【黒猫怪奇クラブ】〔松本夏実さん〕(春の大増刊号りぼんスペシャル・2014年)感想
チャチャとりぼん、ツイッター @chacha_ribon
優月(ゆづき)は霊感があるのに怖いものが苦手ですが、これって
最悪すぎるわwww 本来だったら見なくていいものが見えてしまうのですから。
オカルトが大好きな人に能力を渡せるのであればさっさと渡したいだろうな。
オカルト大好きな男の子の陽向(ひなた)は霊が見えないのですから、
世の中って本当に上手く行かないですね。
今回は保健室に「小さいおじさん」が現れるという話で盛り上がって
いますが、小さいおじさんって結構有名な都市伝説ですよね。テレビ番組で
取り上げられたこともあるようです。実際に見たという人の証言もいろいろ
出てますが、科学や理屈で割り切れることぱかりではつまらないので
こういうことが世の中で話題になるくらいのほうが楽しくていいですよね。
優月は陽向と陽向の幼なじみ真夜(しんや)と三人で黒猫怪奇クラブという
サイトをやっていますが、クラブと銘打っているのに学校の部活でないのは
今の時代を象徴していますね。活動をしてせっかく成果を出したとしても
学校の壁に新聞を張り出すだけとかだったらもったいないですよね。
今はこうやって誰でも気軽に情報を世界に向けて発信できるからいい時代
だよなぁ~
※小さいおじさんの調査について
優月「2人で行けばいいじゃない」
(春の大増刊号りぼんスペシャル・2014年・P.794の3コマ目)
一番怖がりな優月しか霊の姿が見えないっていうのがwww
そんなに怖いものを見るのが嫌なら「もう見えなくなった」と嘘を
つけば脱退できるかも…と思ったけど、この嘘をつくと普段の学校生活で
霊を見た際に平静を装っていないとダメだから無理か。
優月は怖いものが苦手なのに黒猫怪奇クラブの一員でいるのが不思議で
仕方が無いのですが、優月にはちゃんとそれなりの理由があるから陽向、真夜と
一緒にいるようです。
※子供の頃に優月が周りから言われた言葉
「優月が また霊がいるとか言ってるぞ」「ウソつき」
「目立ちてーのか」(春の大増刊号りぼんスペシャル・2014年・
P.813の2コマ目)
怖い思いをしているだけでもつらいのに、それを周りから全く理解して
もらえないというもうひとつ別のつらい体験をしていたのか。まぁ周りの子
にしてみれば霊が見えるなんていう子はただの変な子にしか見えないの
でしょうけど。
そんな経験をしてきたから自分の能力を素直に受け入れてくれる
陽向、真夜とのつきあいを完全に断ち切るという選択肢は
ないのでしょうね。これほどの理解者がこれから先に現れる保証なんて
ないですし。
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