【花めぐりあわせ】〔持田あきさん〕第一回(りぼん2012年10月号)感想 その4
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【花めぐりあわせ】〔持田あきさん〕第一回(りぼん2012年10月号)感想 その3
↑のつづき
最初は慧一郎(けいいちろう)のことを警戒していた「きょう」ですが
慧一郎が遊び仲間の子供達と仲良く遊んでいる姿を見てようやく
心を開いてきました。東京に着いて始めて出会った家族以外の人ですね。
慧一郎「"ひたむき"という言葉がある 花も木も芽も陽向(ひなた)に
向かって 明るいほうへ 明るいほうへ まっすぐ伸びてゆく」
(りぼん2012年10月号・P.44の4-5コマ目)
確かに植物って必ず明るいほうを目指してただひたすら伸びて
行きますよね。もちろん生き残るためなのですが、今のきょうに必要
なのはまさに植物のように明るい方向を目指してあきらめずに頑張る
ことなのかもしれませんね。もうそう簡単に家には戻れないのですし。
何かを目指そうという時、なんだかんだ理由をつけて結局やらないで
終わってしまったという経験があるという人も多いとは思いますが、深く
考える暇があるのだったらとにかく目指しているものに近づけると自分が
思ったことをどんどん試したほうが良さそうです。
慧一郎「それは生き物として特別なことでも何でもない『今よりもっと
もっと良くなりたい』と願い ひたむきに努力するということは生きて
いる証拠なんだ」(りぼん2012年10月号・P.45の1コマ目)
人間のこういう思いが積み重なってできたのが今の文明社会なのかも
しれませんね。もし原始時代の人間が「これでいいや!」って思って現状維持の
生活をしていたら今私達はこうやってパソコンや携帯電話を使ってネットを
やっているなんていうことはなかったかもしれません。もっと早く移動したいと
思ったから新幹線や飛行機を作ったり、遠くにいる人とお話がしたいと思った
から電話を作ったりすることができたのですから。
でも一般庶民の願いはいつの世も生活が安定しますようになのかも
しれませんけど(w 人間は役割分担をして大きなことを成し遂げることが
できるのが強みですよね。
慧一郎「せっかくの新時代だ 大っきな夢を見るべきさ」
(りぼん2012年10月号・P.45の2コマ目)
江戸時代から明治時代へ変わった時は本当の意味での新時代
だったからなぁ~ 明治時代が始まった時のような大変化ってこれから先は
たぶんないのでは??? 政治体制だけでなく、鉄道や電話、洋服など
生活に関わるあらゆるものが海外からやってきたのですから。
今は日本に無くてもとりあえず存在くらいはネットで調べれば
分かるっていうものがほとんどだし。江戸時代は鎖国をしていたので
情報そのものがほとんどなかったから、浦島太郎状態だったでしょう。
きょうは慧一郎を貧乏生活仲間だと思いこんでいましたが、この後
実は慧一郎が奉公先の書店「三室堂(みむろどう)」の養子で
一高の学生であることが分かります。奉公先の息子さんと親しく
話しをしていたのか(w
せっかく希望に満ちあふれていたのに、なんと「三室堂」が欲しかった
のは女子でなく男子であったことが判明します…ただの手違いだったの
ですが、きょうにしてみればたまったものではないですよね。
※奉公先の奥さんに対して
きょう「私 このまま里に帰るわけにはまいりません!! どうかここで
働かせていただけませんか」(りぼん2012年10月号・P.58の1コマ目)
そりゃここで帰されたらもうどうにもならなくなるから必死に
懇願(こんがん)するのも当然だわ。今みたいに電車で一時間ちょっと
で行けるというレベルじゃないし。
槙ようこさん×持田あきさんのサイン会(ピカ☆イチ4巻発売記念)に行ってきました(2012年4月1日、渋谷TSUTAYA開催)
講談社ARIA創刊記念のイベント、槙ようこさんと持田あきさんの手渡し会に行ってきました
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