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2013年3月 1日 (金)

【シュガーソルジャー】〔酒井まゆさん〕CHAPTER.18(りぼん2013年2月号)感想 その3

チャチャとりぼん、ツイッター @chacha_ribon

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【シュガーソルジャー】〔酒井まゆさん〕CHAPTER.18(りぼん2013年2月号)感想 その2
↑のつづき

○強くなりたいと願う麻琴

※遊佐に対して
麻琴「私 強くなりたい 強くなりたい…
(りぼん2013年2月号・P.120)

 入谷の過去の話を聞いて「強くなりたい」と思った麻琴、好きな人のために
ただ単に入谷と両想いになりたい、入谷を彼氏にしたいと願っているわけでは
ないところを見ると本当に入谷のことが好きなのだということが分かります。

 入谷のために強くなりたいなんていうことを真剣に考えた女の子は
たぶん麻琴が最初だろうなぁ。

遊佐「"なりたい"じゃなくて"なる"んだろ 自分で
(りぼん2013年2月号・P.121の2-3コマ目)

 そうですよね。「なりたい」っていうだけでは単なる願望に過ぎ
ませんよね。
明日の天気を自由に変えることはできませんが、自分が
強くなるかどうかは自分の気持ちひとつで変えられますし。

 遊佐は麻琴が入谷のことが好きだと知った時に敵対心をむき出しに
しましたが麻琴と入谷のやりとりを聞いてもう完全に麻琴のことを認めた
ようです。真剣に麻琴は入谷と向き合ったので気持ちも通じたのでしょう。
遊佐と麻琴は入谷のことを大切に思っている同志ですから、話が合い
そうですね。

麻琴の心の中の声「自分が誰かの力になるなんて考えたこと
もなかった
」(りぼん2013年2月号・P.122)

 今まで姉と比較され続けていたので、誰かの力になろうとかいうことを
考える機会がなかったですからね。何の理由もなく「強くなりたい」なんて
普通は考えないですから麻琴は別におかしくも何ともないと思います。

 好きな人ができて、その人が過去につらいことを体験したと知り、
自分にもできることがあるということが分かったから初めて強く
なりたいと願ったのでしょう。

 遊佐は同性の親友として入谷の支えになっていますが、異性にしかできない
こともたくさんあると思うので麻琴にはぜひ願いを叶(かな)えて強い女の子に
なって欲しいです。

○麻琴、文化祭の実行委員に立候補しあっさり当選

 文化祭の実行委員を決めることになった麻琴のクラスですが、周りの子が
入谷を実行委員にしようとしているので困った様子の入谷、クラス委員、
遠足の委員もやらされてすっかりクラスの面倒なことを引き受ける役が
定着しちゃってるようですが、こういう感じで面倒なことを頼まれやすい
タイプの人って学校に限らずいろいろなところにいますよね。入谷は
いい子を演じているから断れないのでしょうけど、すでに仕事をたくさん
引き受けているのであれば堂々と断ってもいいような気もします。

 入谷はいい子のキャラクターだからこんな感じで今までも損な役割を
頼まれ続けてきたのかもなぁ。

 入谷が困っているのを見た麻琴は…

麻琴「」「はいっ 私やります!!
(りぼん2013年2月号・P.129の5コマ目)

 入谷も仕方なく引き受けようとしていたのにわざわざ手をあげる麻琴さん
格好いい! 他に立候補者がいないのであっさり麻琴が実行委員になって
しまったのですが、強くなりたいと願った直後だしこれでよかったのでは?

 いくら強くなりたいと思ったとしても何か具体的に強さを磨(みが)く
機会がなかったら強くなりたくてもなれないでしょう。
文化祭の実行委員
なら嫌でもクラスのみんなの前に立って話をしたりしないといけないのですから
強くなるための訓練の場として最適かも。

 麻琴もやる気を出してきたのでこの後の展開が楽しみですね☆

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