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2012年10月 2日 (火)

【花めぐりあわせ】〔持田あきさん〕第一回(りぼん2012年10月号)感想 その2

チャチャとりぼん、ツイッター @chacha_ribon

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【花めぐりあわせ】〔持田あきさん〕第一回(りぼん2012年10月号)感想 その1
↑のつづき

 与野から東京まで一日半かけて歩いてたどり着いた「きょう」、初めて見る
東京の風景に圧倒されていますが、現代みたいに遠出をする前に前もって
グーグルのストリートビューとかで予習をしたりできないしなぁ、写真満載の
ガイドブックとが簡単に手に入るということでもないし、明治35年だとまだ
ラジオ放送も始まっていないので、人から聞いた話以外に東京に関する知識は
ないから、びっくりしたのも当然かも。

きょうの心の中の声「通りにはガス灯が灯(とも)り 馬車が走り
洋服を着た人々が歩き とても片道一日半で辿(たど)り着けるとは
思えない程 何十年も先を走る未来の世界のように思えたのです

(りぼん2012年10月号・P.25-27)

 いや、実際この当時与野と東京の街のレベルは数十年くらいの差が
あったのではないか??? きょうが住んでいた与野は明治時代になっても
江戸時代と大して変わらない生活だったものと思われますし。まぁ与野の
中でも村の実力者は多少は近代的な生活用具も持っていたのでしょうけど。

 しかし片道一日半があっという間みたいな感じできょうはとらえているん
だなぁ。

※東京に着いた際の反応
きょう「…どーしよ どーしよ 朔兄ちゃん!! そこいら中に洋服着てる
人がいるっっ

朔太郎「ぎょ ぎょーっっ あれが馬車!! 本物!! あっちには人力車まで
いるっっ
」(りぼん2012年10月号・P.28の2コマ目)

 おまいら落ち着けwww まぁ気持ちは分かりますが。外国に来たような
ものを通りこして、タイムスリップしたようなものだしなぁ~ 思いっきりおのぼりさん
になってますがたぶんこの当時に地方から東京に出てきた人はみんなこんな反応
をしていただろうから周りの人はいちいち気にしてないのかもしれませんね。

 人力車は別に人と車さえあれば与野でも開業できそうですが、需要が
ないだろうなぁ。ちなみにきょうが東京に着いた翌年の明治36年には
東京電車鉄道が開業するのですが、きょうが見たらどんな反応をするのか
興味があります。馬がひっぱっていないのに勝手に車が動くのですから
間違いなくびっくりしそうですが。

 洋服が珍しいのか。値段を考えたらなかなか手がでないのでしょう。

 あちこちに目がいってる間に朔太郎とはぐれてしまったきょう、まともな
通信手段がないこの時代に迷子とか痛すぎだな…東京はこの時代すでに
電話は開業済みですが、ほとんど普及していないので朔太郎の現在地を
電話だけで確認するのは不可能に近いでしょう。今だったら携帯電話で
どこにいるのか聞けるけど。

 交番で朔太郎のことを聞こうとするきょう、まぁこれが一番無難だろうな。
奉公先がどこであるかは分かっているのですから、とりあえず一人で奉公先に
向かってそこに朔太郎が来るのを待つという手もあったけど、きょうはその
奉公先の場所も分かっていなかったので交番以外に手はなかったですね。

 しかし街の人に交番の場所を聞いても誰も教えてくれないとか
殺伐としすぎだろう(w
 どうなってんだよきょうの周りの奴ら。みんな
裕福な人たちのはずなのに。

 きょうはすっかり涙目になってますが、そりゃこの状況なら
誰だって泣きたくなるわ。
ほとんど絶望的な状態だし。周りに頼れる人
がいない、実家に帰ろうと思っても歩いて一日半とか無理ゲー状態です。

↓つづきはこちら
【花めぐりあわせ】〔持田あきさん〕第一回(りぼん2012年10月号)感想 その3

槙ようこさん×持田あきさんのサイン会(ピカ☆イチ4巻発売記念)に行ってきました(2012年4月1日、渋谷TSUTAYA開催)

講談社ARIA創刊記念のイベント、槙ようこさんと持田あきさんの手渡し会に行ってきました

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