【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十五話「瑠璃条」(りぼん2012年8月号)感想 その5
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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十五話「瑠璃条」(りぼん2012年8月号)感想 その4
↑のつづき
○瑠璃条、血桜を呼び出す
槐の潜伏先についた瑠璃条、なんで槐は潜伏先変えないの?
槐は警戒心が強くないのか??? 桜姫が瑠璃条から情報をもらって朝霧を
奪還する作戦に来た段階で自分の居場所がバレているということが分かった
のに未(いま)だに槐は同じ場所にい続けているのですから。他の場所に
逃げないと桜姫の陣営から討伐軍が送られてもおかしくないのに。
…っていうか、むしろ槐の潜伏先を知ってるのにこのまま何も
しなかったら藤紫と青葉は職務怠慢だろうwww 桜姫と青葉の
命字を槐にとられてしまっているので、うかつに手を出せないっていう
足かせがあるのは事実ですが。まぁこのまま何もしないなんていうつもりは
全くないのでしょうけど。桜姫の精神状態が最悪なので、桜姫が回復しない
限りは動きたくても動けないし。戦力を考えたら桜姫抜きでの槐相手の
戦いなどありえないでしょう。
※桜の月の紅を手に取って
瑠璃条の心の声「私が桜の人形なら血桜を呼び出せるかもしれない
それで槐様を斬れば全てが終わる」
(りぼん2012年8月号・P.318の4コマ目)
へなちょこな瑠璃条が振り下ろした刃(やいば)で槐を倒せるん
だったらとっくの昔に桜姫が倒しているような気がする…まぁ瑠璃条が
相手だったら槐が油断をするからそれに期待ができないわけでは
ないですが。
瑠璃条の心の声「桜もやっと救われるんだ」
(りぼん2012年8月号・P.318の4コマ目)
いやいや、槐を斬るのはいいけど、とりあえず桜姫と青葉の命字を
取り返してからにしてくださいwww …っていうか今気づいたけど、槐が
倒された際に桜姫と青葉の命字に何かがあったら巻き込まれる形で
二人の命も絶たれてしまったりしないのか!?
瑠璃条の心の声「槐様…瑠璃条がおともします どこまでも」
(りぼん2012年8月号・P.318の4コマ目)
一緒に旅立つことを決意しているのか。槐を倒して疾風と仲良く
暮らすという選択肢はどうやら瑠璃条の中には全くないようです。
愛している槐がいない世界など瑠璃条にとっては耐えられないん
だろうな。
○瑠璃条、血桜の呼び出しに成功
血桜の呼び出しに成功したということは、瑠璃条の体は本当に
見た目がただ単に似ているだけということではないということですね。
槐は本当にすごいものを作ったんだなぁ。決して楽をして作ったという
わけではないはずなのに、あっさり切り捨ててしまったのがどうしても
理解できないですが。
切り捨てたのにも関わらずあっさり自分の陣営への復帰を認めようと
したりした(桜姫が瑠璃条のフリをして槐の潜伏先へ潜入した際に)ところを
見ると、他の部下とはやはり扱いが違います。こうなるとどうしても槐が
瑠璃条を作った理由が気になってきますね。
※槐に対して、血桜を手に取って
瑠璃条「もうこれ以上桜を苦しめないで 一緒にいきましょう」
(りぼん2012年8月号・P.320の4コマ目)
これは本心だろうな…槐が他人の言うことを聞くタイプだったら
とりあえずいろいろ話を聞くという道もあったかもしれませんが、槐には
何を言っても無駄だろうし。
瑠璃条の心の中の声「愛されたかったのよ」
(りぼん2012年8月号・P.322の1コマ目)
これも本心だな。桜姫との一件がなかったとしてもいつかは大変な
ことを瑠璃条はやらかしたような気がする…自分の想いがどうがんばっても
届くことはないと悟(さと)った時、選択肢はあまり多くはないでしょう。
瑠璃条は贅沢な暮らしや名声など興味すらなく、ただ純粋に槐に
愛されてのんびり暮らす人生が欲しかっただけだった…
槐「やめなさい瑠璃条!! おまえはその剣がどんな
ものかわかっていない!!」(りぼん2012年8月号・P.322の2コマ目)
そもそも読者もこの剣がどんなものか分かっていないwww
あまり血桜が大活躍するような展開にならないからなぁ。
瑠璃条はよく分からない剣を使う気になったのですが、他に武器も
ないしなぁ、どうせ槐と一緒に旅立つ覚悟だったらから細かいことは
気にしなかったのでしょう。
※血桜からの声
血桜から聞こえてきた右京らしき声「瑠璃条…?」
(りぼん2012年8月号・P.322の3コマ目)
血桜がしゃべった!!!
瑠璃条「え!? 右京!?」(りぼん2012年8月号・P.323の1コマ目)
右京の声が聞こえてきたのか! 他にも何人もの声が聞こえてきた
ようですが、これって血桜の謎をさぐる上で重要なヒントになるのでは?
血桜によって斬られた人の魂がなんらかの形で血桜に乗り移って
いたりするのか???
一方その頃、邸にいた桜姫は瑠璃条が血桜を使っていることに
気づいて、必死になって止めようとしています。血桜は認めた持ち主に
しか従わないからですが、だったら血桜は最初から認めた持ち主以外が
呼び出した時は出てくるなよwww 出てこないと本物かどうか分からない
のかな?
血桜が勝手に動き出してしまい、つかんでいられなくなった瑠璃条は
血桜を手から離してしまったのですが、行動の自由を得た血桜は
瑠璃条の体を貫いてしまいました…
この時の槐の表情はまるで愛する人を失った瞬間を見た人のようだ。
これまで切り捨ててきた人たちに対する表情とは明らかに違います。
瑠璃条を単なる道具として見ていたということはなさそうです。
瑠璃条「槐様 見てください "桜"です 私やっと"桜"になれた
やっと 本物の桜に… 槐様……」(りぼん2012年8月号・P.328-329)
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
胴体が桜の花びらになって散っていった瑠璃条…(´;ω;`)・・・
これだけ満面の笑みを見せながら旅立っていけるなんて、本当に
心がきれいだったんだな。良い意味で愛すべきバカだった瑠璃条
が退場してしまった。
いろいろ曲者(くせもの)が多い桜姫華伝の世界の中で純粋な心を持っている
貴重な人物だったのに、いなくなってしまい本当に残念です。
桜姫は朝霧とお別れしてからまだ間もないのに、今度は瑠璃条との
お別れですね。槐への怒りはますます増幅しそう、諸悪の根源は
槐だし。
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