【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.39(りぼん2013年2月号)の感想 その6
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【ひよ恋】〔雪丸もえさん〕step.39(りぼん2013年2月号)の感想 その5
↑のつづき
○ついにひよりとコウくんがお話をすることに
りっちゃんからコウくんが中庭の方向に行ったとの情報が入った
ので、付近を捜したひより。そうしたら情報通りコウくんがいたので
恐る恐る近づいていったのですが、別に普通に歩いて近寄ればいいのに(w
余程コウくんに逃げられ続けたのが堪(こた)えたのでしょう。
コウくんは逃げませんでしたが、いくらなんでもひよりと二度とお話を
しないなんて不可能だから一度はっきり話をしたほうがいいですよね。
コウくんが逃げなかったのはりっちゃんに「ひよりとちゃんと話して
あげて」(りぼん2013年2月号・P.38の2コマ目)と言われたからかな? そうで
なかったから今までずっと逃げ続けていたコウくんが急に止まった理由の
説明がつかないですし。
ひよりはコウくんとお話をしたがってますが、コウくんの方にして
みてもひよりに言いたいことは山ほどありますよね。ひよりと向き合った
コウくんはついに感情を爆発させてしまいました。
※ひよりに対して
コウ「いい加減にしろよ 家まで来たりノートのコピー置いてったり
今日もしつこく話しかけようとしてくるし」
(りぼん2013年2月号・P.42-43)
ひよりは自分がコウくんに対して悪いことをしたという気持ちで一杯だから
「嫌だったらはっきり言えばいいのに…」という風には思っていませんが、他の
女の子だったら「だったら止まってはっきり要って」とか言ってもおかしくないです。
コウくんの告白前だったらひよりはコウくんの気持ちを知らないから
いろいろ話しかけたりするのも仕方ないけど告白後にもいろいろひよりが
話しかけてきたのはコウくんの立場からするとさすがにうっとうしいでしょう。
だって自分の気持ちが届かないと分かっている相手と話をしたって何も
得るものはないし。
ひよりが広瀬と別れるとでも言いだせばまた別なのかもしれないけど
この時点でそんなことをひよりが言い出すはずもなく。
ただひよりにしてみれば告白されたのですからそのまま放置するわけにも
いかないので一度きちんと話をしたいという気持ちになるのも当然…
コウくんが告白なんてしなければひよりとコウくんはお互いなんとなく話を
する関係が続いた可能性もありますが、それだとコウくんのストレスは溜(た)まる
一方だったので結局どこかでコウくんの感情は爆発したでしょうね。
コウ「こっちがどんな気持ちになるかなんて想像もしないんだろうな」
(りぼん2013年2月号・P.43の2コマ目)
ひよりは全く悪気はないのですが、コウくんはもうひよりと係わり合いを
持ちたくなのでしょう。一度こういう気持ちになってしまうと何をやって
きてもムカつくだけになります。
でもこの点はお互い様でしょう。コウくんだってコウくんが逃げ続けたら
ひよりがどんな気持ちになるかなんてあまり考えていないだろうし。人との
付き合いが苦手な子同士がもめ事を起こすとなかなか解決できないですね。
以前のひよりだったらこんなことを言われた時点で逃げ出してしまったかも
しれませんが、今回は相当の決意をしているらしく逃げることなく踏みとどまり
ました。
ひよりはこれが最後の会話だというくらいの覚悟でコウくんにお話を
していますが、コウくんは本気でひよりのことを狙うのであればこの時の
ひより位の気合でひよりと向き合ってみるというはどうだろう?! 別に
一度彼氏ができたらその彼氏とずっと一緒にいないといけないという決まりは
ないのだし。ただコウくんはそこまでしてひよりと両想いになりたいという
気持ちはまだなさそうですね。元々孤独な生活が当たり前だったのですから
ひよりといろいろお話をしていた時のほうがむしろ例外です。ひよりと
つきあえないことが確定したと言っても本来の姿に戻るだけです。
一度他人と仲良くする楽しさを知った後に元の生活に戻ったら
どういう気持ちになるのかな? これはコウくん自身も実際に経験して
みないと分からないかも。
ひより「コウくんは大切な友達だと思ってるし だからこのまま
友達でいられなくなるのが怖くて それであんなこと…」
(りぼん2013年2月号・P.45の1コマ目)
コウくんのことも大事だからこそ思わずコウくんの部屋の中で一言
言ってしまったのでしょうけど、コウくんも思わずひよりに告白をして
しまったのですからこれはお互い様ですよね。ひよりもコウくん、
どちらも別に悪くないです。
ひより「だけど 広瀬くんがいなかったら今の私はいません
だからコウくんの気持ちには応えられません」
(りぼん2013年2月号・P.45の2コマ目)
ここであっさりコウくんに乗り換えてしまうような子だったら
たぶんコウくんはひよりのことなんか好きにならなかったでしょう。
こういう真面目なところがいかにもひよりらしいですね。
りっちゃんだけではひよりが今のような性格になるのは無理
だったでしょう。そのことはひより自身が一番良く分かっている
ということですね。
ひよりだって本当は広瀬かコウくんかなんていう究極の選択なんか
やりたくなかったでしょう。
一通りひよりの話を聞いた後「わかった」とだけ言い残してその場を
立ち去るコウくん、その背中を見ていたら涙が止まらなくなったひより
ですが…
○ひよりとコウくんの関係に一応の区切り
ひより「コウくん! 好きになってくれてありがと ござい
ました…っ」(りぼん2013年2月号・P.47-49)
この言葉を聞いた時に思わずいい笑顔を見せたコウくん、今までに見せた
顔の中で一番いい顔だなぁ。コウくんってこういう顔もできるのですね。
ひよりはコウくんとお話をすることによってどんどん成長に
磨(みが)きがかかりましたが、コウくんもひよりにいろいろ話しかけた
おかげで成長したと思います。前だったら考えられないほどクラスの中で
存在感を出してますから。
最後はちょっともめ事は起こってしまいましたが、ひよりとコウくんが
仲良くしたのは本当に良かったです。
これでひよりとコウくんの不思議な友達関係はひとつの区切りと
なりましたが、これからこの2人はどういう関係になっていくのだろう?
本当にコウくんはもうひよりと一切お話をしないのか、別れ際の雰囲気を
見ると前のように仲良くお話をできなくなったとしても周りの人が気を
使わなくてはいけないような雰囲気になることはなさそうですね。
「りぼん春のサイン会ツアー2011」(第1弾新宿・雪丸もえさん、津山ちなみさん)に参加してきた感想
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