【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十二話「恋せよ乙女、光の花に」(りぼん2012年5月号)感想 その2
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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十二話「恋せよ乙女、光の花に」(りぼん2012年5月号)感想 その1
↑のつづき
○琥珀、どんよりした感じでみんなを見つめる
※柱の影から桜姫たちのほうを見つめて
琥珀「拙者(せっしゃ)も…」(りぼん2012年5月号・P.456の1コマ目)
なんで柱の影に隠れてみんなのほうを見てるんだよ、堂々と出て
こいよ(w まぁ疾風が自分に対して瑠璃条が好きだってはっきり
宣言した直後だからなぁ。恋敵(こいがたき)を目の前にして、まともな
精神状態でいられるわけないです。本当だったら、琥珀は瑠璃条に
対していろいろ言いたいこともあるでしょうね。
琥珀はこれから先、瑠璃条と事実上の「同居」をすることに
なります。桜姫が瑠璃条の主になったのですから。嫌だろうがなんだろうが
琥珀は自分の大事な任務があるから桜姫のそばから逃げることは
できません。琥珀にとってこれは最悪の展開だよな…自分の好きな男の子を
奪った相手と一緒に暮らしていかないといけないのですから。
琥珀は自分の気持ちを表に出すタイプではないので、心の中の
つらさを隠して任務にあたるんですよね…桜姫に対して琥珀がつらさを
打ち明けるとも思えないし。本当の自分を表に出せないのってかなりの
ストレスですから。琥珀が不真面目な性格だったらまだ楽だったかも
しれないけれど、とにかく真面目な性格だから、自分が何かを桜姫に
言うことによって桜姫に気をつかわせるようなことはしたくないでしょう。
したがって余程のことがない限りこの状態がずっと続きそうですね。
○琥珀と瑠璃条もこれから先、一緒に暮らしていくことに
※瑠璃条に対して
琥珀「姫様は琥珀のこと 妹みたいって言ってくれたでござる!
姫様は琥珀のお姉ちゃんでござる!」
(りぼん2012年5月号・P.456の3コマ目)
琥珀には「姉」はいても「妹」や「女友達」はいない…
琥珀は女友達がいないから、疾風の問題さえなければ
瑠璃条と次第に上手につきあうことができるようになって、瑠璃条は
琥珀にとってかけがえのない存在になるかもしれなかったのに。
恋って怖いね。
※琥珀に対して
瑠璃条「桜姫は私の主だ ブスはひっこんでろ」
(りぼん2012年5月号・P.456の3コマ目)
この言葉をきっかけに琥珀と瑠璃条はけんかになってしまったのですが
けんかと言っても姉妹が仲良くじゃれ合っているように見えるので
これはふれあいのようなものですね(w
琥珀は一度瑠璃条とじっくり二人っきりで話しをしてもいいような
気がする。このままだと琥珀の心は壊れてしまいかねません。毎日
ずっと瑠璃条の顔を見るたびに疾風を奪われた日のことを思い出して
しまうのですから。
瑠璃条は琥珀から疾風を奪ったということは知らないものと思われ
ますが、もし琥珀が疾風のことを好きだということを知ったら態度が
変わったりすることはあるのかな?
そもそも基本的な疑問なのですが、この時点で瑠璃条が
好きな人は誰なんだ??? 疾風に対して恋心を抱いているという
ことがうかがえるような描写はこの段階ではまだ出てきていないですが。
槐に対する想いが完全になくなったようにはとても見えません、でも
疾風に対して明確に恋心を抱いているとも思えません。疾風は瑠璃条に
とって現時点ではどちらかと言うと「大切な友達」となのではないで
しょうか。
一緒にいる時間が飛躍的に長くなったので、これから疾風と接している
うちにだんだん恋心を抱くようになる可能性もありそうですが、しばらくの
間はこのままかな?
もし槐が瑠璃条に対して疾風との一件はゆるしてあげるから戻ってこい
という呼びかけが行われたりしたら瑠璃条は戻るのだろうか? 追い出された
直後だったら迷うことなく戻ったのでしょうけど、桜姫にもなついた今だったら
いろいろな選択肢がありそう。罠(わな)の可能性が高いから無視するって
いうのが一番無難な選択肢なのでしょうけど、瑠璃条はたとえ罠だと
分かっていたとしても、槐のところへ行っちゃうかもな…実の妹ですら
生きたまま水牢に叩き込むような奴だから、瑠璃条なんかそれこそ
消耗品扱いされて終わりでしょう。
朝霧「姫様は朝霧の親友ですっ」
青葉「桜は俺の許婚(いいなずけ)だ!」
(りぼん2012年5月号・P.456の5コマ目)
許婚が一番立場が強いはずなのに青葉はあまり目立ってないなwww
…っていうか、桜姫と青葉ってまだ中途半端な関係のままじゃないか!
ここのところ瑠璃条を中心にお話が展開していたから忘れてたけど、早く
中途半端な状態を解消しないと、青葉の呪いの影響が進行してきたら
まずいのでは???
いつの間にか桜姫と自分がいかにつよい絆(きずな)で結ばれて
いるかを自慢する大会の会場になってますが、この輪に完全に
加われない人物が一人…
↓つづきはこちら
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種村有菜さんの桜姫華伝9巻発売記念サイン会に行って来ました(2012年1月15日、横浜開催)
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