思ったら
    一人でみんなの前で話しをしなくちゃいけないからちょっとハードルが
    高いよね。もしかしたらこの後に絢ちゃんは自分のクラスでも書いてもらうの
    かもしれませんが。

     杏菜は中学時代はクラスの中で目立つようなことは全くと言っていいほど
    やってなかったのですが、写真部に入ってから生活は一変しましたね。
    冗談抜きで杏菜の人生の中でここまで頑張る時期はそんなにないだろうなぁ。

     颯は写真部のTシャツに寄せ書きをするのをあっさり断りました。颯に
    書くように勧めた女の子は思いっきり落ち込んでますが、颯は元々こういう
    キャラなので気にしなくていいよ。別に悪気があるのではなく、ただ単に
    愛想が悪いだけです。颯が機嫌が良くてニコニコしている姿を見たことがない。
    人間だから当然機嫌が良い時もあるはずなのですが、表情や態度には出さない
    のか。杏菜が自分の思ったことを全身を使って表現しているので余計
    無愛想な感じが目だってしまうのかもしれませんね。

     …もっとも杏菜の側(そば)に長い間いたら、イライラすることの
    連続だから機嫌が良い時ってあまりないかwwwwwww

    杏菜「そこのお嬢さん 大丈夫ですよ 颯が断ったのは きっと
    写真部に私がいるからですよ
    」(りぼん2011年10月号・P.376の1コマ目)

     いや、もし杏菜がいるから断ったのだとしたら颯なら平気で3枚のうち
    2枚だけに寄せ書きをすると思う。ただ単に面倒だっただけなのでは?

     平静を装っていた杏菜ですが、なんだか落ち込んじゃってますね。颯にも
    何か書いてもらいたかったのでしょうけど、本当に颯のことも大切な人だと
    思ってるんだな。いい加減日向の一本に絞れば丸く納まるような気が
    してならないのですが、杏菜はとにかく颯との関係維持にも強いこだわり
    があるんでよすね。

    ※一方その頃、菜花が陽多に対して
    菜花「陽多もTシャツに何か書いてもいいよっ
    陽多「なんで上からなんだよ
    (りぼん2011年10月号・P.376の4コマ目)

     ツンデレわろたwwwwwww 書いて欲しいんだな(w
    陽多に何か書いてもらえたら菜花もがんばれそうですし。

     考えてみたら陽多はまんが家なのだから、陽多にTシャツの裏に
    何か絵を描いてもらってもよかったな。今回北海道に行けることに
    なったのは陽多の協力があったからという面が大きいのですから。
    陽多の絵が背中にあれば北海道でも陽多と一緒に戦ってる感じが
    しますし。

     杏菜と絢ちゃんは寄せ書きで、菜花は陽多の絵っていうのも面白かった
    かもな。

    ○日向とメールのやりとりをする颯

     日向から届いたメールを見ている時の颯の表情がなんともいえない
    感じだ。何か深く考えているようですが。日向は颯に北海道に来るように
    勧めていますが、颯は北海道に行かないほうがいいような気がする
    …っていうか日向は自分が杏菜に告白の返事をするっていう緊張感は
    ないのか???

     …もしかしたら杏菜と二人っきりで話をするのが怖いのかな???
    颯がいれば精神的に楽っていうのは分かります。

     本当は3人でとことん話し合ったほうが一番良いのでしょうけど
    颯が北海道にいると杏菜と日向はあいまいな関係を決着させないような
    気がしてならない。北海道に行くかどうかは颯自身が決めるので
    この段階ではなんとも言えないのですが、この後結局杏菜のTシャツに
    寄せ書きをしているところを見ると行かない方向なのかな?

    ↓つづきはこちら
    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.33(りぼん2011年10月号)感想 その4

    春田ななさんのサイン会に参加してきました!!! (2010年10月2日新宿開催)

    【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら

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    2011年9月20日 (火)

    「つばめのすぅ」1巻、巻末の嘘広告「一斗プロデュース薬用フレグランス」

    【「つばめのすぅ」の感想】←今までのまとめはこちら

    関連
    りぼんマスコットコミックス「つばめのすぅ」1巻が発売!!!

     「つばめのすぅ」1巻のおしまいのほうのページに嘘広告が載ってますが
    「一斗プロデュース薬用フレグランス」と題する商品の数々が結構
    面白いです。

     5つの嘘商品が掲載されているのですが、唯一現実の世界で
    実現可能っぽいのが…

    加齢臭」「究極のダンディズムここにあり!! 大人の男を気取る
    ならコレ!!
    」(つばめのすぅ1巻・P.175)

     大人すぎて需要がないだろうwwwwwwwww この嘘広告に載ってる
    商品の中で唯一科学的に実現可能なものですが、ジョーク系の商品として
    売り出せば物好きな人が宴会を盛り上げるための小道具として
    買っていかない…かな??? これって基本的にまだ加齢臭が出てない人に
    使わないと意味がないですよね。

     強いて言えば「9臭」も実現できなくなくもないかも。めんたいこの
    臭いとか九州っぽくない??? 「有名なお土産の香りを混ぜた」と
    いううたい文句が書かれていますが、まぜたらおみやげを入れて
    帰ってきた旅行かばんのにおいと大して変わらないかも(笑)

     「哀臭」「詩臭」は薬品ではどうにもならない。「犯罪臭」はたばこのにおいに
    しておけば、路上喫煙が条例で禁止されている地域で使えばそれっぽく
    ならないかな???

     この中で欲しいのは「詩臭」かな? 良い文が書けるのであれば
    良いりぼんの感想とか書けそうだし。

     この中にないものでも良いのなら幻術が使えるようになるやつが
    欲しい。
    それが出たら結構売れそう。ただ、みんなが幻術を使うように
    なったら、みんな理想の姿になってしまうので、どの人も似たような姿を
    しているつまらない街になっちゃうかも。

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    2011年9月19日 (月)

    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.23(りぼん2011年10月号)の感想 その2

    【「ひよ恋」の感想】←今までのまとめはこちら

  • 【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.23(りぼん2011年10月号)の感想 その1
    ↑のつづき
  • ○ひよりが広瀬に告白をしたと知り驚くりっちゃん

     告白をした次の日の朝、目が覚めた際に一瞬夢ではないかと思った
    ひよりでしたが、大事な物を入れる箱の中に広瀬に買ってもらった
    ひよこのお面が入っているのを見て、夢ではなかったと改めて実感したひより。
    せっかく一仕事をしたのですから、もっと晴れ晴れとした気分になっても
    良さそうな気がするのですが、肝心の返事をもらうまでは心が晴れないのも
    仕方がないことなのかもしれませんね。

    りっちゃん「こっ 告白!? ひよりが!? 結心に!?
    ひより「ハイ」(りぼん2011年10月号・P.219の2-3コマ目)

     取り調べみたいだぞwwww 身を乗り出すりっちゃんとうつむきながら
    小さな声で返事をするひより。りっちゃんにしてみればこんな大事件が
    起こったのですから、それこそ本当に取り調べしたい位の気分でしょう。

    りっちゃん「『すき』って言えたの!?」
    ひより「ハイ…」(りぼん2011年10月号・P.219の3コマ目)

     りっちゃんも最初この話しを聞いた時は信じられなかったんだろうな。
    なにしろ本人が夢ではないかと思うほどあり得ないことが起こったのですが
    何度も聞きなおしたくなるのも無理はありません。何かの聞き間違いでは
    ないかって思うよな…

    りっちゃん「んもー なんで昨日のうちに言ってくれないのっ
    ひより「ご ごめん夢か現実かよくわかんなくなっちゃって…」
    (りぼん2011年10月号・P.220の1コマ目)

     りっちゃんはひよりが広瀬に告白したと知って驚いてましたが
    今回の大事件を一番信じられないのは他でもないひより自身
    だと思う。
    自分が広瀬に告白するなんていうことは簡単にはできないって
    いうことを地球上の誰よりも一番認識していただろうし。

     夢か現実か分からないっていうのが今のひよりの気分をもっとも的確に
    表しているんだろうなぁ。

    りっちゃん「だってさー ひより 花火大会誘うのだって あれだけ
    時間がかかってやっとで………ぶっちゃけ告白するまで
    あと数年かかるな これはって思ってたのに

    (りぼん2011年10月号・P.221の2コマ目)

     りっちゃん泣くなwwwwwwwww でも気持ちは分かる。ずっとひよりの
    側(そば)にいたから、まるで自分のことのようにうれしいのでしょう。
    そういえば花火大会に誘うのすら一苦労だったんですよね。告白のインパクトが
    強すぎて、ちょっと前の出来事なのに忘れてかけていたよ(w

     数年かかるっていう予測をしたのは理解できますが、その頃には
    どう考えてもひよりと広瀬が同じ学校か職場にいる可能性は皆無でしょう。
    高校卒業までに決着をつけることができなかったらまぁ広瀬を恋人に
    することはできなかったな。

    りっちゃん「で で 返事は!?」(りぼん2011年10月号・P.221の3コマ目)

     このもっとも興味がある返事が得られていないから、この話しは盛り上がりに
    欠けるんだよな…帰宅後に「今日はありがとう」ってメールを出すくらいなら
    問題ないのに…っていうか、ここまでがんばったのだから、「今度返事を下さい」
    っていうメールは当然出すべきだったな。

    ひより「やっぱり夢だったのかもしれない…!
    そうだよ私が告白なんて」(りぼん2011年10月号・P.222の1コマ目)

     もっと自信持てよwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
     
     ひよりがこういうことを言うと冗談とは言い切れないから怖いな。
    下手をしたらあれこれ考えるクセがまた出てしまい、結局返事を
    聞くことなく告白がいつの間にかなかったことになりかねないです。

    りっちゃん「現実逃避しないで 登校日にもう1度話してみなよ!」
    (りぼん2011年10月号・P.222の1コマ目)

     逃げられないのか。ちょうど良いタイミングで学校に行く日がやって
    くるんだな。ひよりはすっかり忘れていたようですが、花火大会と
    広瀬への告白で頭の中が一杯でそれどころではなかったんだろうな。

    ↓つづきはこちら
    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.23(りぼん2011年10月号)の感想 その3

    「りぼん春のサイン会ツアー2011」(第1弾新宿・雪丸もえさん、津山ちなみさん)に参加してきた感想

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    2011年9月18日 (日)

    【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その4

    【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

  • 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その3
  • ↑のつづき

    ○琥珀、疾風のカエルになってしまう術が解けたと知る

    ※疾風が夜になってから帰ってきたので
    琥珀「疾風! こんな時間まで何やってたの!? もう夜でござるよー!!
    (りぼん2011年10月号・P.411の1コマ目)

     瑠璃条といちゃいちゃしてました。

     これが琥珀と疾風が余計なことを考えないで話ができる最後の機会だった
    のかな…すっかり暗くなってから帰ってくるとか怪しすぎるのですが、疾風の姿の
    インパクトが大きすぎたので、深く追求はされませんでした。もしカエルの姿の
    ままだったら疾風は言い訳を考えるのが大変だったかも。ここのところ突然どこかに
    行ってしまうということについて、琥珀は怪しいと思っていたのですから。桜姫が
    参内する日に理由も告げずに持ち場を離れるとかどんな理由があるにしても
    許されないでしょう。

     疾風がいなくなったから、一生懸命探していたんだろうな…まさか
    疾風があんなことをやっているとも知らずに。

     桜姫は疾風がいなくなったことについてどう思っているのだろう? 帝との
    会談のことで頭が一杯でそれどころではないのかもしれませんが。

    疾風「琥珀…姫さんの参内に同行したんじゃ…
    (りぼん2011年10月号・P.411の2コマ目)

     お前もその任務を負っているのではないか?wwwwwwwwww

     琥珀はいないと思って安心して帰ってきたら鬼のような顔をしていたで
    ござるの巻。

     本来だったら当然疾風もその任にあたらないといけないのですが、もはや
    忍びとしての仕事をする気はないようです。好きな人ができると人間って
    こうも変わってしまうものなのか。

     疾風はそもそも本当に琥珀のことが好きだったのだろうかと思いたくも
    なります。さすがに嘘だったということはないのでしょうけど、こうも簡単に
    敵の主要人物になびくのを見るとなぁ。

    琥珀「帝をお守りしている父上から親王様の邸にいるように
    言われて戻ってきたでござる 姫が自分の忍を連れていくのは
    失礼なんだって
    」(りぼん2011年10月号・P.411の3コマ目)

     桜姫にとって帝は決して安心できる相手ではないっていう突っ込みは
    置いておくとして、帝の邸から帰る際に攻撃される可能性はないのか???
    槐にしてみれば警備が手薄な機会を狙って攻撃するだろうし。まぁ桜姫は
    百合姫と違って自分で戦えるし不老不死だから、あまり心配しなくても
    いいのかもしれませんが。

     かつて淡海や中納言が工作員に仕立て上げられていたことがあったから
    帝の側の人物であっても油断できないな、近づいてきたと思ったら
    いきなり毒蛇を使ってくるかもしれないし。

    疾風「ああ…宮中の警備に不安があるみたいに見えるもんな 帝の
    信用にも関わるし
    」(りぼん2011年10月号・P.411の3コマ目)

     宮中の警備って言っても槐が本気で攻めてきたら太刀打(たちう)ちできる
    のだろうか??? 槐が攻撃してきてもなんとかなるレベルの兵隊がいるので
    あればもっと妖古対策に回してください。

     大体桜姫にとって心の支えだった戒を捕らえたのは宮中の奴らなのだが…
    そんな奴らが警備だなんだ言っても信じられない。

    ※疾風が満月でもないのに人間の姿をしているので
    琥珀「あれ…? 人間の姿…? もう今日は満月じゃないのに
    (りぼん2011年10月号・P.412の1コマ目)

     あまりにも自然な感じで現れたし、何より突然いなくなったことに
    対する怒りもあるから、すぐには気づかなかったのですね。

    疾風「術が解けたんだ 俺…もう蛙(かえる)にはならないよ
    (りぼん2011年10月号・P.412の2コマ目)

     どうして解けたのか全く説明をしない疾風。琥珀はどれだけ努力しても
    解くことができなかった術が解けたのですから、どうやって解いたのか
    聞いても良さそうですが、疾風がもうカエルの姿にならないと知った
    よろこびのほうが何倍も大きいから、術を解いた方法について聞く気は
    全くないようですね。

    琥珀「よかった…! よかった疾風…よかった…!!
    もう琥珀…ダメかと思って…

    (りぼん2011年10月号・P.413の5-6コマ目)

     そもそも琥珀のせいでカエルの姿になったままだったのだから
    この日までずっと重荷になっていたんだろうな。その重荷がなくなった
    のですから、瑠璃条は結果として琥珀の心も軽くしてあげたことになります。

     これで終わればめでたしめでたしだったのですが、この後琥珀は
    地獄を見ることになるんだよな…瑠璃条もまさかこんなことになるとか
    想像もしていなかっただろう。純粋に疾風を助けてあげたかっただけ
    だったのに、桜姫を守っている忍に対して精神攻撃をやったことに
    なるのですから。

    ↓つづきはこちら
    【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その5

    種村有菜さん参加の東日本大震災チャリティー同人誌「pray for japan」の感想
    「種村有菜ミニギャラリー」に行ってきました(紀伊國屋書店新宿南店で開催) 
    種村有菜さんの同人CD「純愛天使」を買ってきました(コミックマーケット79・1日目)
    種村有菜さん15周年記念、アニメイト限定ペーパー「枕草子」をもらってきたので感想を
    【イ・オ・ン】の感想 まとめはこちら
    「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら
    【白薔薇学園ヴァンパイア・ローズ】りぼんファンタジー増刊(2009年)掲載・種村有菜さん作、感想 その1
    【天使の金貨メイプルローズ】〔種村有菜さん〕春の大増刊号 りぼんスペシャル(2010年) 感想 その1

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    2011年9月17日 (土)

    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.23(りぼん2011年10月号)の感想 その1

    【「ひよ恋」の感想】←今までのまとめはこちら

    ○ひより、事の重大さに気づく

     りっちゃんからもらった髪飾りが無くなったと思い込んだひより、広瀬も
    一緒に探してくれることになり、駅までわざわざ戻って探したりしたのですが
    なかなか見つからず、広瀬はゴミ箱を漁ってまで探したのですが、結果として
    ひよりの帯のところにひっかかっていたことが分かり一安心。

     これまで広瀬にどれだけ助けられてきたかを再認識したひよりは思わず
    広瀬に告白してしまったのですが…

    ひより「どうしよう 私 いま 思いかけず すごいことをー…
    (りぼん2011年10月号・P.207の3コマ目)

     ひよりが広瀬に告白できるのはこの形以外にはちょっと考えられないので
    告白できて本当によかったです。もし「誕生日に告白しよう」とか「バレンタインの
    チョコを渡す時に告白しよう」とか考えていたりしたら、前の日からあれこれ考えて
    どんどん緊張してしまい、結果として何も言えなかった可能性が極めて高いです。

     今回みたいにごく自然に自分の気持ちが言葉となって
    出てくるのを待つしかなかったんだろうな。
    広瀬とこうやって遊びに
    行くことができる間にその機会がやってくるなんて本当に運がよかったと
    思います。クラスが変わったらちょっときつかっただろう。

     広瀬は何かを言おうとしたのですが、運悪く淳平に発見されてしまい
    何を言いたかったのかは分からないままになってしまいました。告白の
    返事をするつもりだったのだろうか??? 広瀬の表情を見るとひよりが告白を
    したということは認識しているようですが。

    淳平「オレらの誘い断っといて…」(りぼん2011年10月号・P.211の2コマ目)

     中学時代の友達とすでに約束がありましたからね。ひよりが同伴するくらいなら
    問題ないけど、さすがに高校の友達を大挙して連れて行くのは無理があるでしょう。

    淳平「さっきそこでりっちゃんと二戸部に会ってさー
    (りぼん2011年10月号・P.212の2コマ目)
    ひより「あれ? でも今日の昼間に会った時は 花火
    行かないって…」
    (りぼん2011年10月号・P.212の3コマ目)

     あっさりバレたwww 淳平、口軽すぎだろう。でも淳平が黙っていたと
    してもりっちゃんとコウくんが二人で花火を見に行っていたっていうことは
    話題になるかもしれないから、結局バレちゃったかも。コウくんにりっちゃんの
    ことをあれこれ聞く子も出るかもしれないし。

    りっちゃん「尾行っていうか あの…その…っ ちょっと様子を
    見たら帰るつもりだったんだけど…!

    (りぼん2011年10月号・P.213の5コマ目)

     ただ単に淳平がりっちゃんもいたということを話しただけだったら
    後をつけていたということはバレずに済みましたが、ひよりに姿を
    発見されてしまったからな…予定が早く終わったから出先から花火大会に
    寄ったという言い訳もできなくもないですが、コウくんが一緒にいるから
    その言い訳もちょっと苦しいか(w

     ひよりの姿を見失ってしまったからもう帰ろうとしていたのかも
    しれませんね。りっちゃんとコウくんが何を話していたのかちょっと
    興味があるな。ひよりの追跡という話のネタがなくなったあと、どんな
    雰囲気になったのかなぁ。

    ※ひよりの浴衣姿を見て、ひよりに対して
    コウくん「…七五三」(りぼん2011年10月号・P.215の3コマ目)

     コウくんの毒舌、久しぶりにキタ─(゚∀゚)─!!!
    ここのところちょっとコウくんの辛口トークが聞けなくて刺激が少なかった
    ですから。こうやってちょっとチクリという子がやはりひとりはいたほうが
    いいですね。

    りっちゃんひよりに謝ってよー!!」(りぼん2011年10月号・P.215の4コマ目)

     いや、別にけなしてはいないような気もするが(w ひよりもコウくんは
    こういうキャラだって知っているし。もしりっちゃんが花火大会に一緒に
    行ったら間違ってもこの日にひよりが広瀬に告白することなどなかった
    のですから、たまにはりっちゃんと距離を置いたほうがいいと思う。

    広瀬「ハハハッ りっちゃん あんま怒らすなよ!
    コウくん「怒れよ お前も
    (りぼん2011年10月号・P.215の4コマ目)

     コウくんの「怒れよ」って何気ない一言だけど、結構重いと思う。
    広瀬にとってひよりはただのクラスメイトではないっていう自覚を
    促(うな)しているようなものですから。

    コウくんって周りに関心がないような素振りを見せているけど
    実際にはひよりの周辺のことには詳しいよな…まぁ知りたくなくても
    どんどん情報が入ってきちゃうのですが。

     コウくんは結局、広瀬や淳平たちと一緒に花火を見ていますね。なんだ
    かんだ言ってもつきあいはそんなに悪くないな。

    ひより「その日は 結局 広瀬くんと話せないままー…」
    (りぼん2011年10月号・P.217-218)

    いや、よくがんばった。他の子も来ちゃったし、もうこれ以上がんばれと
    言うのは酷(こく)というものでしょう。また日を改めて告白の返事を聞けばよし。

     …ただひよりの性格を考えると自分から告白の返事を聞くのも結構勇気が
    いる作業なんだよなぁ。

    ↓つづきはこちら
    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.23(りぼん2011年10月号)の感想 その2

    「りぼん春のサイン会ツアー2011」(第1弾新宿・雪丸もえさん、津山ちなみさん)に参加してきた感想

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    2011年9月16日 (金)

    りぼんマスコットコミックス「つばめのすぅ」1巻が発売!!!

    【「つばめのすぅ」の感想】←今までのまとめはこちら


    【祝】つばめのすぅ1巻発売!!!


     ついに「つばめのすぅ」1巻が発売されました。(2011年9月15日発売)
    なんだかネット上で話題になっているようでとてもうれしいです。胴体が人間で
    頭が鳥なんていう発想の作品は斬新ですからね、見た目だけでとりあえず
    注目されそう。

    本屋さんにはたくさんの作品が並んでいますが、とりあえず手にとって
    もらえないことにはどうにもならないですし。今回のことがきっかけと
    なってりぼん本誌も読んでくださるようになったらいいのですが。

     表紙はりぼん2011年10月号ですでに紹介されていますが、実際に単行本を
    手に取ってみると結構かわいい感じですね。この柄のポスターが欲しいなぁ。
    部屋の一番目立つところに飾りたい。いつも作品をもりあげてくれている
    一斗などおなじみのキャラクター達も勢ぞろいしているのもいいですね。

     裏表紙の中央付近に描かれているつばめ達をそのまま
    ぬいぐるみにしてくれたら3個全部買うwwwwww
    いろいろ悩むこととかあっても彼女達を見たらもう難しく考えるのが
    バカしくなって、気持ちが楽になりそう。

     単行本の帯の表には「PEACH-PIT先生絶賛!!!!!」との文字が! まさか
    こんなところで名前を見ることになるとは思いませんでした。どういう
    ご縁で絶賛してくださったのだろう? 「とりかえしのつかない面白さ
    です。(鳥だけに)」
    とお言葉は一見するとただの駄洒落(だじゃれ)の
    ように見えますが、実際「つばめのすぅ」の世界を一言で表せと
    言われたら他に書きようがないな。

     帯の裏には「頭が良すぎて一周してしまった(!?) 新感覚
    シュールギャグ!!」
    といううたい文句がwww まぁここまで良い意味で
    ぶっ飛んだ作品を作ることができるのは「頭が良すぎる」くらいでないと
    無理なんだろうなぁ。

     ギャグマンガって基本的に世の中のいろいろなことを知っていないと
    書けないと思うから「頭が良い」っていうのはある意味ギャグマンガ家の
    必須条件だと思う。凡人だったらせいぜい単発で読みきりを書くのが
    精一杯でしょう。とても毎月連載とか無理だし。

     今後も楽しい作品を期待しています☆

    |

    2011年9月15日 (木)

    【アニマル横町原作】〔前川涼さん〕りぼん2011年10月号「〜どき☆どき スポーツの秋2011・カバディの巻〜」感想

    【アニマル横町(原作)感想】←今までの感想のまとめはこちら

     今回は珍しくあみのほうからイヨ達に対して外でスポーツをしようと
    持ちかけて、外で「カバディ」をやろうということになったお話
    ですが、誰もルールを知らないのだったら他の遊びをすれば
    いいのにwww


     外で遊ぶことなった際にイヨがカバディをやろうと言い出したので
    やることになったのですが、ルールを知らないので、どんなルールの
    競技であるのか考えるところから始めました。

     これって遊びの原点のような気がする。自分達でどうやって遊べば
    楽しいかをあれこれ考えている時間も十分遊びの一部ですし。頭も体も
    使うとてもよい遊び方だと思います。遊びなのだから正式なルールで
    やる必要など全くないですし。

     結局体を動かすという本来の目的はあまり達成できなかったようですが
    とても楽しい一日だったようで何よりですね。

     日本ではあまり普及をしていないカバディですが、海外では盛んな国も
    ありますね。オリンピックの正式種目になったら日本でも脚光を浴びるかな?

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    2011年9月14日 (水)

    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.22(りぼん2011年9月号)の感想 その4

    【「ひよ恋」の感想】←今までのまとめはこちら

  • 【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.22(りぼん2011年9月号)の感想 その3
    ↑のつづき
  • ○髪飾りがないとあわてるひより

     自分の頭についていたはずのりっちゃんからもらって髪飾りが
    なくなっていると思い込んだひより。広瀬がひよりと一緒に髪飾りを
    探すと言ってくれたことから、ひよりと広瀬は一旦駅まで戻ることに
    なりました。これだけ人が多いのだから、はっきり言って髪飾りを
    探すことなどほぼ不可能に近いはずなのですが、広瀬にしてみれは
    ひよりが困っているのだからなんとかしてあげたいと思ったのでしょう。

     今確認してみたら、広瀬を待っている時に人ごみにもまれて
    通行人とぶつかって、広瀬に助けてもらった場面がありましたが
    ぶつかった瞬間にひよりの頭についていた髪飾りがなくなって
    ますね。

    ひより「たぶん なくしたの駅でだと思うし…
    (りぼん2011年9月号・P.173の5コマ目)

     この推測は正しかったですね。実際に駅前で髪から外れたの
    ですから。髪の毛についているものって、外れてもすぐには気づかない
    でしょう。髪についているから、他人からは見えるけど、本人は鏡で
    確認しない限り見えないですし。

    ○りっちゃんとコウくん、二人でいる所を発見される

    りっちゃん「ひよりたちどこ行ったんだろ?
    コウ「尾行好きな割に下手だよね
    (りぼん2011年9月号・P.175の2コマ目)

     ひよりのことをずっと見守っていたいはずなのに食べるのに
    夢中で見失うとかだめじゃん。この日はひよりを見守ることが
    目的であって、別に花火大会を楽しむのが目的ではなかった
    はずなのですが、結果としてコウくんとデートをしただけでしたね。

    淳平「あーっ りっちゃんと二戸部じゃん!! オマエら
    付き合ってるってガチだったの!?

    (りぼん2011年9月号・P.175の3コマ目)

     高校生くらいだとこの手の話が大好きだから、格好のネタになりますね。
    花火大会に二人っきりでいたらそりゃいろいろ想像されても仕方がない
    です。まぁ別に悪い話ではないからムキになって否定しないほうが
    いいかも。もちろん違うのだから違うとはっきり言ったほうがいいのは
    間違いありませんが、あまり強く否定するとかえっていろいろ言われて
    しまいます。

    りっちやん「ち ち ちがうよ ぐーぜん会って…! っていうか
    ひよりと結心には言わないでね!?

    (りぼん2011年9月号・P.175の4コマ目)

     この動揺っぷりは第三者から見るとどっちとも取れる。偶然会ったと
    してもその後行動を共にしていた理由の説明がつかないし。りっちゃんも
    コウくんも別に相手に対して恋愛感情は抱いていないのに、どういう訳か接点が
    あるんだよな。

     しかしコウくんはりっちゃんと出会ってからりっちゃんに振り回されて
    ばかりだな。

    ○ひよりの髪飾りを必死になって探す広瀬

     広瀬がどう考えても無理としか思えない、髪飾り捜索に必死に
    なっているのには理由がありました。

    広瀬「妃の学校まで1人で行ったり ひよりんそういうの苦手そう
    なのに 大変だったろうなって だから…つーか それに
    比べたら大したことねーけど こんく
    らいさせてよ

    (りぼん2011年9月号・P.178-179)

     なるほど。ひよりのあの必死な気持ちはちゃんと広瀬の心に
    届いていたのですね。普段のひよりの行動を知っている人ならセリ女の
    前で全く知らない人に聞き込みをするということがどれだけ大変
    だったか分かりますし。

     あの時の行動が結果として、まさかこういう形でひよりに良い影響を
    与えるとはなぁ。ひよりの自分に対する想いがどれくらい強いのか
    目に見えて分かったのでしょう。人間、何か強く思っていることが
    あるのであれば、ちゃんと表現したほうがいいということですね。黙って
    いてはやはり相手に伝わりません。

    ○ひよりの髪飾り、発見そして…

    広瀬「髪飾りってコレ? 帯に引っかかってたけど…
    (りぼん2011年9月号・P.181の2-3コマ目)

     落ちたことは落ちたんだな。偶然帯に引っかかったおかげで
    奇跡的に助かったけど、普通帯なんて確認しないから、これは騒いだ
    ひよりを責める気にはなれない。広瀬だって、まさか帯についている
    とか思わないよな。しかしよく助かった…たまたま上手い具合に帯の
    でっぱったところにぶつかったのでしょうけど、人ごみの中に落ちてしまい
    無数の人に踏まれていてもおかしくなかったです。

     この出来事は時間をむだにつかっただけだったと思ってしまいそうに
    なりますが、この出来事がきっかけとなり、ひよりは重大な決心をする
    ことができました。

    ひより「こうやっていつも 困った時助けてくれて なんでもなかった
    みたいに笑ってくれる
    」(りぼん2011年9月号・P.184の2コマ目)

     そうそう、これは広瀬の良いところだよな。普通だったら嫌味の一つでも
    いいたくなるような場面でも絶対に嫌味を言わないし。決して器用とは
    言えない広瀬がどうしてみんなに慕われているのかその理由が
    分かるような気がします。

    ひより「広瀬くんと出会う前の私だったら 誰かのためにあんなに
    必死になること なかった
    」(りぼん2011年9月号・P.184の3コマ目)

     そもそも人と話しをすること自体が苦手だったのですから、誰かのために
    動く理由はなかったのでしょう。ひよりがここまでやったのですから、やはり
    ひよりは広瀬のことが本当に好きなんだろうなぁ。

     セリ女の前で普通の子ですらなかなかできないであろう聞き込みなんて
    いうことができたのだから、もう怖いものなんてないはずなのですが。

    ひより「学校行くのが楽しくなって 友だちも増えて 今がこんなに
    幸せなのも 広瀬くんがいたから

    (りぼん2011年9月号・P.185)

     これは間違いなく正しいと思う。だって、ひよりはなんだかんだ
    言っても広瀬のことを考えている時が一番生き生きとしてますし。周りの子
    や読者から見るとイライラするような消極的な態度をとってしまうことも
    よくありますが、広瀬とつきあいたいという思いがひよりを学校へと
    導いていたのは事実でしょう。もし広瀬がいなかったらひよりの学校生活は
    今とは全く違ったものになっていたにに違いありません。

    ひより「広瀬くんが私を変えてくれたんだよ
    (りぼん2011年9月号・P.186-187)

     今回の髪飾り騒動で広瀬の存在が自分にとっていかに大きいかを
    再認識したひよりは思わず、これまで言いたくても言えなかった
    一言を…

    ひより「すき 私…広瀬くんが好きです
    (りぼん2011年9月号・P.188-190)

    キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
    キタ━━━(ノ゚∀゚)ノ ┫:。・:*:・゚'★,。・:*:♪・゚'☆━━━!!!!
    *・゚゚・*:.。..。.:*・゚(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!!!

     さんざん頭の中で考えていたときはダメだったけど、こうやって
    気持ちが高ぶっている時はあっさり乗り越えることができなかった
    壁を越えられるものなのですね。

     これまでひよりは広瀬に対して自分の気持ちを伝えることは
    できませんでしたが、もしかしたらそれはひよりが優柔不断だったから
    ではなく、まだ告白の時期が来ていなかっただけだったのかも
    しれませんね。おめかしをして花火を見ながら告白をするなんて
    本当に出来すぎと思えるほど最高の舞台ですね。

     ひよりもまさかこの日に告白するとは思っていなかっただろうなぁ。
    こういう状況を作り出したそもそものきっかけはりっちゃんが
    ひよりにプレゼントした髪飾り
    ですが、りっちゃんは結果として
    ひよりの恋愛支援をしたことになりますね。

    「りぼん春のサイン会ツアー2011」(第1弾新宿・雪丸もえさん、津山ちなみさん)に参加してきた感想

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    2011年9月13日 (火)

    【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その3

    【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

  • 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その2
    ↑のつづき
  • ○瑠璃条の大切な人

    ※疾風に「一緒に行こう」と言われたことに対して
    瑠璃条「行けない 私には槐様が何より大切なんだ
    (りぼん2011年10月号・P.406の3コマ目)

     何しろ瑠璃条を作ってくれた産みの親が槐だからな。まぁ厳密に言えば
    瑠璃条が今の姿になる前にも存在自体はしていましたが。仮に槐のことを
    瑠璃条が裏切って、疾風と共に逃げたとしても槐はたぶん瑠璃条のことを
    始末しちゃうでしょう。瑠璃条は今の形になった瞬間からもう槐のところを
    離れることは許されなくなったのです。

     それに瑠璃条は毎日人の生気を吸わないと生きていけませんが、
    槐のところを離れたらどうやってそれを補給すればいいのか…
    疾風が代わって瑠璃条に対して生気を補給することは可能なのかな?

     ここで仮に瑠璃条が疾風と一緒に逃げる道を選んだとしても
    たぶん幸せな未来は待っていなかったと思う。

     
    桜姫のところへ逃げたとしたら桜姫を瑠璃条は許せないだろうし、
    瑠璃条自身も帝の側に捕らえられてしまうかもしれません。疾風と二人で
    とごか人も住んでいないところでのんびり農耕生活をするのがせいぜいかも。
    ただそうなったら疾風は二度と忍びの里に戻れませんが。

    瑠璃条「もし嘘をついていることが分かったら怒られるだろうし
    つらい仕置きを受けるかもしれない… でも槐様は必ず私を
    許して下さるんだ
    」(りぼん2011年10月号・P.406の4コマ目)

     まだ明らかにされていませんが、瑠璃条は槐が何らかの目的を
    達成するために作った道具ですからね。こんな人にしか見えないほど
    高度な道具をそう簡単に手放すわけはありません。


    瑠璃条「私が桜姫の姿だから」(りぼん2011年10月号・P.407の1コマ目)

     そもそもどうして桜姫の姿に似せて作ったのかということもいまだに
    明らかにされていないんだよな。桜姫が居ない寂しさを紛らわせるために
    作ったのだというのであれば説明がつくのですが、だとすると桜姫が
    壊れてもかまわないかのような振る舞いを桜姫が修羅幽玄殿に居る
    ときにした理由の説明がつきません。

     まさか人と接する機会がほとんどなかった槐にとって、人間の姿として
    思い浮かべることができる人は桜姫だけだったからとか???


    瑠璃条「疾風君もう川にはこないほうがいい 今度こそ槐様に
    見つかってしまう
    」(りぼん2011年10月号・P.407の3コマ目)

     勘がするどそうな槐が瑠璃条の行動をひそかに監視していて、この
    やり取りも槐に筒抜けだったとしても私は驚かない。

     今回は瑠璃条が相手だったから無茶なことはやらなかったけど
    もし槐に捕まったらほぼ確実に朱里と同じ運命が待っていたな。
    槐にしてみれば桜姫側の重要人物をむりやり仲間にしてしまえば
    いろいろ使い道がありますし。もし疾風が仲間入りを拒否したら有無を
    言わさず月泉水を飲ませちゃうでしょうし。で、命字を取り上げて、完全に
    縛っちゃいそう。裏切ったら右京の後追いですね。

    瑠璃条「次に会う時は私達は敵同士かもしれない…こうして
    話すことはもう二度とできないかもしれない…

    (りぼん2011年10月号・P.408の1コマ目)

     そもそもこの時点でも敵同士ですからwwwwwwww
    疾風はすっかり瑠璃条への警戒感がなくなってましたが、瑠璃条も
    疾風を警戒することなどもはや全くないようです。


    瑠璃条「でもずっと 友達だからな!
    (りぼん2011年10月号・P.408の2コマ目)

     こう言って疾風を川に向かって落とした瑠璃条、本当は別れたくないと
    言う思いを自ら断ち切るかのように…これは計算でもなく本心を素直に
    表現したものでしょうが、この時の瑠璃条の笑顔が疾風の心を変えた
    最後の一押しになったとは。


    疾風「俺はバカだ 何も知らないで もう会えなくなるとわかってから
    気づくなんて 瑠璃条の気持ちも 自分の気持ちも

    (りぼん2011年10月号・P.410の1-2コマ目)

     人間、誰しも失ってから初めてそのものの価値に気づくものです。
    これまで琥珀が好きだと自分に言い聞かせていた疾風ですが、別れ際の
    瑠璃条の笑顔が自分の本当の気持ちに気づく決定的な一撃と
    なりました。

     そう、もう疾風の好きな人は琥珀ではありません。

    ↓つづきはこちら
    【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その4

    種村有菜さん参加の東日本大震災チャリティー同人誌「pray for japan」の感想
    「種村有菜ミニギャラリー」に行ってきました(紀伊國屋書店新宿南店で開催) 
    種村有菜さんの同人CD「純愛天使」を買ってきました(コミックマーケット79・1日目)
    種村有菜さん15周年記念、アニメイト限定ペーパー「枕草子」をもらってきたので感想を
    【イ・オ・ン】の感想 まとめはこちら
    「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら
    【白薔薇学園ヴァンパイア・ローズ】りぼんファンタジー増刊(2009年)掲載・種村有菜さん作、感想 その1
    【天使の金貨メイプルローズ】〔種村有菜さん〕春の大増刊号 りぼんスペシャル(2010年) 感想 その1

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    2011年9月12日 (月)

    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.22(りぼん2011年9月号)の感想 その3

    【「ひよ恋」の感想】←今までのまとめはこちら

  • 【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.22(りぼん2011年9月号)の感想 その2
    ↑のつづき
  • ○ひよりと広瀬の「デート」開始

     グループで花火に来たからてっきり集団でぞろぞろ歩くだけに
    なるのではないかと思ったのですが、ひよりと広瀬が二人だけで
    行動する時間もちゃんとできたのでよかったです。せっかく気合を
    入れて人生発の化粧をして、りっちゃんに浴衣の着付けまでして
    もらったのに、大名行列をしただけではちょっとかわいそうでしたから。
    一応デートっぽい雰囲気をひよりは体験できてよかったね。

     ただ、どうしても広瀬はひよりが転んだりしないか心配で
    保護者のような気分になってしまい、思わず手をつないでしまいました。
    手をつないでもらうということ自体はひよりも望んでいたのでしょうけど
    恋人として手をつないでもらいたいんだろうな。


    ひより「でも…でも私はドキドキするもん
    (りぼん2011年9月号・P.168の5コマ目)

     広瀬がどういう理由で手をつないでくれたのかとか考えるのは野暮と
    いうものなのでしょう。初めての「デート」なのですから、余計なことを
    考えないで、とにかく楽しいことだけを考えたほうがずっといいですね。
    ひよりはただでさえ考えすぎる性格なのですから、こういう時くらい
    楽しまないと。

     顔が広い広瀬は歩いているだけで次々と声をかけられます。まぁ
    背がここまで高い子はそんなにいないだろうから、人ごみでも
    簡単に発見してもらえますね、一緒にいるひよりが高校生に見えないとの
    反応が必ずと言っていいほど返ってきてますが、ひよりもすっかり
    慣れっこですね。おそらく今までの人生の中で年齢相応に見られたこと
    など皆無でしょうから、ひよりにしてみれば「高校生に見えない」と言われる
    のは日常のごくありふれた一コマなのでしょう。


    ひより「今日 他の人にもいっぱい誘われたんじゃないのかな
    なのに2人でいてくれるってすごいことだよね

    (りぼん2011年9月号・P.170の1コマ目)

     広瀬は知り合いは多いけど、親友は意外と少ないような気がする。
    広瀬に声をかけるような人はおそらく広瀬以外にも一緒に花火に行って
    くれる人はいるでしょう、でもひよりは広瀬に断られたらりっちゃんと行くしか
    なくなるから広瀬はひよりと一緒に行ってくれて本当によかった。


    ひより「勇気出してよかった…(りぼん2011年9月号・P.171の1コマ目)

     ほら、これで分かったよね。やっぱり動かないと何事も始まらないんだよ。
    サッカーでボールを蹴らなければ絶対に点が取れないのと同じです。
    一度こうやって成功体験をすると、どんどん積極的になるから良い方向に
    進みます。

    ※屋台で売られているおめんを見て
    広瀬「あ! アレひよりんに似てねー?
    (りぼん2011年9月号・P.171の1コマ目)

     いつもひよりの頭に乗っかってる奴じゃないかwwwwwww
    このお面欲しい!!! りぼんの付録につけてくれないかな!?
    お金を出しても絶対に手に入らないものを付録につけて欲しい!

     ひよりは広瀬に買ってもらったお面を早速着用したのですが
    違和感なさすぎだ(w ひよりは何のお面をつけても似合うような
    気がするけどこれは特別だな。

     このお面は本当に良い記念になりますね。


    ○りっちゃん、コウくんと共にひよりを追い続ける

    コウ「…ていうかなんでオレまで」(りぼん2011年9月号・P.171の5コマ目)

     コウくんが猫のお面をかぶってるのがなんだかかわ(・∀・)イイ!
    文句を言いつつも結局りっちゃんのお願いをかなえてあげるの
    だからやさしいよね。嫌だったら無視して帰ればいいだけの話です。

    りっちやん「2人組のほうが目立たないしっっ
    (りぼん2011年9月号・P.171の5コマ目)

     いやいや、目立つよwwwww まぁ一人でずっと後をつけていたら
    たしかに怪しいっていうのはありますが。


    りっちゃん「だって1人じゃ寂しかったんだもんっ
    (りぼん2011年9月号・P.171の5コマ目)

     だったら一緒に準備をしていた夏輝あたりに声をかければ
    よろこんでついてきたのでは? でもひよりにはりっちゃんが
    後をつけていたということが知られてはまずいから、夏輝では
    ダメなのかな?

     りっちゃんとコウくんはお世辞にも話しがかみ合っているようには
    みえないのですが、りっちゃんはなぜかコウくんには心を開いて
    いるんだよな。コウくんがいくら嫌味を言ってもりっちゃんはコウくんの
    ことを嫌いにはなってないですし。

    人見知りがひどいひよりもコウくんには心を開いていますし、コウくんは
    異性を惹き付ける不思議な魅力があるのかもしれません。

    りっちゃん「毎年 ひよりと来てたし…
    (りぼん2011年9月号・P.172の1コマ目)

     ひよりがいなくなったらりっちゃんは花火大会に一緒に
    行ってくれるような親友がいなくなる予感が…
    (((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
     

     ひよりにべったりくっついていたから、他の友達を作る暇がなかったの
    かな???

     ひよりがあまりに人見知りがひどいから気づかなかったけど、
    りっちゃんも決して人付き合いが上手いほうじゃないな。

    コウくんとの間に心の壁を作らないのはもしかしたら自分とどこか似ている
    ところがあると無意識のうちに感じとったからかもしれません。

    ↓つづきはこちら
    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.22(りぼん2011年9月号)の感想 その4

    「りぼん春のサイン会ツアー2011」(第1弾新宿・雪丸もえさん、津山ちなみさん)に参加してきた感想

    |

    2011年9月11日 (日)

    「博麗神社例大祭SP2」に行ってきました

    【イベント総合】←今までのまとめはこちら

    Img_65031

    Img_65081
     今日は東京ビッグサイトで開かれた例大祭SP2に行ってきました。
    なんだか会議棟がTOEICの試験会場として使われていましたが
    全く違う目的のために同じところに向かっているのってちょっと面白い
    ですね…どちらも自分のために戦うという意味では共通ですからある意味同じ
    目的なのか?(w

     先着順で特製の法被(はっぴ)がもらえる企画をやっていたので
    たくさんの人が法被を着てイベント会場を周っていましたが、この法被は
    閉会まで着ることが条件で渡されていました。現実に法被を受け取った
    人が最後まで会場にいるかどうかを確認するのは不可能ですが
    受け取った方は実際にみんな最後までいたのだろうか?
    ステージイベントも開かれていましたし各種企画もあったので、その気に
    なれば閉会の16時までいるのは難しくなかったとは思いますが。

     西1はサークルスペースが配置された即売会エリアでしたが、このくらいの
    規模がイベントを楽しむという点では適正だと思いました。規模が大きい
    イベントだとどうしても、あらかじめチェックしたサークルと興味がある
    ジャンルのサークルが多く配置されているところを見るのが精一杯
    ですから。館内の移動も快適でしたし、縁日感覚でのんびり周る
    ことができました。東方は同人誌のほかにも同人ソフトや音楽など
    さまざまな楽しみがあるので、見ていて飽きないです。

    Img_65061

     屋台村でおにぎりを買ったのですが、欲を言えばもう少しいろんな
    ものが売られていてもよかったような気がします。キャラクターの絵が
    おにぎりのパッケージになっているのは良かったですが。

     天気は薄い雲がかかった程度で雨も降らなかったですから、イベント
    には最適の一日でした。
     

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    2011年9月10日 (土)

    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.33(りぼん2011年10月号)感想 その2

    【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

  • 【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.33(りぼん2011年10月号)感想 その1
    ↑のつづき
  • ○杏菜、自分達がすごい事をなしとげたと知る

    校舎に掲げられた垂れ幕「祝 新越高校写真部 写真甲子園
    出場
    」(りぼん2011年10月号・P.368の1コマ目)

     最初から出場が決まったら学校中が大騒ぎするっていうことが
    分かっていたのなら、ある程度心の準備が出来ていたのでしょう
    けど、朝登校したらいきなり垂れ幕が下がっていたらびっくりするのも
    当然でしょうね。杏菜はただ単に北海道で日向から本当の気持ちを
    聞くためにがんばっていただけなのですから。

     写真甲子園を取り上げた番組が放送される際には録画必須だな。
    マジで一生の記念になりそうだし。新聞など自分達が取り上げられた
    記事が載っているものがあったらそれも切り抜きしておかないと。


    ※朝会で杏菜、菜花、絢ちゃんを壇上に上げて全校生徒の前で
    我が校初の写真甲子園出場 おめでとう!! 全校生徒の
    声援に応え本戦でのさらなる健闘を期待しています!!

    (りぼん2011年10月号・P.369の1-2コマ目)

     杏菜達は部活動必須だから仕方なしに入部しただけだったのに
    校内で一番目立つ存在になったとか皮肉としかいいようが
    ないな。
    瑠衣と妃は部に出席しないでよかったって心底ホッとしている
    のではないか? 彼女達はどう考えてもこういう場面は苦手だろうし。

     杏菜はこれまで学校の勉強以外で何か打ち込んだこととか
    ありませんでしたが、今回の写真甲子園の出場は本当に大きいです。
    大学の推薦入試や就職の面接の時に自分をアピールできる絶好の
    ネタを手に入れることができました。テレビなどで報道されれば
    知名度もあがりますね。最近は志望者の名前をインターネットで
    検索して判断に使うところもあるようですが、杏菜はそれをされても
    有利に働きそう。特技もなかったのだから、写真関係の学校に進学
    するのもいいかも。

     杏菜と菜花はなんだか呆然としちゃってますが、絢ちゃんの表情は
    なんだかいいなぁ。

    ※朝会が終わった後、顧問の中澤に対して
    杏菜「いいんですかね…こんなド素人が出て……
    (りぼん2011年10月号・P.370の2コマ目)

     いや相手は全員高校生だからプロなどいない。

     今回は被写体に恵まれたという面があるのは否定できないから、
    杏菜達の写真の力量がいよいよ本戦で問われることになります。
    もう高校生まんが家という物珍しさを武器にすることはできませんし。
    この辺りは中澤がきちんと杏菜達の中で眠っている力を引き出せるか
    どうかが鍵だな。

     中澤はこの大会の規模の大きさについて全く説明していませんでしたが
    今にして思えばこれでよかったと思う。もし大会の本戦に出るのが
    いかに難しいかということを知らされていたら、どうせ初戦を突破するのは
    無理だと思い最初からあきらめちゃったかもしれませんし。


    中澤「おじけづいてる暇なんてないよっ 本戦までにやらなきゃ
    いけないことはまだあるんだからねっ

    (りぼん2011年10月号・P.370の2コマ目)

     今や新越高校で一番熱心に部活動をしている子達なのでは???
    全国大会出場なんていう経験はなかなかできるものではないし
    杏菜達は別に優勝を狙っているわけではないのだから、本戦の
    雰囲気を楽しむくらいの気持ちでいいような気がする。まぁ中澤は
    気合が入りまくってるでしょうけど。

    ○大会用のTシャツに寄せ書きをもらうことに

     写真甲子園出場校に配られるTシャツは各校がそれぞれ
    アレンジして着用するので、杏菜達もアレンジをすることに
    なったのですが、校長が背中の部分に「渇」と大きく書いて
    しまったのでデザインが大きく制約されることに(w 生徒が
    主役なんだから、校長は出てくるなよ!!!
     まぁそれだけ
    嬉しかったということなのでしょう。なにしろ自分が在任中に生徒が
    全国大会に出るなんていうイベントはなかなかないからな。

    絢ちゃん「じゃ この字を中心に寄せ書きするとかは?
    部員で応援メッセージを書き合ったりする例もあるって
    先生言ってたし
    」(りぼん2011年10月号・P.372の4コマ目)

     部員って実質3人しかいないだろう。寂しい寄せ書きに
    なりそうだなwwwwwwwww


    結局そういう訳にもいかないのでクラスの子たちに寄せ書きを
    書いてもらうことになりました。

    ↓つづきはこちら
    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.33(りぼん2011年10月号)感想 その3

    春田ななさんのサイン会に参加してきました!!! (2010年10月2日新宿開催)

    【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら

    |

    2011年9月 9日 (金)

    【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その2

    【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

  • 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その1
    ↑のつづき
  • ○瑠璃条のやさしさは偽りではなかった

    瑠璃条「疾風君と川で再会してからずっと考えてた『どうしたら
    人間に戻してあげられるんだろう』って

    (りぼん2011年10月号・P.401の2コマ目)

     あの疾風に対して向けられたやさしいまなざしは偽物ではなかったのか。
    やっぱりどう見ても演技をしていて、隙を見て疾風を攻撃しようとか考えて
    いるようには見えなかったからな。本当に楽しそうだったし。戦いのことも
    憎い桜姫のこと何にも考えないでいい相手だったから、疾風と遊んで
    いる時間は生み出されてから一番楽しいひとときだったのでは?

     どうして瑠璃条がこういう気持ちになったのかはこの後すぐに明らかにされた
    のですが、別に瑠璃条は疾風に何かをされたというわけではないから
    攻撃する理由もないですしね。

    瑠璃条「でも くちづけでも無理で…
    (りぼん2011年10月号・P.401の3コマ目)
    疾風「あのくちづけは本気で俺の術を解くつもりで…?
    (りぼん2011年10月号・P.401の4コマ目)

     変身を解くことはできませんでしたが、疾風の琥珀を好きという気持ちを
    解いてしまうという思わぬ効果があったな…まさか瑠璃条は疾風が変わる
    とは思ってなかったでしょう。

     瑠璃条のキスをした後の表情は術を解く目的以外もあったように
    思えてならないのだが…


    瑠璃条「私は小指のお礼を 言葉だけですますつもりはない
    (りぼん2011年10月号・P.402の1コマ目)

     もう小指のことなんて疾風は言われるまで忘れてただろう。ただ瑠璃条に
    してみれば体の一部をわざわざ返しにきてくれたのですから、うれしかった
    のでしょう。その気持ちは私達には想像もできないほと大きいんだろうな。

     返してもらったのが小指でなく、他の物であったとしても瑠璃条は
    たぶんうれしかったはず。槐(えんじゅ)によって体が生み出されて
    から、おそらくたくさんのことを瑠璃条は槐からしてもらったはず
    ですが、それは何かの目的があるからであって、別に愛情を
    瑠璃条に注いでいたというわけではありません。

     しかし、疾風は敵の指を逃げる最中にわざわざ足を止めて拾って
    あげるということをしました。瑠璃条にしてみれば疾風にとって何の
    得もないことをわざわざ自分のためにやってくれたのですから
    好意を抱くというのはむしろ自然なことでしょう。疾風の行動は何の
    計算も働いていない、純粋に瑠璃条に対する行動だったのですから。

     疾風と瑠璃条の会話をこっそり聞いていた朱里はどこかへ行って
    しまいました。自分の親友を助けてくれた瑠璃条に感謝したのか?
    あるいは瑠璃条の行動を槐に報告して点数を稼ぐか? どっちの
    道を選ぶのだろうなぁ。


    ○瑠璃条と槐が潜伏をしている洞窟の場所が判明

    疾風「洞窟…あの川のすぐ真上にあったのか
    (りぼん2011年10月号・P.404の2コマ目)

     なんとwwwwww 疾風と瑠璃条がラブラブしていた川って、
    瑠璃条にしてみれば自分の家の目の前だったんだな。

    まぁよくよく考えたら毎日水浴びをしなくてはいけないのにわざわざ
    遠くまで行く訳ないよな。

     潜伏先の目の前が川だったら、当然目の前の川に飛び込むだろう。
    疾風が来るのを潜伏先で待っていて、来たのを確認したら川に
    飛び込んでも間に合ったな。

     この立地じゃ、疾風が槐に見つからなかったのは奇跡だよな。
    まぁ瑠璃条が水浴びをしているのは基本的に一人でいる時だから
    発見される危険自体はそれほど大きくはなかったのでしょうけど
    実に危ない橋を渡っていました。

     槐の立場からすると、瑠璃条の水浴びの場所の確保は当然
    頭に入っているでしょうから、潜伏先を選ぶ先には川の近くに
    しようという考えがあったものと思われます。


    ○疾風、瑠璃条と戦うのを拒否

    疾風「一緒に行こう!」(りぼん2011年10月号・P.405の1コマ目)

     どこに連れていく気だ…桜姫のところか? どう考えても桜姫を
    見たら瑠璃条は攻撃するのは目に見えているぞ。槐だって敵の
    手に落ちた「道具」を始末しないとは思えないし。

     二人で駆け落ち??? この段階では駆け落ちなんていうのは
    荒唐無稽(こうとうむけい)な話しで片付けられてのでしょうけど
    今回の話しを最後まで読むと疾風は駆け落ちしかねないほど
    疾風は自分の想いをもう抑えられなくなっていることが分かります。


    疾風「槐が帰ってきた時、月泉水も俺も消えていたらただじゃ
    すまない! 瑠璃条だってどんなに叱られるか…

    (りぼん2011年10月号・P.405の3コマ目)

     疾風は桜姫の参内への同行をサボったのだから、自分が
    怒られることを心配しろよwwwwwwww
     瑠璃条がこの後どんな目に
    遭うかを想像したらもう心配で仕方がないんだろうな。

     桜姫が敵に襲われたら大変っていうこともたまには心配して
    あげてください。



    疾風「それに俺…もう瑠璃条と戦いたくないよ…!!
    (りぼん2011年10月号・P.405の4-5コマ目)

     この瞬間、一人の忍が役目を終えた…
    敵側の主要人物へ攻撃ができなくなった以上、もはや忍びの者としての
    仕事はできないでしょう。

    ↓つづきはこちら
    【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その3

    種村有菜さん参加の東日本大震災チャリティー同人誌「pray for japan」の感想
    「種村有菜ミニギャラリー」に行ってきました(紀伊國屋書店新宿南店で開催)
    種村有菜さんの同人CD「純愛天使」を買ってきました(コミックマーケット79・1日目)
    種村有菜さん15周年記念、アニメイト限定ペーパー「枕草子」をもらってきたので感想を
    【イ・オ・ン】の感想 まとめはこちら
    「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら
    【白薔薇学園ヴァンパイア・ローズ】りぼんファンタジー増刊(2009年)掲載・種村有菜さん作、感想 その1
    【天使の金貨メイプルローズ】〔種村有菜さん〕春の大増刊号 りぼんスペシャル(2010年) 感想 その1

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    2011年9月 8日 (木)

    【りぼん「恋人にしたいキャラ」人気投票2011】結果発表

     先月(2011年8月31日)まで行われていた【りぼん「恋人にしたいキャラ」
    人気投票2011】
    にご投票いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
    ちょっと遅くなってしまいましたが、あらためて結果を振り返ってみたいと
    思います。

    (上位10人まで)

    左から「順位」「名前・作品名」「票数」
    1位 都倉日向「スターダスト★ウインク」 380票
    2位 永瀬颯「スターダスト★ウインク」 360票
    3位 青葉「桜姫華伝」 172票

    4位 河口隆「セカイの果て」 83票
    5位 広瀬結心「ひよ恋」 77票
    6位 東宮閑雅「紳士同盟†」 75票
    7位 赤松順平「CRASH!」 59票
    8位 二戸部コウ「ひよ恋」 53票
    9位 ナナギ「MOMO」 25票
    9位 疾風「桜姫華伝」 25票

     上位10人は全員男子でした。女子最高は14位の杏菜かぁ。桜姫や
    琥珀が伸びませんでしたが、恋人にしたいっていうタイプじゃないのかも
    しれない。「友達にしたい」とかだったら違った結果が待っていたかも
    しれませんね。

     1位から3位までは過去に行われた人気投票でも上位に入った
    常連組のみなさま。今回も強さを見せつけました。

     疾風は人気投票の開始がもう少し後だったらさらに上位に食い込んだ
    可能性もありそうです。先月号と今月号でお話に重大な影響を与えてしますし。

     コウくんが大健闘しているのも目立ちます。地味なキャラで目立つのを
    嫌がりそうですが、そんなところが逆に魅力的なのかも。見た目はとても
    かわいいから、コウくんは女の子の服を着せて髪型変えれば
    「男の娘」としてある程度やっていけそうだからなぁwww
    夏輝といい勝負が出来るのでは?!


     6位の閑雅は貫禄のランクインですね。連載が終わってから
    もうかなり時間が経っていて、連載当時りぼんっ子だった人も
    今やりぼんを読んでいないかもしれないのに、根強い支持を
    受けていることが良く分かります。

     CRASH!からは順平が上位10以内の枠に入りました。他のキャラも
    ある程度票を集めていますが、恋人にしたいキャラがたくさん出ている
    作品なので、誰か一人を選べと言われても悩んでしまいそうですね。

    河口隆の4位はびっくり、連載が始まってから間もないのに
    すでにりぼんっ子に浸透し始めているんですね。

     ナナギの9位はもちょっとびっくり! ちょっとナナギの実力を
    読み誤ってました(w

     広瀬はてっきり票が伸びないのではないかと思っていたら、じわじわ
    支持が拡大していったです。身長はともかく、性格自体は周りに
    やさしい癒し系のキャラですが、そばにいてくれるとなんだか心が
    落ち着く感じが魅力的なのでしょうか。

     なおすべての投票結果はこちらをご参照ください

     また次回の投票もよろしくお願いいたします。
     

    |

    2011年9月 7日 (水)

    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.33(りぼん2011年10月号)感想 その1

    【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら


    ○杏菜、中澤顧問に釣られる


     中澤に「…ごめんねみんな 軽はずみに期待させるようなこと
    言っちゃったけどー…」
    (りぼん2011年10月号・P.362の2コマ目)と
    言われたので、完全に敗退と思い込んでしまった杏菜、まぁ
    「ごめんね」という言葉の後に「本戦出場決まりました」が続くとは
    思えないよな(w これは杏菜でなくても釣られる子は多いと
    思うけど、杏菜は本当によく釣られるよなぁ。

     363ページの1コマ目の杏菜の表情がなんだかかわいい☆


    杏菜「うぅ……だってこんな前ふり もう落ちたとしか…
    (りぼん2011年10月号・P.363の2コマ目)

     中澤が元々冗談をよく言うキャラだったらもしかしたら冗談かもって
    思うかもしれないけど、休眠状態だった写真部を復活させるほど
    部活動に熱心な顧問だったからな。

    今回杏菜は日向とじっくり北海道で話しがしたいっていうのが
    ありますが、どんなことでもやはり落選するのは嫌でしょう。


    中澤「泣かないで古城さん 私が悪かったわ ちょっとした
    ドッキリのつもりだったんだけど

    (りぼん2011年10月号・P.362の3コマ目)

     ここでドッキリをする意味が分からんwwwww まぁまさか
    ここまで豪快に釣られる奴が出るとは思ってなかったのでしょうけど。
    杏菜が大泣きしたのを見て中澤のほうがドッキリしてるな。

     杏菜の周りってドッキリどころが冗談を言うような子もあまり居ませんね。
    颯、日向、真城、妃、瑠衣、くるみ、マリちゃん、絢ちゃん…
    菜花は釣りをやったことがありますが、他の子は冗談を言っているのを
    見たことがありません。

     では真面目なのかと言うとみんな性格にそれぞれ問題を抱えている
    んだよなぁ。まぁさすがに杏菜にはかないませんが。

     中澤って杏菜の近くにいる貴重な一般の人かも。
    冗談を言うくらいの人がもっとたくさんいたほうがいいのかもなぁ。

    中澤「無事 写真甲子園初戦突破したよっ
    本戦出場おめでとう!!

    (りぼん2011年10月号・P.364の1コマ目)

     キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!

     杏菜達のがんばりもあるけど、陽多がモデルとして協力してくれた
    というのもやっぱり大きいよなぁ。被写体が斬新だと評価はそれだけで
    良くなるでしょうし。中澤も全くの素人をよく本戦に出場させることが
    できたな。

    菜花「なんなんですかもう 無駄にハラハラさせないでください
    (りぼん2011年10月号・P.364の2コマ目)

     菜花もなんだかんだ言っても写真部の活動にはまってるな。
    こういうのにはまるのが似合わないキャラなのに。杏菜と同じく
    やはり写真との出会いは人生を変えるかもしれない出会いだったの
    でしょうか?

    杏菜「よかった よかった!! コレで本戦に行ける! 日向に会える!!
    (りぼん2011年10月号・P.364の3コマ目)

     本戦に行ける喜びより日向と会える喜びのほうが大きいのか。
    まぁ杏菜は写真を始めて間もないですから、写真甲子園がどんな大会で
    あるのかということも全く知らないですしね。純粋に日向からどんな
    話しを聞くことができるのかというわくわく感のほうが大きいのも当然
    かも。


    絢ちゃん「杏菜ちゃん 今日はもう帰っちゃっていいんじゃない?
    日向くんも早く報告聞きたいと思うし

    (りぼん2011年10月号・P.365の2コマ目)

     絢ちゃんが杏菜に対して日向絡みの話しをするのって怖いwww
    無垢(むく)な凶器がいつ発動するか心配で心配で(w 杏菜と日向が
    もめている時とかにも全く悪気はなくても日向の話しをしちゃいそうだし。
    絢ちゃんが杏菜と日向はかなり特殊な関係だと理解するまでにどの位の
    時間がかかるのだろう?

    ○日向に初戦突破を報告する杏菜

    杏菜「ねー!! 私もこんなに上手くいくとは思わなかったよ
    意外と簡単な大会なのかなー?

    (りぼん2011年10月号・P.367の1コマ目)

     これ、写真甲子園を目指してがんばっている人が聞いたら
    むかつくセリフでしょうけど、杏菜はこの大会とは無縁の生活を
    応募直前までしていたのですから、こう思ってしまったのも
    無理はありません。一眼レフカメラを触ったこともなかった
    自分が初戦を突破したのですから、そんなに難しい大会では
    ないと考えたのはむしろ当然かも。


     こんな日向のことしか考えてないような奴に負けた他校の
    写真部員って一体…


    日向「なに言ってんの バカ そんなわけないじゃん
    (りぼん2011年10月号・P.367の2コマ目)

     日向はたぶんイラっときたのだろうなwwwww
    自分ががんばって取り組んでいた大会が簡単な大会だと
    言われたのと同じですから。

    日向「今年の初戦応募校は400校以上だよ?そのうち18校しか
    選ばれないんだから 毎年 本戦の様子はテレビで放映されるし
    現地に取材陣もいっぱい来ると思うよ

    (りぼん2011年10月号・P.367の3コマ目)

     杏菜達はひょっとして自分自身も気づいていなかったものすごい
    才能を持っていたのでは??? こんなの努力してもなかなか突破なんて
    できないだろう。

     変に予選を突破しようとかいう風に気合をいれて写真を撮ったのでは
    なく、純粋に楽しいと感じながら撮ったのが結果として良い方向に行った
    のかな?

     テレビで杏菜師匠が取材を受けてる光景とかを想像したら胸が
    熱くなるな。

    日向「どっかの漫画家が勝手に作った大会じゃないんだよ
    (りぼん2011年10月号・P.367の3コマ目)

     (・∀・)なな様、りょうかいしました~

    ところで中澤は応募前にこの大会がどんな大会であるかという
    事を全く説明していなかったようですが、もし説明していたら
    日向が北海道で話しをすると持ちかけた時に杏菜は応じなかった
    かもな。だって、本戦に杏菜達が出られる可能性は低いと思った
    だろうし。

     …今思ったけど、日向は杏菜に対して本気で説明する気
    あったのか??? だって、写真甲子園の本戦に出るのがいかに
    大変であるかということを知っている日向は杏菜達が本戦に
    出るの厳しいということを当然分かっていたはず。

     
    もし杏菜達が出られなかったらそれを口実に
    結局何も話さないまま逃げ切るつもりだったのでは!?

     杏菜達が本戦に出て残念でしたねwwwwwww
    もう逃げられません。さぁいまこそ本当に気持ちを杏菜に伝えるんだ。

    ↓つづきはこちら
    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.33(りぼん2011年10月号)感想 その2

    春田ななさんのサイン会に参加してきました!!! (2010年10月2日新宿開催)

    【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら

    |

    2011年9月 6日 (火)

    【つばめのすぅ】〔鳥海りさこさん〕「そーいんぐまいうぇい」(りぼん2011年10月号)感想

    【「つばめのすぅ」の感想】←今までのまとめはこちら


     家庭科の授業中にシャツのボタンがとれかかっているのをさるさに
    指摘されたつばめはその場で直そうと思ったのですが、針を床に
    落としてしまい、拾おうとした際に机に頭をぶつけてしまいました。
    そうしたら、つばめの身近にいる人にそっくりの小人が目の前に
    現れました。

    つばめ「しかも みんなはこの事態に気づいてないし…
    幻術なのかな!?
    」(りぼん2011年10月号・P.348の3コマ目)

     あ、なるほど! 普段幻術という非現実的な世界を見ているから、
    こうやって目の前に小人が現れた場合、それが夢かそれとも幻術を
    使われたことによる現実の世界なのか判断できないのか。
    幻術が絡んでいる場合は周りのみんなが気づかないから周りの反応って
    あまり参考になりませんね。

     裁縫道具が、それぞれつばめの周りにいる身近な人にそっくりな
    小人になっています。

    (登場したつばめの周りにいる人にそっくりの小人)

    はさみの精 
    → すぅ
    まち針の精(途中からチャコペンの精) → 一斗
    大きいはさみの精 → クッキー
    いとの精 → トム

     いとの精はしっぽが糸になってるから、糸を切るたびに覚悟を
    しないといけないのか(w はさみの精が糸を切るという基本的な
    作業をやるのに四苦八苦とか役に立たないなwww

     小人たちにシャツのボタン付けを頼んでつばめは家庭科の
    課題のパジャマ作りに専念したのですが…

    ※ボタンだらけのシャツが完成して
    一斗そっくりのチャコペンの精「俺の初ライヴ時のTシャツ再現
    しといたから
    」(りぼん2011年10月号・P.352の6コマ目)

     この顔ぶれを見てどうして学校で着るシャツという大事なものの
    ボタン付けをまかせっきりにするとか無謀すぎたな…


    つばめ「…!? あれっ 小さい人いない!? って夢か!!」
    (りぼん2011年10月号・P.352の7-8コマ目)

     いつの間にか居なくなっていたから夢だと思ったのでしょう。
    お別れのあいさつもなかったし。でも…

    つばめ「夢でよかったけどあたしの頭 頭部な人達に侵食
    されてる…どうしよう…
    」(りぼん2011年10月号・P.352の8コマ目)

     つばめーーーーーーっ! 背中ーーーっ!!!
    シャツの背中には小人達が縫い付けたボタンが山ほど…
    小人達が再び現れたらまたつばめは悩みの種が増えそう。

     とりあえずこの制服のシャツはもう使えないな…

    |

    2011年9月 5日 (月)

    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.22(りぼん2011年9月号)の感想 その2

    【「ひよ恋」の感想】←今までのまとめはこちら

  • 【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.22(りぼん2011年9月号)の感想 その1
    ↑のつづき
  • ○ひより、デートのために浴衣を着る

     りっちゃんに着付けてもらったのですが、本当にりっちゃんは
    ひよりの保護者役に徹しているなぁ。本人はこれで満足しているの
    ですから、周りがとやかく言うことではないとは思うけど、そろそろ自分自身
    の楽しみっていうのを見つけてもいいような気もする。恋愛に関しては
    特に意識しなくても好みの男の子が現れたら自然と好きになるはずだから
    問題ないとは思うけど、それ以外の面はある程度自分が意識しないと
    進まないからな。

     ひよりが将来りっちゃんを必要としなくなるほど活発な子になり、いろいろな
    友達と遊ぶようになった時、りっちゃんはどうなるんだろう? 心にぽっかり
    穴が開いてしまわないか心配だ。ひよりが幼い頃からずっと側(そば)に
    いて、不登校の時代も支え続けていたのですから、ひよりが活発になったら
    もちろんうれしいでしょうけど、そうなったらりっちゃんは何を生きがいにして
    いくんだろう?

     夏輝はひよりの浴衣姿を見て興奮しすぎて頭がくらくらしてしまい
    鼻血を出してしまいましたが、浴衣程度でこの調子だったら、修学旅行
    とかで一緒にお風呂に入るときはどうなるんだろう…下手をしたら
    本当に気絶しちゃうよ。

    ※ひと通りひよりの花火観覧準備が終わった後に
    夏輝「あれ…あたし鼻血だしただけだ
    (りぼん2011年9月号・P.157の1コマ目)

     いや、あなたは一緒にいるだけでいいwwwwwwww
    ひよりが誰かに絡まれた時などりっちゃんでは対応が難しい時に
    ひよりを守ってやってくれ。

    りっちゃん「ひーよりっ これあげる!
    (りぼん2011年9月号・P.157の3コマ目)

     ピンクの花の髪飾りをりっちゃんからもらったひより、まさか
    この何気ないアイテムがお話に思わぬ展開をもたらすことになるとは
    この段階では分からなかったなぁ。


    ○ひより、広瀬と落ち合う

    ひより「夏休みに入って 今日まですごく長かったなぁ…
    1日に何回もカレンダー見て ドキドキして宿題も手につかなくて

    (りぼん2011年9月号・P.160の1-2コマ目)

     8月6日より前の段階で宿題をちゃんとやろうとしていたとか
    ひよりは本当に真面目だな。


     この気持ちはとてもよく分かります。楽しいイベントってイベントの前に
    あれこれ考えている時も楽しめるんですよね。遠足の準備が楽しいのと
    同じような感覚で。

     ひよりはこれまで広瀬にチョコを渡せるかどうかとか、花火に誘うか
    どうかとかいう感じで、ドキドキしたことはたくさんありましたが、もう
    楽しいイベントがあることが確定していて、その日が迫ってくるという
    わくわく感を味わうのはもしかしたら初めてなのでは!?

     やっぱり広瀬は他の子も連れてきたのか…空気が読めない奴
    だなと思ったら、もともとすでに花火大会に行く約束を中学時代の
    友達としていたのか。

    広瀬「だから今日は先約あるって言っただろ
    (りぼん2011年9月号・P.164の5コマ目)

     ひよりは花火大会に誘うのが精一杯だったから、おそらく広瀬の
    言葉など耳に入らなかったのでしょう。先に約束が入っていたのなら
    仕方がないな。花火大会ならひよりみたいに後から誰かが入って
    きてもそんなに困らないからいいですね。

    ○りっちゃん、ひよりを尾行

    ※ひよりと広瀬が手をつないで歩いているのをこっそり見て
    りっちゃん「手 つないでる…よかったねぇ ひより~~~
    (りぼん2011年9月号・P.166の4コマ目)

     歩道の植え込みの影に隠れて何やってんの?wwwwwwww
    保護者としてひよりのことを見つめ続けてきたから、ひよりの
    人生の一大イベントはどうしても見守りたいのでしょう。りっちゃんが
    一緒にいたらいつもの生活と変わらなくなってしまうから、この日だけは
    絶対に同行できないですし。

     コウくんはりっちゃんと目があった時、すぐに目をそらしましたが
    そりゃこんな怪しい人がいたら逃げたくなるよな。

    ※りっちゃんがひよりを尾行しているのを発見した際に
    コウ「話しかけるな不審者!」(りぼん2011年9月号・P.167の1コマ目)

     本当にコウくんは節目に必ずりっちゃんと遭遇するよな。
    今回は本屋から出たらりっちゃんと鉢合わせになったの
    ですが、これだけりっちゃんと接点を持ってもコウくんの態度は
    全く変わりませんね。普通何度も話していると、無意識のうちに
    親しげになったりするものですが、これがコウくんの個性なのでしょう。

    ひより「だって ひよりの人生初デートだから………
    心配で心配でっ」(りぼん2011年9月号・P.167の2コマ目)

     もし何かあったら飛び出す気なのか??? りっちゃんのことだから
    ひよりが泣いたりしたら感情を抑えるのは難しそう。

     この調子じゃ、ひよりが結婚するまでもう自分のことなど手に
    つかないのでは??? まぁさすがにデートの度についていくなんて
    いうことはしないとは思いますが。

    コウ「あんた 尾行がシュミなのか」「ほっといてやれよ
    (りぼん2011年9月号・P.167の2コマ目)

     コウくんのほうが正論だな。いくらなんでもデートの現場
    までついていくとかさすがにやりすぎだし…

    コウ「まぁ オレにはどうでもいい
    りっちゃん「ねぇ たこ焼き食べたくない!? ヤキソバでもいーよっ
    私 なんでも おごっちゃう☆

    (りぼん2011年9月号・P.167の3コマ目)

     りっちゃんって自分では意識してないけど、積極的にコウくんと
    絡むよね。一人では寂しかったからだそうですが、だったらそれこそ
    夏輝にでも声をかければよろこんでついてきただろう。

     コウくんがなんだかんだ文句を言いながら結局りっちゃんの言うことを
    聞いてあげるのもいつもの通りです。

     りっちゃんと一番距離が近い男子ってコウくんなんだよな…

    ↓つづきはこちら
    【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.22(りぼん2011年9月号)の感想 その3

    「りぼん春のサイン会ツアー2011」(第1弾新宿・雪丸もえさん、津山ちなみさん)に参加してきた感想

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    2011年9月 4日 (日)

    【つばめのすぅ】〔鳥海りさこさん〕「東武動物公園 新キャラ!? 発見ツアー!!!」(りぼん2011年10月号)感想

    【「つばめのすぅ」の感想】←今までのまとめはこちら

     単行本1巻の発売がいよいよ今月(2011年9月)15日に迫っているので
    りぼん本誌にもお知らせが出ているのですが、単行本1巻の表紙は
    結構かわいいですね。全くお話を読んだことがない人が見たら
    幻術とかが出てくる作品とは思わないかも。

     344ページに「永久保存版! 『つばめのすぅ』コンプリート大百科!!」
    というカラーの特集ページが組まれているのですが、キャラ達が
    カラーで紹介されてますね。身長や誕生日などがまとめられている
    ので、今月号で初めて「つばめのすぅ」を見た人にはありがたい企画
    でしょう。

     343ページの「東武動物公園 新キャラ!? 発見ツアー!!!」も
    結構面白かったです。新キャラが大量に紹介されてますね。
    お話の中でどんな活躍をするのか今からとても楽しみです。

     「つばめのすぅ」のイベントがもし開かれる機会があるのだとしたら
    動物園をぜひ会場にして欲しいなぁ。動物園にいる動物達を題材に
    即興で新キャラを作ったりするのも面白そう。


    ・大井さぶろう→ひつじ
    競馬が大好きなビジュアル系大学生
    (りぼん2011年10月号・P.343)

     大井競馬で走っている馬と会話ができたりするのだろうか???
    ひつじと馬では言葉は通じないかもしれませんが、もし通じるん
    だったら馬の体調とかが分かって投票の際に有利かも。

    服は大体自分で作る。」(りぼん2011年10月号・P.343)

     競馬が大好きでビジュアル系でも服は自分で作るっていうのが
    いいな。微妙にギャップがありますが、将来は服飾関係を目指して
    いるのだろうか?

    ・虎白こうじ→ホワイトタイガー
    エアサーファー系ホスト」(りぼん2011年10月号・P.343)

     エアサーファーwwwwwww  でも幻術とかでごまかすんじゃなくて
    体を張ってるのはいい…のかな???

    ガリガリ君とラムネが好き。ランドセルのプレゼントがブーム。
    (りぼん2011年10月号・P.343)

     夏にぴったりの物が好きなのか。冬でもガリガリ君を食べたり
    するのかな? ラムネは冬でも普通に飲めそうですが。

     ランドセルをプレゼントしたがってるようですが、つばめとかにも
    プレゼントして困惑させたりするのだろうか?


    ・宇田川まるく→ワオキツネザル
    囲み目メイクでナウなヤングだけど、みんなが思ってるより
    純情だよ?
    」(りぼん2011年10月号・P.343)

     「ナウなヤング」って言われても今のりぼんっ子はそれが
    どういう状況を指しているのか分からないのでは?wwwwww


    ・有楽町くらら→キリン

    丸の内系OLゲーマー。高身長なため甘めのコーデがしっくり
    こないことを悩んでいる。
    」(りぼん2011年10月号・P.343)

     つばめ達とどういう感じで接点ができるのだろう? OLですから
    普通に生活していたらつばめやすぅと出会う機会がないですが。

     もっとも幻術を使って歩いている人なんてめったにいない
    ですから、たまたまつばめの前を通りすぎたりしたらすぐに発見
    できそうですね。

     そういえば今まで背が高いキャラってあまりいませんでしたね。
    一斗の先端部分は別として。

    |

    2011年9月 3日 (土)

    【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その1

    【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

    ○舞々、再び登場

    舞々「朱里 お久しっぽい
    (りぼん2011年10月号・P.395の1-2コマ目)

     舞々おかえり━━━(ノ゚∀゚)ノ ┫:。・:*:・゚'★,。・:*:♪・゚'☆━━━!!!!

     舞々かわいすぎ、わろたwwwwww 無事だったんだね。朱里も無事だったし
    これで槐陣営は全員の無事が確認されたな。修羅幽玄殿をあれだけの
    人数で包囲して攻撃したのに結局全員に逃げられてるとか冷静に
    なって考えたらちょっとだらしがないな。


    舞々「ねぇねぇ 今日桜姫が参内するって知ってるん?
    (りぼん2011年10月号・P.395の3コマ目)

    しかし相変わらず特徴的なしゃべり方だな。どこでこんな言葉覚えた
    んだろう? もともとは地味なキャラの「でん」だったのに…
    Σ(゚Д゚;)!!! 槐の趣味か???

     しかしわざわざ偽装工作までして、帝と会おうとしている桜姫の情報が
    こうもあっさり漏れてるなんて帝の陣営の情報管理はどうなってるんだ!?
    戦いにとって敵に情報を取られないようにするということも重要な要素
    なのに。

    朱里「えっ そうなの?」「本当は頭領から連絡あって聞いたけど
    (りぼん2011年10月号・P.395の3コマ目)

     さりげなく結構大きな事実が明らかにされたな。忍びの里を追放
    されている朱里が実は頭領と連絡を取り合っていたとは。

    これは槐の問題が解決したら忍びの里に帰れる可能性が全くないと
    いうわけではなさそうですね。

     あとは朱里と頭領がひそかに連絡をとりあっているということを
    槐に知られないように祈る…

    ※情報源について
    舞々「実は 最近仲良くしているとある貴族に聞・い・た・の
    (りぼん2011年10月号・P.396の2コマ目)

     誰だよ、舞々に手玉に取られた奴はwwwwww この情報が発端と
    なった最終的に人間は滅ぼされてしまうかもしれないのに。
    まぁ舞々はかわいいからこんな子に言い寄られたらなんでも言うことを
    聞いちゃう人は男女を問わず居そうですが。

     …舞々の情報源が百合姫とかだったら笑えるのですが(w

    朱里「槐様からは相変わらず連絡ないし 仲間探せっていう命令も
    そんなに本気じゃないよ
    」(りぼん2011年10月号・P.397の2コマ目)

     そもそも槐は朱里をどういう場面で使う気なんだろう? 瑠璃条は
    わざわざ体を作ってまで誕生させたのと、姿が桜姫にそっくりであると
    いう点からなんらかの目的があるということは明らかですが、正直
    朱里を使う場面があまり想像できないんですよね。単なる物理的な
    攻撃の要員だったら他にも適任の人は探せばいそうですが。

     槐から指令もこないところを見ると今のところはとりあえず
    適当に動いておけっていうことですね。忍びの里に逃げようと
    思えば逃げられないこともないのでは?と思えるほど槐は朱里の
    ことを警戒していないようですが、命字の縛りがあるからそう簡単に
    裏切ることはないと思っているのでしょうね。


    ○朱里、疾風を瑠璃条が捕らえている現場を発見

    朱里「疾風の声!?」(りぼん2011年10月号・P.397の7コマ目)

     まさかこんな形で再会するとは予想もしていなかっただろうな。
    だって疾風と瑠璃条の間に接点があるとか普通思わないだろう。

     疾風を捕らえて月泉水を取り出した瑠璃条、もう疾風の命運も
    ここまでかと思われましたが、瑠璃条には考えがあったようです。

    瑠璃条「飲みたくないなら 黙ってろ!!
    (りぼん2011年10月号・P.399の1コマ目)

     そう言って月泉水を自らの口に含んで霧吹きの要領で疾風の
    体に吹きかけた瑠璃条。口をおちょこのようにしている瑠璃条が
    なんだかちょっとかわいらしいですが、彼女も必死なのでしょう。

    瑠璃条「槐様がくれた月泉水はこれだけしかないんだ…全身に
    均一にかけるために我慢してくれ

    (りぼん2011年10月号・P.400の2コマ目)

     わざわざ疾風のために月泉水を用意してくれていたのか。こんな
    ことをなぜしたのかという理由はこの後すぐに明らかにされるの
    ですが、瑠璃条に対して心の壁を作ることなく、普通の友達に
    接するような感じで接し続けた疾風の行動は結果として自分が
    もっとも悩んでいたことを取り去ることになりました。

    瑠璃条「傷や病気は飲まなきゃ治らないけど 術ならこれで
    解けるかもしれないだろ?
    」(りぼん2011年10月号・P.400の3コマ目)

     デレたーーーーーーーーーーーっ! この表情いいな(w

     カエルの姿に変身してしまう呪文を解くために瑠璃条は
    がんばってくれていたのか。

     
    だったら最初から疾風に事情を説明すれば疾風も
    素直に従っただろうに…なんでわざわざ疾風を気絶させて両手を
    拘束するなんていう荒っぽいことをしたのか???

     もしかしたら、疾風が瑠璃条の作戦を知ったら、瑠璃条が後で
    槐から責められるということを心配して、せっかくの瑠璃条の計画を
    断る可能性もあるのではないかと思ったからかな? 疾風は瑠璃条の
    ことを本当に大切に思っているので、瑠璃条が後でひどい目に会う
    ような計画など認めないでしょう。

     …そんなこと関係なくただ単に性格的に素直じゃないだけかも
    しれませんが(w

    瑠璃条「槐様に疾風君と会ってること話したのは本当にすまないと
    思ってる…でも話せば必ず『仲間にしろ』って月泉水をくれると
    考えたんだ
    」(りぼん2011年10月号・P.401の1コマ目)


     なんという危ない橋を渡ってるんだよ…まぁでもどんなに無茶をしても
    瑠璃条は安泰(あんたい)だからできる技だよな。なにしろ桜姫に
    瀕死の重傷を負わせた時ですらおとがめなしだったくらいなのですから
    この程度のことなどせいぜい嫌味を言われて終わりでしょう。

     槐の性格を冷静に分析したからこそできた作戦ですね。こんな
    作戦を考えるなんて瑠璃条も疾風のことを大切に思ってるんだな。

    ↓つづきはこちら
    【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十五話「友情と純情」(りぼん2011年10月号)感想 その2

    種村有菜さん参加の東日本大震災チャリティー同人誌「pray for japan」の感想
    「種村有菜ミニギャラリー」に行ってきました(紀伊國屋書店新宿南店で開催) 
    種村有菜さんの同人CD「純愛天使」を買ってきました(コミックマーケット79・1日目)
    種村有菜さん15周年記念、アニメイト限定ペーパー「枕草子」をもらってきたので感想を
    【イ・オ・ン】の感想 まとめはこちら
    「絶対覚醒天使ミストレス★フォーチュン」の感想 まとめはこちら
    【白薔薇学園ヴァンパイア・ローズ】りぼんファンタジー増刊(2009年)掲載・種村有菜さん作、感想 その1
    【天使の金貨メイプルローズ】〔種村有菜さん〕春の大増刊号 りぼんスペシャル(2010年) 感想 その1

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    2011年9月 2日 (金)

    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.32(りぼん2011年9月号)感想 その6

    【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.32(りぼん2011年9月号)感想 その5

    ↑のつづき

    ○「距離を置く」のはいつまで?


    颯「期限の最短は『日向が俺のことを信じたら』かな
    (りぼん2011年9月号・P.515の1コマ目)

     やっばり日向は自分が杏菜とつきあうと颯が幼なじみ3人組の関係を
    終了させてしまうのではないかと疑っているんだな。颯のことだから
    当然電話などで日向が杏菜と付き合い始めても態度は変えないという
    ことを説明しているのでしょうけど、理屈抜きに信じられないのでしょう。

     そもそも颯はなんでこんなに気をつかって生きていかないといけないんだ?
    好きな女の子には気持ちを受け入れてもらえず、親友からは疑われ…

     颯が東京の高校に進学して、杏菜と日向が同じ高校で同じクラスだったら
    丸く納まったような気がする…颯も自分の気持ちを受け入れてくれなかった
    女の子と物理的に離れて、気分も変わるだろうし。

     それか、日向が同じ高校とまではいかなくてもせめて引っ越す必要が
    ない、自宅から通える範囲内の高校に進学したら、3人でじっくり話し合う
    ことができるから、話はもう少しマシな方向に行ったかも。とにかく日向が
    東京に行ってしまったことがすべての元凶なような気もする。

     ただ距離が離れているからこそ、危機感を持ち、杏菜も日向も積極的に
    動かざるを得ない面もあるので、全く意味がないというわけでも
    ないですが。


    颯「なんでか知らねぇけど アイツ昔から俺の言うこと
    信じねーんだよ基本的に なんのポリシーなんだか

    (りぼん2011年9月号・P.515の2コマ目)

     これは颯と日向の二人の間でしか分からない話しなんでしょう。読者は
    もちろんのこと、杏菜ですら知らない話が他にもたくさんありそうですね。
    颯と日向は二人でよく話しを電話でしていますが、そこで何が話し合わせて
    いるんだろう? 

     日向が颯のことを信じていないっていうのは結構興味深いです。
    本音で語り合うことができる関係だからこそ、颯を失いたくないから
    慎重になりすぎているのでしょうか? それとも過去に何か日向に
    そう思わせるような事件でもあったのでしょうか?

     よくよく考えたら日向にとって颯は恋のライバルなんだよな。今は杏菜の
    気持ちが日向に向いているからいいけど、日向にしてみれば一番怖いのは
    颯の存在。なにしろ自分は東京、颯は新潟という時点ですごく不利だし。

    颯「日向に会ったら説得しろよ『いい加減 颯のこと信じろよ
    バカ アホ』って
    」(りぼん2011年9月号・P.516の3コマ目)

     杏菜に説得とか無理だろうwwwwwww 説得をするためには相手が
    何を考えているかを考えて、それに応じたことを言う必要がありますが
    杏菜は、自分が言いたいことを一方的にしゃべるだけだからな。

     まぁ颯も本気で杏菜に説得を頼んだというのではなく、ただ単に
    その場の勢いでしゃべってしまっただけなのでしょうけど。

    颯「たぶん それが最短ルート
    (りぼん2011年9月号・P.517の1コマ目)

     これって遠まわしに杏菜とはもう前のような感じでつきあい
    ませんって遠まわしに宣言してるようなものだろう…

     
    日向を説得するのが最短ってどんだけハードル高いんだよ。
    この世で一番日向と仲が良い親友であるはずの颯の言うことを
    この時点では信じていないんだよ?

    杏菜「え…それ伝えればいいの!? 説得したら距離おくの終り!?
    (りぼん2011年9月号・P.517の3コマ目)

     杏菜のスイッチが入ったーーーーーーーっwwwwwwwww
    もうこの光が見えたかのような表情が出た時はヤバいんだ(w

     こうやって「距離置くの終り」とか軽く言ってる時点で
    いかに杏菜が相手の気持ちを考えていないかがよく分かります。

    颯がどんな気持ち杏菜と距離を置くという苦渋の選択をしたのかという背景を
    想像しようなんていう気は全くないんだろうな。


    杏菜「それなら楽勝だ♪」(りぼん2011年9月号・P.518の1コマ目)

     (・∀・)…

     思い込みって怖いね…(((((;゚Д゚)))))ガクガクブルブル


    杏菜「だって 日向が颯を信じてないわけないし!!
    (りぼん2011年9月号・P.518の3コマ目)

     お前はたった今、颯が話しをしたことを聞いてないのかwwww
    颯のことを信じていないんだぞ日向は。一度思い込むと考えなしに
    突っ走るという杏菜の最大の欠点がこんなややこしい場面で
    発動してしまったか。ここのところ菜花に性格の悪い女王の座を
    脅かされているように見えていたけど、やっぱり杏菜と菜花とでは
    格が違いすぎるわ。


     過去に何度もその場の感情で動いて痛い目にあっているのに
    まだ学習してないんだな。たぶんこの性格は
    もう直らないと思うよ。


     颯もいい加減、杏菜なんか無期限交流停止にしちゃえばいいのに。
    どう考えてもこれから先、杏菜と一緒にいてもロクなことないよ。

     …でも杏菜がこんな性格になったのは周りに颯と日向という
    世の中的にはあり得ないくらい杏菜にやさしい男の子が
    いるから調子に乗ってるっていう面もあるかもしれないんだよな。
    だっていくら無茶苦茶なことをしても颯も日向も杏菜の目の前から
    去らないのですから。こうなったら杏菜だって調子に乗るでしょう。
    いくらひどい事をやっても結局許してもらえるのですから。

    杏菜「だが しかーし 前言撤回はもうできませんからねっ!!
    (りぼん2011年9月号・P.519の1コマ目)

     杏菜は自分が大変な約束をしてしまったことに
    気づいていない件についてだが。


     日向を説得したら距離を置くのは終わりという約束をしたということは
    に言えば杏菜が日向を説得できない限りもう颯が距離を
    置くという状態が解除されないことを意味します。

    こんな約束をしなかったら自然と解除されていた可能性もあったかも
    しれないのに…

     そもそも杏菜は日向が颯のどんなことについて信用して
    いないのかという基本的なことを全く確認していません。
    どうやって
    日向を説得するつもりなのだろう?

     颯が「まだ日向は俺のことを信用していない」と言ったらどう
    するんだろうな? どういう状態になったら信用したということに
    なるのかというルールも作っていない。本当に隙(すき)だらけの杏菜ですね。

     こういう奴が悪徳商法にひっかかるんだなぁ~と思うよ(笑)
    動く前にまず確認です。


    ○写真部の中澤顧問、杏菜達が不安になるような言動を

    ※写真甲子園、初戦の結果について
    中澤「私 軽はずみに期待させるようなこと 言っちゃったけど…
    (りぼん2011年9月号・P.517の3コマ目)

     いや、あなたの目の前に軽はずみな言動だけで生きている奴が
    いるから気をつかう必要などない。強いて言えば絢ちゃんだけに
    気をつかえばよし。

     ここで敗退したほうがいろんな意味で杏菜のためになるのでは
    ないかという気がしてきた(w
     もし敗退したら杏菜どうするん
    だろうな?


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    【「チョコレートコスモス」の感想 まとめはこちら

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    【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十四話「二人の秘密、好きなのは君だけ」(りぼん2011年9月号)感想 その7

    【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

  • 【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十四話「二人の秘密、好きなのは君だけ」(りぼん2011年9月号)感想 その6
    ↑のつづき
  • ○参内(さんだい)の準備を続ける桜姫

     打ち合わせ8回、衣装合わせ12回とか、準備に時間がかかりすぎだろう。
    打ち合わせを繰り返すということは何をしゃべったらいいのかということも
    あらかじめて決めておくのかもしれませんが、いざ帝を目の前にして
    ちゃんと打ち合わせ通りのことを言えるのだろうか? 

     衣装合わせ12回で思い出したけど、桜姫はなんで早く青葉と結婚しないんだ?
    青葉の事情をすべて知った今となってはもう障害になるものは何もないのに。
    今はまだそれどころではないのでしょうけど、そろそろ自分達の人生も
    大事にしないと。

    桜姫「いくら私が月の姫と言えど 帝(みかど)と正式に会うことなど
    できない 表向きは流行り病にお倒れになった登華殿の女御様を
    見舞いに行く名目だ
    」(りぼん2011年9月号・P.446の4コマ目)

     今回の話しは帝の側から持ちかけたものですから、口実も向こうが
    用意してくれたのかもしれませんね。こうやって表面上はただの病気見舞い
    ということになっているから、内部の事情にくわしい人が槐(えんじゅ)の側に
    情報を漏らさない限り、特に危険なことにはならないはずなのですが。

    桜姫「だけどやってこの日が来たわ……帝に私のこと認めて
    もらうんだ!!
    」(りぼん2011年9月号・P.447の2-3コマ目)

     前にも書かせていただきましたが、本来帝は桜姫にとって敵でも
    おかしくない存在です。自分の愛する兄を生きたまま水の中の牢に
    閉じ込めて、性格をすっかり変えてしまった張本人なのですから。
    ただ槐が自分自身や周辺の人に危害を加えだしたのでもう
    槐に対する想いは急速にしぼんでいるのかもしれませんね。

     青葉に対して百合姫を側室として迎えるように迫ったのも帝です。
    帝のせいでこれまで桜姫はどれほど振り回されてきたことか。

    ○疾風、瑠璃条に月泉水を飲まされそうに

    瑠璃条「ごめんね疾風君」(りぼん2011年9月号・P.449の4コマ目)

     両手をくさりで繋がれて拘束されている疾風、任務のことを忘れ
    瑠璃条との愛にのめり込んだ代償と言ってしまえばそれまでですが
    あまりにも高くついた遊びでした…一番忘れてはいけない瑠璃条は敵で
    あるということを忘れてしまった時点でもうこの結果は避けられないもの
    だったのかもしれません。

    瑠璃条「槐様の命令だから」(りぼん2011年9月号・P.450の1コマ目)

     生命の維持を槐に依存している瑠璃条にとって、槐の命令に逆らう
    ということは、命を断たれる
    ということを意味しますから、背(そむ)く
    などという選択肢など初めから存在しないのでしょう。いくら疾風との
    愛を選んだとしても、生きていくことができなかった何の意味も
    ないですし。

    疾風「俺のこと槐に話したのか!? 俺は瑠璃条のこと姫さんにも
    琥珀にも話さなかったのに 瑠璃条は話したのか!?

    (りぼん2011年9月号・P.451の1コマ目)

     いや、これはさすがに逆ギレだ…ある意味話しをした瑠璃条のほうが
    任務に忠実だったというだけです。疾風は自分の立場を忘れ、敵の陣営の
    重要人物と何度も接触をしたのにその事実を報告しなかったのですから
    同情の余地などないでしょう。瑠璃条は仲間になってくれそうな貴族を
    探す任務についてしました、いつまでも仲間を見つけることが出来な
    かったら、居心地も悪くなったはずです。そんなときにふらりと飛び込んで
    きたのが疾風。こんなチャンス、逃すほうがどうかしてます。

     もっともあまり他人を信用しない槐のことですから、瑠璃条が
    自分がいないときに何をしているのか監視をしていてもおかしく
    ないですから、疾風のことを黙っていたとしてもいずれバレたとは思う。

     ただとにかく瑠璃条の態度が疾風の本来の姿である人間の姿で
    現れた時から急に態度が変わったのが気になるんだよなぁ。
    これ本当に槐の指示なのか?と疑いたくもなります。瑠璃条が疾風を
    自分の物にしたいという理由だけで独断で月泉水を使っているとしても
    驚かないです。まぁもっともさすがにこれは考えすぎては思いますが(w


    ※瑠璃条に月泉水を飲まされそうになって
    疾風「やめろ瑠璃条! 俺は妖古になんかなりたくない!!
    (りぼん2011年9月号・P.454の1コマ目)

     ただ単に永遠の命を手に入れることができるというだけの薬だったら
    むしろ積極的に飲みたいという人もたくさんいそうですが、妖古に
    させられるからな…命の期限を槐に握られてしまうのも嫌だし。
    槐の仲間になるということは桜姫や青葉、そして琥珀に攻撃をする側に
    周ることを意味するからな。こんなの疾風が了承するわけないです。

     ただ疾風は手を拘束されている身、瑠璃条が心変わりしない限り
    もうどうにもなりません。

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    2011年9月 1日 (木)

    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.32(りぼん2011年9月号)感想 その5

    【「スターダスト★ウインク」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

  • 【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.32(りぼん2011年9月号)感想 その4
    ↑つづく
  • ○杏菜、颯とマンションの階段で出くわす

     袋がやぶけて、買ったカップめんを階段に散乱させてしまった颯、
    ラーメン屋でアルバイトをしている颯ですが、こんなにカップめんを買うなんて
    そんなに麺類が好きなのか??? まぁ家族の分も入っているのかもしれませんが
    少なくとも7個は買ってるんですよね。ちょっと多すぎないか? もしこれを
    颯が全部食べるんだったらちょっと食生活が心配になる。がんばって拾って
    いますが、袋が無くなってしまったので自宅まで持っていくのが大変ですね。

     しかしいくらカップめんをたくさん買ったからといってレジ袋ってそう
    簡単に切れるかなぁ。もともと切れかかっていた袋を渡されたのかも
    しれませんね。

     そんな颯と鉢合わせになった杏菜、現在は距離を置いている期間
    なのでたとえ目の前に颯がいたとしても会話をすることはできません。
    しかし杏菜には秘策がありました。

    ※携帯電話に文字を入力して表示された画面を颯に見せた際に
    杏菜の携帯に表示された文「一気に買いすぎるから こんな
    事になるんだよ!
    」(りぼん2011年9月号・P.510の5コマ目)

     まぁごく普通の突っ込みだけど、わざわざこんなことを伝える
    ために携帯に文字を入力したのかwwwww



    颯の携帯に表示された文「ノートの次はケータイですか。
    頭良いですねー
    」(りぼん2011年9月号・P.511の1コマ目)

     颯も無視すればいいのに、距離を置いているのだから、相手に
    する必要なんかないのに。まぁ颯も本当なら杏菜と距離なんか置きたく
    ないからな。相手が携帯の画面を見せるという奇策に打って出たので
    ちょっと反応してみたくなったっていうのもあるかも。

     杏菜と颯はしばくら携帯電話の画面を見せ合っていたのですが
    しびれを切らした杏菜はとうとう直接しゃべり始めました。

    杏菜「颯は『しばらく距離置く』って言ってたけど『しばらく』とか
    あいまいすぎ!! もっと具体的に言ってよ!!

    (りぼん2011年9月号・P.512の1コマ目)

     まぁこの気持ちはわからんでもない。いつごろ解除されるのかという
    ことが分かっていれば心も落ち着くけど先が見えない物ってちょっと
    ストレスがたまりますよね。杏菜の場合、颯と仲が良い幼なじみに
    戻りたいという気持ちが強いのですから、いつまでこんな生活が
    続くのかというのはどうしても確認しておきたいところでしょう。

     こういうことを言うのは基本的に杏菜は颯のことも大切な存在
    だからなんですよね。颯のことなんかどうでもいい、私は日向が
    いればいいと思っているのであればわざわざこんな面倒なことは
    言わないはずです。こんなことに時間を費やすのであれば、日向に
    電話でもかけていたほうがマシですから。

    杏菜「何月何日までとは言わないけどさ 最長でいつまでとか
    最短でいつとか!!
    」(りぼん2011年9月号・P.512の2コマ目)


     最近便利な言葉が開発されました。颯はこの言葉を使い
    ましょう。


    「一定の目処(めど)がついたら交流を再開します」

     杏菜はなんで颯が距離を置くと言ったのか、その心理を深く
    理解してはいなかったのか。ただ単に腹いせで距離を置いている
    だけと思っているとか???

     そもそも杏菜は颯の想いを知りながら、自分はその想いに応える
    意志は現時点で全くないのに、相手に対しては自分が願っている
    仲の良い幼なじみとしての関係の継続を強いているのだから
    わがまま極まりないな。
    颯はもういっそのことこんな奴と縁を切れよと
    言いたくなるのですが、そう簡単に割り切ることができないのが
    人間の面白いところです。

    颯「お前 その質問の意味まったく理解してねぇだろう…
    短絡的すぎてマジびびるわ
    」「いっそすがすがしい…
    (りぼん2011年9月号・P.512の4コマ目)

     杏菜の扱いに慣れてる颯もさすがにドン引きwwwwwwwwww
    上にも書いたけどもう無期限に縁を切れよ。この期に及んで
    自分の感情を相手にぶつけるような奴とつきあっていてもなんの
    得もない。

    颯「わかんねぇくせに変なところ気にすんなよ!! 俺はほっといて
    普通に生活してればいいだろ!!
    」(りぼん2011年9月号・P.512の4コマ目)

     距離を置く期間中なのだから、杏菜なんか放置してさっさと
    家に帰ろう。今までの経験からして、杏菜が感情を爆発させて
    いる時は何を言っても無駄だ。聞く耳持ってないし、こういう時に
    何か物事を決めると大抵の場合、悪い方向に行ってる。


    杏菜「それができないから聞いてるんじゃん
    (りぼん2011年9月号・P.513の1コマ目)

     だからあなたはもう日向を選択したんだよね? どうしてここまで
    颯にこだわるんだ??? まぁこの後本人も言ってるけど、自分でも
    理由の説明なんてできないんだろうな。

     杏菜、颯、日向、3人がみんなつらい顔をしてがまんしながら
    「仲良し幼なじみ3人組」を演じ続けることに一体どんな意味が
    あるんだろう…ちょっと正直分からなくなってきた。


     杏菜は本当は両方の男の子と付き合いたいのではないか、
    それが本当の望みなのではないか? そう考えれば一連の
    杏菜の行動や発言の大半の説明はできるのですが、今のところ
    彼氏を二人欲しいと願ってはいないようですね。

     …一番丸く収まる方法がある。杏菜が颯、日向以外の男の子と
    付き合うということをすれば、颯と日向の関係はぎくしゃくすることは
    なく、杏菜も純粋に「幼なじみ」として二人と付き合い続けることができます。

     ただ杏菜の彼氏になった人は大変だけど(w 何かにつけて颯や
    日向と比較されたりするのはもう目に見えています。

    ↓つづきはこちら
    【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.32(りぼん2011年9月号)感想 その6

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