【スカートの中は?】〔木村恭子さん〕(春の大増刊号りぼんスペシャル・2014年)感想
木村さんの読みきりきたぁぁぁっっっ!!! 木村さんの作品は
女の子が生き生きと動いて、ちょっとしたことで顔が百面相のように
変わるから見ているだけで楽しくなってきます☆
今回の読みきりのタイトルは「スカートの中は?」ですが、タイトルだけ
では何のことか全くわからなかったです。おそらくほとんどの人が
「何???」っていう感じだったと思いますが、この作品は好きな男の子の
小橋に対してついツンツンしてしまい素直になれない女の子「及川 紬
(おいかわ つむぎ)」が主人公です。
紬の心の中の声「ツンツンじゃなくて ニコニコって素直になれたら
いいのに」(春の大増刊号りぼんスペシャル・2014年・P.139の1コマ目)
好きなのであれば素直にどんどんアピールすればいいのにって
思うのですが、恥ずかしいのか大抵のキャラクター達はなかなか自分の
気持ちを素直に表現することができませんね。あ、でもつばさとホタルの
園川つばささんの初期の頃みたいにストーカーのように迫るのは困るけど(w
ここまでだったらアニメやまんがではおなじみのお話ですよね。紬が
小橋に対する態度が変わっていく様子を楽しんで最後に両想いでめでたし
めでたしという展開を頭に浮かべたくなったのですが、途中からまさかの
展開にびっくりwww スカートの中ってそういう意味だったのか(w
あることが紬の身に起こり、自分の気持ちを素直に表現できない紬が
自分の意思と関係なく強制的に自分が今よろこんでいるということが
分かるようになってしまったので、嫌でも小橋に気持ちが伝わるように
なってしまいました。
でもそのおかげで小橋とも話しをする機会が大幅に増えて距離が
縮まったのだから結果としてよかったですね。ただ自分の気持ちが
すべて筒抜けになるのはいいことばかりではないですよね。たとえば
自分があまりうれしくないと思った時に嘘をついて「ありがとう☆」
とか言ってもバレちゃいますし(w
でも紬自身は小橋に対してツンツンする自分を自己嫌悪していたのですから
全体的には今回のようなことが起こってよかったでしょう♪
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