【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十九話「もしも君が独りでいるなら」(りぼん2012年12月号)感想 その4
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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十九話「もしも君が独りでいるなら」(りぼん2012年12月号)感想 その3
↑のつづき
○桜姫、青葉に約束
桜姫「二人が初めて逢(あ)った場所…憶(おぼ)えてる? 丘の上の
大きな大きな桜の木 その下で逢おう 迎えにきてね つくしを
摘(つ)んで 待っているから」
(りぼん2012年12月号・P.507の2-3コマ目)
これは出発前に不安で仕方がないからこう言っているというもの
ではなく、本当に再び青葉に会えると信じて出発するみたいですね。
落ち込んだ気分になったところで結果が変わるわけでもないのですから
どうせなら良い気分で出発したほうがいいですよね。
この場面だけ見たらこの二人は出会った時からずっとラブラブだったのでは
ないかと思ってしまいそうになりますが、実際は青葉が桜姫のことを矢で
射抜いたりするなどいろいろあったなぁ~
まぁいろいろあったからこそ愛は深くなっていったのかもしれませんが、
桜姫と青葉が仲良くのんびり暮らせた時間ってほとんどなかったですよね、もう少し
一緒にいさせてあげたかった…ってまぁ桜姫が無事に帰ってくればそれも
可能になるかもしれないので、桜姫はがんばらないと。
青葉と約束をして白夜と旅立った桜姫、その姿を見つめる残された人たちは
どんな気持ちだったんだろう? 藤紫の顔がなんとも寂しげですが、厳しい結果も
覚悟しているのでしょう。もう忘れてしまいそうになりますが何事に対する欲も
ない藤紫が唯一好意を寄せたのが桜姫だったのですから、かなりつらいでしょうね。
※百合姫(りり)と舞々(でん)に対して
藤紫「さて…とそちらの二人にはゆっくり話を聞きたいね 一杯飲もう
じゃないか」(りぼん2012年12月号・P.510の2コマ目)
そういえば百合姫はかつて藤紫と結婚しそうになってたん
だったよなwww 舞々は敵だったし。桜姫が危機いうことで駆けつけて
きたけど、よくよく考えたら「自首」したのと同じか(w
藤紫「わかってるるよ でんにりりだろ? 友達になってくれないか」
(りぼん2012年12月号・P.510の3コマ目)
藤紫、結構いいところあるな。藤紫は気を許せる友達がほとんどいない
ように見えるからでんとりりと仲良くできるといいですね。でんとりりの
二人にとって藤紫のこの言葉は逃亡生活が完全に終わったということを
意味するからうれしかっただろうな。
ところで「でん」はもう舞々にはなってくれないのだろうか? 舞々の姿も
結構かわくて良かったのに。
○月泉水、ついに封印
白夜「不死山 かぐや姫が月へ戻る時 帝に渡した不老不死の
秘薬… 月泉水の結晶を帝がここで燃やした時から月泉水と
この山がつながったのじゃ」(りぼん2012年12月号・P.511)
不死山とか縁起がいいんだか悪いんだか分からない
微妙な名前だなwww
月泉水の泉の封印作業が始まろうとしていますが、帝はここで燃やしたのは
最初から月と不死山をつなげる目的だったのかな? それとも単なる偶然?
まぁ何か理由でもなければわざわざこんなところで燃やすとも思えないので
月の泉とつなぐことを最初から目的としていた可能性が高そうですが。
月泉水の泉に血桜を刺してまわせば泉はもう封印されてしまい、桜姫は白夜は
消えてしまうことになります。なので白夜と桜姫はここでお別れとなるのか…
白夜「ありがとう桜」(りぼん2012年12月号・P.514の1コマ目)
桜姫って白夜からありがとうって言われたの初めてでは??? この「ありがとう」と
いう言葉は心の底から出た一言だろうな、桜姫がいなかったらこの大仕事は
できなかったのですから。
白夜「自らを滅ぼしてまで役目を果たしてくれて…そなたは
最後にして最上の月の姫じゃ」(りぼん2012年12月号・P.514の2コマ目)
長い間人間界を苦しめる原因となっていた妖古がこれによりいなくなるの
ですからこのことは人間界の住民も桜姫に対して言っていいでしょうね。
月の姫なんていう枠はもう超えちゃったな。
桜姫「何言ってるの!? 私は絶対青葉の元へ帰ってやるわ!!」
(りぼん2012年12月号・P.514の3コマ目)
お、おう…最後の最後まで前向きで悪いことは考えない桜姫、
こういう性格だと人生楽しそうでいいなぁ。
白夜「え~~~~っ 正直無理だと思う~~~~っ」
(りぼん2012年12月号・P.514の3コマ目)
なんだかわろたwww まもなく命が尽きようとしているのになんだか
緊迫感がないですね。でも最後の最後にこのくらいのことを言えるから
こそこの二人は大仕事を成し遂げることができたのでしょう。
桜姫は人間になると信じて花びらとなり消えていきました。白夜は本当に
おだやかな顔で花びらになっていきましたが、死ぬことが許されない生活が
ようやく終わったのですから、本当にホッとしたのかも。
さて次回はついにこの物語の結末を見ることになりますね。どんな風に
お話が幕を閉じるのか注目したいと思います。
種村有菜さんの桜姫華伝9巻発売記念サイン会に行って来ました(2012年1月15日、横浜開催)
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