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2012年9月 2日 (日)

【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.44(りぼん2012年9月号)感想 その3

チャチャとりぼん、ツイッター @chacha_ribon

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【スターダスト★ウインク】〔春田ななさん〕star.44(りぼん2012年9月号)感想 その2
↑のつづき

○絢ちゃん、トイレに行くと言い残してそのまま帰る

 絢ちゃんがトイレに行くために席を立った後に颯のところにメールが
届きました。

絢ちゃんから届いたメール「先に帰ります。
(りぼん2012年9月号・P.499の1コマ目)

 帰るのかよwwwwwww 絢ちゃんが席を立つ直前、杏菜と颯、日向の
3人が仲良くお話をしていたのですが、その様子を見て自分が入る余地は
全くないと確信しちゃったんだろうな…確かに絢ちゃんにとってはきつい
雰囲気だったでしょう。3人は子供時代の話をしていたから絢ちゃんは話に
強引に割り込もうと思っても無理でしたし。

 ただ単にたまたま彼氏の幼なじみと出くわしたからお話をしているとか
いうものだったら別に話に絢ちゃんは話に加わることができなくても何とも
思わなかったのでしょうけど。

 颯の子供の頃の話を杏菜や日向から聞くことができる貴重な機会では
あるのですが、もうそんなことをする気になれなかったのでしょう。
むしろ早くこの場から立ち去りたいと。

 メールを見た颯は当然絢ちゃんの後を追うことになります。Wデートだった
はずなのですが、いつの間にか残されたのは杏菜と日向の2人だけに
なりました。

※後を追って来た颯に対して
絢ちゃん「こんなの予想の範疇(はんゅう)だもん
(りぼん2012年9月号・P.502の1コマ目)

 絢ちゃんは自分が置かれている立場を確認したかったから、あえて
Wデートの話しを持ちかけたのかもしれないな。だって単に颯とつきあい
たいだけだったらデートは颯と二人っきりのほうがいいに決まって
ますから。

 
Wデートで颯と杏菜の様子を観察すれば自分が今どんな立場に
置かれているのか一目で分かりますよね。学校の中では杏菜と
颯はあまりお話をしないからどんな雰囲気なのかは分からないし。

絢ちゃん「彼女になれたからって 颯の1番が私じゃない
こともわかってるし
」(りぼん2012年9月号・P.502の2コマ目)

 一番でないと分かっていたからこそ、必死に食い下がっていたのか。

 1番になれないって分かっているのに颯をあえて選ぶのですから
本当に絢ちゃんは颯のことが好きなのですね。颯も絢ちゃんが
こんな気持ちでつきあっていると分かっているのにそれに応えて
あげられないっていうのはどんな気分なんだろう?


絢ちゃん「でも 前と同じ結果は嫌だから どうすれば
いいのかなって 私は……………
」(りぼん2012年9月号・P.502-503)

 絢ちゃんは颯の1番好きな人を自分にするなんていうことはほとんど
無理っていうことは承知しているんだな…正直即効性のある対策なんて
ないと思う。

 颯はもう絢ちゃんを1番の女の子にする気がないのであれば、はっきり
別れてあげて絢ちゃんを自由にしてあげたほうがお互いのためのような
気がする。このままでは颯も絢ちゃんも全く楽しくないでしょう。カップルを
演じているだけだったら時間の無駄です。

 絢ちゃんの現実的な対策としては自分は2番目の女であるということを
自覚しつつ、彼女は自分だという立場を最大限に生かしてデートを続けて
機会を待つっていうことくらいかなぁ? 幸い杏菜は今日向とつきあって
いるので颯が杏菜に告白する心配はないのですから。

 人間、好きな人が変わるなんていうことはいくらでもありますから、
颯の好きな人が変わる可能性も全くないとは言い切れません。


○颯、絢ちゃんと先に帰る

日向「麻生さんが途中で気分悪くしちゃったんじゃない?
自分の狙い通りにことが進まなくて

(りぼん2012年9月号・P.505の4コマ目)

 すっかり性格が悪いキャラが定着してきた日向、今回はがまんを
していましたが、2人がいなくなった途端に黒い心が吹き出してきた
ようです(w


日向「見せつけたかったんでしょ 颯にも杏菜にも
杏菜は俺とつきあってて 颯は麻生さんとつきあってて
お互い入り込むすきなんて万が一にもないんだって

(りぼん2012年9月号・P.506の2-3コマ目)

 絢ちゃんはここまで上手くいくなんていう甘い予想は立てて
いなかったと思う。ただできることなら2組のカップルの枠組みを
このまま確定させたいという思いは当然頭の中にあったとは思いますが
それが簡単にできるなんて思っていないでしょう。

 よくよく考えたら日向にとってみれば颯と絢ちゃんがカップルと
して強く結ばれるということは本来は好都合なんですよね。だって杏菜を
颯に奪われる可能性がほぼなくなるのですから。

 むしろ日向は絢ちゃんのことを応援してもいいはずなのに、どうして
攻撃的に接するんだろう…と思いつつ話を読み進めていたら、理由が
この後なんとなく明らかにされます。


日向「すごいよね そうまでしても杏菜と颯が結ばれる可能性は
完全に摘まなきゃ気がすまないなんて 悲しいくらい必死だよね

(りぼん2012年9月号・P.507の1コマ目)

 たぶんほぼ当たっているのだろうけど、なんだか癇(かん)に障(さわ)る
言い方だなぁ(w 嫌味っぽいっていうか、攻撃してるっていうか…


○日向、杏菜に核心に触れることを言う

日向「俺は時々 杏菜は颯のこと 好きなんじゃ
ないかなって思う時あるよ

(りぼん2012年9月号・P.509)

 絢ちゃんのWデートが杏菜と日向のカップルの関係に思わぬ影響を
与えたな…

 絢ちゃんに対して日向が攻撃的だった理由がなんとなく分かった
ような気がする。
杏菜が颯と絢ちゃんがつきあっている様子を見たら
杏菜が自分が本当に好きな人は誰なのかということに気づいて
しまうのを恐れたからではないでしょうか?


 とにかく日向の絢ちゃんに対する態度はちょっと普通じゃなかった
ですよね。性格も思いっきり悪くなっちゃってましたし。

 日向は絢ちゃんのことを「悲しいくらい必死」と評していましたが
日向も実は杏菜を自分のところにとどめておくのに
必死だったのかも。
だから言葉もきつくなり、態度にも露骨に出たと。

杏菜「……なんで そんなこと言うの? なんで………」
(りぼん2012年9月号・P.510-511)

 さらりと笑って否定すればいいものを悲しい顔をする
だけで明確に否定しない杏菜。
自分は考えないように
しているのかもしれませんが実はもう心の奥底に本当の答えがあるの
かもしれませんね。

 しかし日向はあれこれ言うだけで解決する努力を全く
しないよなぁwww 
口だけ番長も度が過ぎると正直ウザくなってくる。

 たまには自分で動けばいいのに。幼なじみの杏菜と颯に本音で
話しができるのは日向だけですよ。

 
(つづく)
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