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2015年11月17日 (火)

【リトルプリンス 星のさまと私】〔木村恭子さん〕読みきり(りぼん2015年12月号) 感想 その1

チャチャとりぼん、ツイッター @chacha_ribon

 映画のコミカライズ読みきりですが、木村さんの作品を
読むことができてとてもうれしいです!

 今回のお話の主人公の女の子は名前がないですが、少女まんが
定番の「私(自分の名前)! 中学×年生」とか言う自己紹介がないのが
妙に新鮮なに感じます(w

 女の子は母親に何から何まで管理されていて、名門校の
ワース学園に入学することになったのですが、勉強以外の
ことをすることは全く許されていないのか。食事も本当に
栄養補給だけで、食べる楽しさとか、食事中の会話を楽しむ
という発想自体がないようですが、名門校を優秀な成績で
卒業させること以外に興味はないようですね。

 女の子がかわいそうに見えなくもないですが、母親は
別にいじめているつもりは全くないのでしょう。女の子の
ために考えた結果が他人から見たらロボットを作っている
ようにしか見えない家庭教育だったと。

 この女の子にしてみれば母親に何もかも管理される生活が
当たり前だから特に苦痛を感じたりはしていないようですね。
おそらく生まれた直後からずっとこんな感じだったのだろうから
他の生き方を知らないんだろうな…

 お話を見る限りだと状況に応じて自分で考えるという力が
全くないようですが、考える必要がないってある意味楽な
生き方なのかも。
自分で考えて何をするか決めるって結構
大変なこともあるし。

 女の子の母親が鬼に見えなくもないですが、今の世の中って
ある程度どこの学校を出たかで人生の難易度が変わるのが
現実だから、ある程度勉強をさせるのに熱心になってしまうのは
仕方が無い面もあるかも…ただご飯が栄養補助食品とりんご一個
だけとかはさすがに極端すぎますが。このままだと頭はいいけど
社会常識や人付き合いの知識が全くない人になってしまいかねない
です。

↓つづきはこちら
【リトルプリンス 星のさまと私】〔木村恭子さん〕読みきり(りぼん2015年12月号) 感想 その2

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