【シスターズシークレット】〔池田春香さん〕りぼん2013年8月号 感想 その1
チャチャとりぼん、ツイッター @chacha_ribon
このお話は姉妹の中学2年の結菜(ゆな)と小学6年の蘭(らん)のお話です。
いつもけんかばかりしているようですが、いつも顔を合わせているのですから
些細(ささい)なことで言い争いになってしまうっていうのはすごく分かります。
他の人が聞いたらなんでそんなことでいちいちイライラするのか?と思われる
ようなことでも妙に許せなかったりするものですよね。
蘭のクラスメイトには結菜の評判は良いようですが。
「いいじゃん 結菜さん 美人で憧れるよ」
(りぼん2013年8月号・P.491の1コマ目)
もちろん言っている人は悪意など全くないのですが、こういう
ことを言われると余計に腹がたちそうwwwwwwwwww 外の人の
評価と身内の評価ってかなり違いますし。
妹の蘭は姉の結菜に対していろいろ文句があるようですが、結菜に聞いたら
たぶんまた別の不満がいろいろ出てきそうですね。
蘭「服も おさがりばっかりだしさ…」
(りぼん2013年8月号・P.491の3コマ目)
「おさがり」、これが今回のお話のキーワードです。一つの世帯に
子供が2人いる場合、男の子と女の子の組み合わせだったら服を年が下の子に
着せるということはなかなかないでしょうけど、性別が同じだったら上の子が
着ていた服を下の子に着させるというのは決して珍しいことではないと思います。
年齢の差が1歳程度ならまだそんなにデザインが古くなってることはないと
思いますが、中二と小六だと2歳差だから微妙かも。おさがり運用することを
前提にあまり流行を取り入れていない服を買うなどの工夫をしないと下の子は
かわいそうかも。
○友達のお誕生会に着て行く服の件で母ともめる蘭
友達のお誕生会に呼ばれた蘭、お気に入りの男の子もやってくるという
ことでおしゃれして行きたいということで新しい服を母におねだりしたの
ですが…
蘭の母「うちは 必要以上の贅沢(ぜいたく)はさせません
服はおさがりをたくさん持ってるでしょ」
(りぼん2013年8月号・P.493の4コマ目)
数は持っているかもしれないけど、それって姉の結菜のために
買ってあげた服であって蘭のために買った服じゃないし…
蘭が着たい服と結菜が着ていた服が同じなら別にかまわないけど好みが
一致するなんていうことは姉妹でもなかなかないでしょう。だってみんな
それぞれ別々の人間なのだから。
母にしてみれば服はあくまでも「子供の服」ということで家の備品のような
感覚で買ったのかもしれないけど、蘭にしてみれば姉ばかり服を買って
もらって私は何もしてくれないって思うでしょう。
(つづく)
| 固定リンク
「りぼん本誌、読みきり・短期連載作品」カテゴリの記事
- 【リトルワールド】[村田真優さん](りぼん2020年2月号) 感想(2020.01.30)
- 【マンガみたいな僕らの】[優月うめさん](りぼん2019年12月号)感想(2019.11.24)
- 【ミスターシークレットハニー】[中島みるくさん]りぼん2019年11月号別冊petit 感想(2019.10.22)
- 【運命の恋 探してます。】[蜜なつめさん]りぼん2019年11月号別冊ふろくpetit 感想(2019.10.21)
- 【モリガミ様の棲む家】〔雪森あゆむさん〕りぼん2018年8月号別冊まんが 感想(2018.07.28)