【花めぐりあわせ】〔持田あきさん〕第一回(りぼん2012年10月号)感想 その3
チャチャとりぼん、ツイッター @chacha_ribon
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【花めぐりあわせ】〔持田あきさん〕第一回(りぼん2012年10月号)感想 その2
↑のつづき
兄の朔太郎(さくたろう)とはぐれてしまい、どうしていいか分からなくなって
いたところに観月慧一郎(みづき けいいちろう)と出会った「きょう」、本来
なら地獄に仏のはずなのですが、うれしそうな顔をするどころか妙に
警戒してるなぁ、いまのきょうに助けてくれる人を選ぶ余裕などない
ような気がするのですが…
きょうの心の中の声「奉公先に迷惑かけないためにも 余計な
人間関係は作らないどこうっ」(りぼん2012年10月号・P.35の5コマ目)
なるほど、確かに家族旅行とかで東京に来ているというわけでは
ないからな。相手がどんな奴か確認できない限りは警戒心を緩めない
ほうがいいかも。都会には悪い奴も一杯いるから安易に人を信用して
しまった結果、事件に巻き込まれたりしても怖いからこの位疑り深い
位でちょうど良いのかもしれません。朔太郎とはぐれているこの状況で
悪い人に捕まったりしたらもうどうにもなくなりますし。
慧一郎がちゃんとした服を着ていたのであれば、また反応も違ったの
かもしれないけど、服装に関してはきょうも人のことは言えないですね(w
安易に人を信用してはいけないとは言え、この時点できょうが頼れる
人は慧一郎だけですよね。
慧一郎はきょうと一緒にボロ屋に向かいました、そこにはたくさんの
子供達がいたのですが、赤の他人であるその子たちにとても慕(した)われて
いる慧一郎、子供と仲良く遊んでいる姿を見てようやくきょうの慧一郎に
対する警戒心は解けました。
警戒心が解けたきょうは慧一郎に対して自分の母のことについて
語りだします。
○穂積きょうの母の正体
きょう「生まれは由緒ある家柄だったそうなのですが 時代が明治に
変わって 家名が没落して父も病で亡くして それからはずっと田畑
仕事で食べて…」(りぼん2012年10月号・P.42の1コマ目)
明治維新とは全く関係なく江戸時代とほとんど変わらない生活を
しているきょうの家ですが、きょうの母は由緒ある家の子として生まれて
いたのか。時代の変化についていくことができなかったようですが
穂積家のような境遇の家って当時は結構多かったのかもしれませんね。
逆に生活が豊かになった家もそれなりに多かったのでしょうけど。
※母が好奇心旺盛であることに関連して
きょう「だから私も 出来るだけ多くの物を見て多くの経験をして
大きく大きく生きたいと思ったのです」(りぼん2012年10月号・P.43)
なるほど、単にお金がないから働きに出るっていうだけではなかったの
ですね。母の目の薬を買うというのも大事な仕事ですが、この時代は
奉公にでも出ない限りは自分が住んでいる村から外に出るっていう
ことは無理でしょうから、奉公に出るっていうことはマイナス面しかない
という訳ではなさそうです。
↓つづきはこちら
【花めぐりあわせ】〔持田あきさん〕第一回(りぼん2012年10月号)感想 その4
槙ようこさん×持田あきさんのサイン会(ピカ☆イチ4巻発売記念)に行ってきました(2012年4月1日、渋谷TSUTAYA開催)
講談社ARIA創刊記念のイベント、槙ようこさんと持田あきさんの手渡し会に行ってきました
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