【ラブ&ピーク】〔北里鮎さん〕(りぼん2017年10月号)感想
チャチャとりぼん、ツイッター @chacha_ribon
いじめ問題の解決がいかに難しいかよく分かる読みきりでした。
いじめって、もうそれこそ人間社会が誕生した頃からあったのでしょう
けど、教室というごく狭い空間でいじめられるようになってしまうと
逃げ場がないですよね。せいぜい不登校になるくらいしか逃げ道が
ありませんが、いじめる奴なんかのせいで貴重な学校生活を放棄する
なんてもったいないにも程があります。
学校でのいじめがなかなか解決しないのは、いじめられてる子を助けたら
自分もいじめの標的になってしまうのではないかという恐怖感に負けて
しまう子がほとんどだから、結果として誰も助けてくれないからですが、
余程ケンカが強くないといじめられてる子を助けるとか無理だよなぁ。
見てみぬフリをするのもいじめの一種とよく言われるけど、何と
言われようが最後は自分が大事だと思うのを責めることはできないよ…
このお話では、後半に物語の展開が大きく変わるのですが、前半に
出てきた、多武の心の葛藤(かっとう)や、いじめられてる園村に対して
かけてる言葉が妙にリアルでした。
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