【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十九話「百合のように舞って」(りぼん2012年2月号)感想 その2
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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十九話「百合のように舞って」(りぼん2012年2月号)感想 その1
↑のつづき
○槐、百合姫を連れてくるように舞々に言う
槐「今夜ここへ連れてきなさい 月泉水を与え 僕達の力になって
いただきましょう」(りぼん2012年2月号・P.513の4コマ目)
まぁ槐の性格からして、舞々に百合姫を連れてくるように指示を出すのは
予想されたことで、いまさら驚くことではないと思います。ここだけ
聞いたら姉と舞々は一緒にいられるようになるから完全に悪い話という
わけではないと勘違いしたくもなりますが、槐はそんなに甘い人ではない
よな…
朱里「槐様は百合姫を仲間にしたあと そのまま新帝の元へ入内
させるつもりだよ」(りぼん2012年2月号・P.514の3コマ目)
外での工作活動は舞々や朱里、瑠璃条などがいるのですから
百合姫にやってもらう必要はないでしょう。新しい仲間を迎えるので
あれば当然他の人にはできない仕事をやらせると。で、百合姫に
何ができるのかと考えたら藤紫のところに工作員として送り込むのが
一番適しているでしょう。他の人だったら藤紫のところに近づくのは
大変ですが、百合姫なら妻だから、警戒されることなくすぐ側(そば)まで
いくことができます。
当然命字は取り上げるだろうから、もうずっと槐の言いなりですね。
朱里「入内させた百合姫を妖古に変えたら大惨事だ」
(りぼん2012年2月号・P.514の4コマ目)
つまり百合姫を人間爆弾として使う気なのか…仲間にして長期間に
渡って内部の情報を探らせたりするのではなく、一気に藤紫ごと
始末してしまうと。
でもこれってあまり賢いやり方じゃないよな。正直槐が何をしたいのか
分からないです。藤紫を倒したところで別の人が新しい帝になるだけ
なのに。ただ単に人間界を混乱させたいだけなのだろうか???
ただ百合姫という信頼のおける人物が工作員であったということが
知られたら帝の周辺は間違いなく疑心暗鬼になって、人を徹底的に
疑うようになるから、全く無駄というわけでもないんだよなぁ。
舞々「百合姫を妖古にする…!?」
(りぼん2012年2月号・P.514の5コマ目)
朱里「なに驚いてるの? そりゃそうでしょ 今さら槐様が気位の高い
百合姫を信用すると思う?」(りぼん2012年2月号・P.515の1コマ目)
たしかにいつ裏切るか分からないような奴を信じろっていうほうが
無理かもしれないな。桜姫の側に情報を流されても困るから、あまり
自分のところには置いておきたくないだろうし。
百合姫が妙に素直だったら私だって何かたくらんでいるのでは
ないかと疑いたくなるwww
朱里「せいぜい使い捨てのコマとしか考えてないよ」
(りぼん2012年2月号・P.515の2コマ目)
朱里からこの話を聞かされてなかったら舞々はひょっとしたら
間違った判断をしてしまった可能性もあるので、朱里は本当に
良い仕事をしましたね。
百合姫みたいな貴重なカードを使い捨てにするほど今の槐に戦力の
余裕があるとも思えないのですが、よくよく考えたら百合姫って別に
戦闘能力が高いわけではなく、美容に関する知識しかないからあまり
工作員としては役にたたないですね(笑)
でもやっぱり使い捨てはもったいないよな。百合姫がいなくなったら
また新たに貴族の工作員を探すところから始めなくてはいけないの
ですが、そのことを槐は分かっているのだろうか???
○幼い頃の会話を思い出す舞々
幼い頃の百合姫(りり)「だってお金さえあったら でんが仕事なくても
結婚できなくても 私が一生守ってあげられるでしょう…?」
(りぼん2012年2月号・P.516の6コマ目)
このセリフ思い出したらもう百合姫を妖古にするとかできないよwww
幼い頃の百合姫はまさか自分の舞々(でん)に対する態度が後々
自分の命を救うことになるとか想像すらしていなかっただろうな。
やっば人には悪いことしちゃだめということですね。もし百合姫が
舞々の見た目をネタにいじめたりしていたら槐の力を借りて復讐を
しようと思ったかもしれませんし。
舞々の心が揺れ動いたのは幼い頃の百合姫が自分に対して
優しかったのは表面上のことだけでなく、心の底からそう思っていると
感じることができたからかも。
↓つづきはこちら
【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第三十九話「百合のように舞って」(りぼん2012年2月号)感想 その3
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