【少年少女研究ちゅー!】〔森乃なっぱ〕(春の大増刊号りぼんスペシャル・2014年)感想
小学6年生の「大高りりな」は父から男子と事務的な会話以外は禁止されて
いるそうですが、小学生だったらわざわざそんな縛(しば)りをかけなくても
恋人ができたところで出来ることは限られるのに。
…というか男子に特別な感情をわざわざ父はりりなに植(う)え付ける
ことになるから完全に逆効果になるだろう。父がこんなことを言わなければ
せいぜい一緒に遊んだりして終わりだっただろう。
案の定(じょう)、りりなは男女間のキスに興味を持ってしまい、公園で
キスをしているカップルを観察するようになってしまいました。
りりなは夏の自由研究のテーマを考えているのですが、まさかキスを
題材にするわけにはいかないということで、キスを題材にするのは
あきらめかけていたのですが、キスを観察しているところを同じクラスの
嵐野真央に見られてしまい、あっという間に仲良くなった二人は一緒にキスを
題材に自由研究をすることに。
○そもそもキスって何なのだろう???
りりなと真央はキスについて研究を始めたのですが、よくよく考えたら
キスって本当に何なのでしょうね!? 恋人同士の体の一部をくっつけるので
あれば手を握ったり、抱き合ったりするのもありますが、キスだけ特別
扱いされるようになったのはなぜなのかな???
口と口をくっつける行為と手と手をくっつける行為にどんな差が
あるというのだろう!? 世界で最初にキスを愛情表現の一環としてした
カップルは誰なのだろう?
今まで深く考えたことは全くありませんでしたが、キスって結構奥が
深いですね。
…ってこれって調べたら本当に自由研究になるのでは???
○キスの研究
りりなと真央はキスの研究を始めましたが、キスについて研究すると
言うだけではちょっと漠然(ばくぜん)としすぎているので、とりあえずキスの
感触を調べようということになり、プリンを使ったりお互いのくちびるを
指で触ったりといろいろ創意工夫しています。人間、必要に迫られると
いろいろ考えるものなのだなwwwwwwwwww
ただ擬似的にキスをしてもそれを文章にまとめて夏の自由研究として
教室でみんなの前で発表できるレベルに仕上げないといけないのですから
キスは題材としては結構難しいです。ネタとしては面白いんですけどね。
男子を避けることを父に強制されていたりりなですが、夏に男の子と
仲良くした思い出ができて本当によかったです。子供の頃に異性と触れ合うのは
とても大事です。この世には男と女しかいません。異性を遠ざけて得られるもの
など何もないでしょう。
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