【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十三話「雪はいつでも春を待っている」(りぼん2012年6月号)感想 その3
チャチャとりぼん、ツイッター @chacha_ribon
種村有菜さんの「目黒帝国」がスーパーコミックシティ21に参加したので行ってきました
種村有菜さんがNHK WORLDの番組「imagine-nation」に出演(日本時間2012年5月16日午前8時30分放送)
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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十三話「雪はいつでも春を待っている」(りぼん2012年6月号)感想 その2
↑のつづき
○琥珀、「桜姫」に失恋したことをあてつけのように語る
桜姫は瑠璃条と入れ替わり、朝霧の救出に向かいましたが…
※瑠璃条のフリをしながら琥珀に対して
桜姫「別に何でもいいだろ? 桜は私の主なんだ そばにいて
何が悪い」(りぼん2012年6月号・P.404の1コマ目)
いかにも瑠璃条が言いそうなセリフだなwww 瑠璃条の服を
着ればとりあえず見た目はごまかせますが、いつもと違う感じの
しゃべり方をしたら怪しまれますよね。でも桜姫はちゃんとしゃべり方
まで真似をすることに成功しました。琥珀に声をかけられた瞬間、
瑠璃条に化けた桜姫の目が猫目になってるのがかわいい☆ バレたら
作戦の実行は不可能なので、正直生きた心地はしなかったろうな。
…もっとも琥珀は桜姫が真剣に朝霧を助けに行きたいという気持ちを
表したら見て見ぬフリをしてくれた可能性が全くないとは言い切れませんが。
琥珀も桜姫のことが大好きなわけですから、桜姫がどうしても行きたいと
懇願(こんがん)したらきっと気持ちも揺らいだはずです。
しかし琥珀が怪しいと思わなかったところを見ると声もそっくりだった
んだなぁ…槐は瑠璃条のあらゆるところを桜姫そっくりに作ったの
ですが声まで似せて作ったのか。槐がここまで桜姫に似せて瑠璃条を
作った理由がますます分からなくなってきた。
○桜姫、槐の潜伏先に潜入成功
桜姫「瑠璃条の地図わっかんないし 京から遠いし
岩山の上だし もう夕刻だしっ」(りぼん2012年6月号・P.410の3コマ目)
瑠璃条がどんな地図を描いたのか見てみたかったwww
結構遠いところに潜伏していたようですが、桜姫は走って行ったのか?
槐のところへ黙っていくのだから、他の人に気づかれてはいけない
ので、一人で行くしかなかったはずだから、大変だったろうな。
瑠璃条に教えてもらった場所になんとかたどりつけた桜姫、
すでに槐と朱里がいなくなっていたりしたらとんだ無駄足だった
のですが、二人ともまだ潜伏していたので無駄足にはなりません
でした。朝霧をさらったのだから桜姫たちが探しに来るということは
当然想定しているはずなのですが、そう簡単に潜伏先を変えるのは
難しいのかな?
※瑠璃条のフリをした桜姫を発見した際に
朱里「槐様は裏切り者を許さないよ? それとも殺されに来たのかな」
(りぼん2012年6月号・P.411の1コマ目)
この後すぐに槐が現れたので、桜姫が直接朱里に何かを話すことは
ありませんでしたが、槐がしばらく現れなかったら桜姫は何か朱里に
話したのかな?
朱里の様子を見ると自分の目の前にいる人物が桜姫だとは全く
気づいていないようですね。琥珀も朱里もだまされるほど瑠璃条に
なりきっている桜姫、槐をだますことができるかどうか気になる
ところですが…
槐「おかえり 瑠璃条」(りぼん2012年6月号・P.409の4コマ目)
えええっっっっ!!!! 感情をあまり表に出さない槐だから、心の中で
何を考えているのかは分かりませんが、顔を見た瞬間に桜姫の
命字を燃やすとかいう展開にならないでよかった。
※瑠璃条のフリをした桜姫が槐に対して
桜姫「槐様 お会いしたかったです」
(りぼん2012年6月号・P.413の1コマ目)
槐にバレないように恋人のように槐に抱きつく桜姫、ここまで
密着したのに槐にバレないとか不自然すぎるな。匂(にお)い
だって違うはずだろうし。瑠璃条は生気を槐から供給してもらっていましたが
桜姫は供給を受ける必要は当然ないので、この線からバレてしまうという
可能性はないのか?
桜姫「そうだ あの雪女の様子でも見に行きましょうか 今日は
もう許してあげましょう」(りぼん2012年6月号・P.411の2コマ目)
このセリフが思わせぶりでいろいろ想像させられるな。「今日は」と
いう単語に意味はあるのだろうか? 今日は良くても明日は始末する
とかだったとしても私は驚かないです。裏切り者は絶対に許さない
槐がこんなことを言うのですから、何らかの意図があるのは間違い
ないはずですが。
とにかく人を信じるということを知らない槐ですから、仮に目の前の人物が
本当に瑠璃条だと思っていたとしても桜姫の陣営に情報を流したり、朝霧を
奪還する目的でここまでやってきたのではないかと警戒するのでは???
もともと槐は桜姫のことを連れ去ろうとしたくらいだから、桜姫だと
気づいたとしてもあえてそのまま気づいていないフリをして機会が
来たら捕まえてしまおうと思っている可能性もありますね。いずれにしても
槐が言っていることをそのまま鵜呑(うの)みにするのはあまりにも危険です。
桜姫はせっかく槐と接触する機会を得たのですから、自分自身と
青葉の命字を奪い返すこともできればやっておいたほうがいい
ですね。命字が槐の手元にあるうちは半分人質に取られているも同然
ですから。命字がどこにあるのかを探るだけで一苦労とは思うけど、命字奪還
作戦は基本的に槐が油断している時しかできないので、なんとかがんばって
欲しい。ただ、桜姫は朝霧のことが心配で自分と青葉の命字のことなど
頭の片隅にもなさそうですが。
↓つづきはこちら
【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十三話「雪はいつでも春を待っている」(りぼん2012年6月号)感想 その4
種村有菜さんの桜姫華伝9巻発売記念サイン会に行って来ました(2012年1月15日、横浜開催)
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