【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十八話「薄紅色の花びらたちへ」(りぼん2012年11月号)感想 その3
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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十八話「薄紅色の花びらたちへ」(りぼん2012年11月号)感想 その2
↑のつづき
○白夜が桜姫に血桜を託した訳
桜姫の心の中の声「月の主の血族しか扱うことのできない血桜…
でも純潔の月の者なら月の者を滅ぼそうとは思わない 強く
聡明(そうめい)とうたわれたかぐや姫だって無理だった」
(りぼん2012年11月号・P.430の1コマ目)
誰でも血桜を使えるのであれば楽なのでしょうけど、頼める相手が
非常に限られているっていうのが難点だったんですよね。槐なんかに
渡したらどうなるか分かったものではないし(w
かぐや姫は…まぁ見ての通りですwww
白夜が自分でやるっていうのはダメだったのか??? ここまで強い
決意があるのならなんとかできそうですが。ただ白夜は純粋な月の国の
人どころか月の主だから本能的にそのような仕事はできないようになって
いるのかもしれませんね。できるんだったらとっくの昔に自分自身でやっていた
でしょうし。
桜姫「私が半分 人間だからなのね…」
(りぼん2012年11月号・P.430の2コマ目)
純粋な月の者ではないから月の者を滅ぼすのに抵抗がないのかというと
桜姫は決してそうではなかったわけだか…これまでの戦いはつらい
思いの連続でしたし。月の国の者だけでなく桜姫にとって大切な人達も
たくさんいなくなってしまいました。
最初から桜姫に白夜が血桜を託した本当の理由を説明してあげて
いたらまた展開は変わっていたのかな? あ、ただ何もしらない状態で
いきなり本当のことを説明したりしたら桜姫は混乱しまっただろうから
ある程度いろいろなことを経験したこの段階になって初めて説明したと
いうほうが良かったのかも。物事にはタイミングっていうのがあるし。
もしかしたら先代の帝に白夜は感謝すべきなのかも
しれないなぁ。先代の帝が戒を生きたまま水牢に閉じ込めたり
しなかったら、戒は槐にならなかったでしょう。そうなれば桜姫と
青葉の結婚生活を静かに見守る人生をおくったはずだから、村人を
捕まえて妖古に仕立て上げたて桜姫の陣営を攻撃することもなかった
だろうし。
そんな状況で桜姫に血桜使えって言ってもまず無理でしょう。
まぁもっとも満月の夜に月を見たりした時などに妖古は襲ってきたとは
思いますが。まさか桜姫が一生満月を見ないとかありえないし。でも危機感は
槐がいるといないのとでは天と地の差でしょうね。
槐がどんどん攻め込んできたから桜姫も血桜を手に戦うしかなくなり、
結果として白夜が願った血桜の成長の役にたちました。仲間の犠牲は
大きかったが…
白夜「お前の命字が『滅』なのはわしにとっても運命だった どうか
わしらを眠らせてほしい」(りぼん2012年11月号・P.430の3コマ目)
桜姫の命字が「滅」っていうのは、桜姫が生まれながらにこの仕事を
引き受ける運命だったっていうことですね。「滅」と言う言葉にあまり
良いイメージはありませんが、実は長い間地球で生きつづけることを
強いられてきた月の国の者たちを楽にしてあげる力を桜姫は持っていたのか。
この「眠らせてほしい」っていうのは本心だろうな…数え切れないほど
生き返る生活…それも楽しければいいけど、楽しいことなどそれほど
多くなかったでしょうから、もうそろそろ白夜は楽になりたいでしょう。
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種村有菜さんの桜姫華伝9巻発売記念サイン会に行って来ました(2012年1月15日、横浜開催)
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