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2015年3月21日 (土)

【えそらごと。】〔雪丸もえさん〕(りぼん2015年3月号)感想 その3

チャチャとりぼん、ツイッター @chacha_ribon

【えそらごと。】〔雪丸もえさん〕(りぼん2015年3月号)感想 その2
↑のつづき

 塁(るい)が女の子と一緒に下校しているのを見てすっかり落ち込んでいる
琴子ですが、家に帰って洗面台の前で髪をほどいた姿を見てびっくり!!!
超美人なんですけどwwwwwww
 なんでわざわざ地味な顔を作って登校して
いるのだ??? 髪をほどいてめがねをかけた状態で外出したら琴子だと
気がつかない人もいるのでは!?

琴子「物語はこれでおしまい
(りぼん2015年3月号・P.50の4コマ目)

 塁が女の子と一緒にいたからと言っても失恋したと決まったわけではないの
ですが、琴子は答えを聞く前に自分から勝手に降りてしまいました。これって
幸せになれる可能性を自ら放棄したのだからつらい決断のように見えなくもない
けど、実は塁に想いが届かないと確定した時のつらさから逃げているだけ
だよなぁ。

 こうやって一方的にもうダメだって決めてしまったほうが楽なのは事実
ですよね。
もう余計なことを考えないで小説だけを読む生活をしていれば
それでいいのですから。小説は琴子に厳しいことを言ったりしないですしね。

 琴子は塁と同じ学校に通っているのであるならば廊下ですれ違ったり
する時に顔を合わせて気まずい思いをしたりすることもあるかもしれませんが
学校は別でたまたま同じ列車に乗り合わせているだけなのですから、乗る
列車を変えてしまえばもう関係も関係に切れる…はずだったのですが。

 塁と駅のホームでばったりあって動揺している琴子wwwwww 考えてみれば
別に特急の指定席で通学しているという訳ではないのですから、塁のほうが
乗る列車を変えることだってありますよね。

 話をしているうちにいろいろなことを考えた琴子。もしこの列車で塁と
乗り合わせなかったら本当に自ら塁への想いを断ち切ってしまっただろうから
偶然とはいえ、塁と出会えて本当によかったです。

琴子の心の中の声「光の住人に見える人たちも 影では いろんな
想いを抱えているのかもしれない
」(りぼん2015年3月号・P.54の1コマ目)

 琴子は「光の住人」って言ってるけど、そもそも塁だって周りの人
だって本当に幸せ一杯な「光の住人」とは限らないですしね。琴子が
勝手に決め付けているだけです。

 琴子はこの瞬間まで塁に告白しようとか全く考えていなかったのですが
勢いに乗って一気に「好きでいても良いですか?」(りぼん2015年3月号・P.58)
と塁に言いました。告白なんて前もってどういう状況で言うかとか考えても
うまくいかないことが多いと思うのでこうやって言えるときに言えたのは
本当によかったと思います。

↓第2回はこちら
【えそらごと。】〔雪丸もえさん〕(りぼん2015年4月号)第2回 感想 その1

【「ひよ恋」の感想】←今までのまとめはこちら

「りぼん春のサイン会ツアー2011」(第1弾新宿・雪丸もえさん、津山ちなみさん)に参加してきた感想

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