桜姫華伝

2013年1月15日 (火)

桜姫華伝12巻の感想 その1

チャチャとりぼん、ツイッター @chacha_ribon

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想

種村有菜さんの新連載「猫と私の金曜日」がマーガレットで連載と発表される

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その1
↑最終話の感想はこちら

 桜姫華伝の最終巻である12巻が今日発売されたので買ってきました。
有菜さんがりぼんから作品を発信する最後の本ということでなんだか
感慨深いです。12巻には45話から最終話となった50話までが掲載されて
いるのですが、次々と桜姫の身近にいた人が旅立っていったので桜姫に
とってはつらい展開の連続でしたね。

 りぼんマスコットコミックスを買うと本誌に掲載された時点では
書かれていなかった作者さんの一言が書かれていることが多いので
それを読むのが大きな楽しみであるのですが、今回の桜姫華伝12巻でも
有菜さんはいろいろなことを書いてくださいました。

※45話「瑠璃条」について
有菜さん「瑠璃条の回です。『桜姫華伝』で一番成長したのは瑠璃条
なのかもしれません
」(12巻)

 確かに他のキャラと違って瑠璃条は最初に出てきた時と最後に散った時
とでは全く違う性格になってましたね。桜姫と初対面した時は槐から
愛をたっぷり受けている桜姫のことが憎くかったので、桜姫に瀕死(ひんし)の
けがを負わせてましたが、最後のほうはもう完全に桜姫の良き理解者となって
ました。

 瑠璃条が成長することができたのは桜姫のおかげであるのは間違いない
はずです。もし桜姫が自分を攻撃してきた瑠璃条のことを許さないで、
しつこく反撃してきたら瑠璃条はたぶん性格が変わることはなかったはず
ですし。桜姫が瑠璃条に対しても愛情を注いだからこそ瑠璃条は変わることが
できたのでしょう。

有菜さん「疾風のことも好きは好きなのですが やっぱり瑠璃条
から見たら友達なのかなって思います
」(12巻)

 あ、疾風も居たんだった(w 瑠璃条の性格が変わり、成長していく過程で
疾風もある程度貢献したのは確かでしょう。瑠璃条から見て疾風は敵で
あったけどどこか憎めないところもあったはずですし。カエルの姿だった
っていうのも案外影響したのかもなぁ、見た目って結構大事ですよ。カエルの
姿をしている疾風って警戒しにくいです。

有菜さん「私としては桜と双子のように仲良くしているとこを もう少し
見ていたかったですが そんなムードでもなくちょっと心残り…」

(12巻)

 瑠璃条が桜姫のことを思って血桜を手に槐のところへ討ち入りに
行っちゃったからな…瑠璃条が桜姫に心を開いて、その結果と
して二人の関係が終わったのですから皮肉としかいいようが
ありません。
好きな桜姫のために何ができるかを考えたら槐を斬る
しかないと思ったのですが、血桜のことを良く知らないで使ってしまった
のが命取りとなりました。

 瑠璃条はちょっと抜けているところがありましたがどこか憎めない
ところがありましたよね。

(つづく)
種村有菜さんの桜姫華伝9巻発売記念サイン会に行って来ました(2012年1月15日、横浜開催)

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2012年12月27日 (木)

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その5

「りぼんキャラクター人気投票2012」 12月27日午後10時まで開催中!
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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その4
↑のつづき

 血桜の中の世界から朝霧たちの力で脱出することができた桜姫、
朝霧たちとお別れするのは本当につらいでしょうけど、これでようやく
青葉と再会できることになります。朝霧たちとちゃんと笑顔でお別れする
機会を作ることができたから桜姫にとって血桜の中に行ったのは無駄では
なかったかも。袿(うちぎ)も受け取ることもできましたしね。

○桜の木が光りだす


琥珀「親王様! 丘の上の桜が光っています!!
(りぼん2013年1月号・P.585の4コマ目)

 どうやって現実世界に戻るのかと思ったら、桜の木の中に到着とは。
琥珀がいち早く気づいて青葉に知らせています。

 何年も待ち続けていた桜姫が帰ってきたかもしれないって分かった時に
青葉は頬(ほほ)を赤らめていますが、あまりにも長い時間待ち続けていたから
どういう反応をしていいのか分からないのだろうな。いくら信じているとは
言っても心の奥底には正直もう戻ってこないのではないかという気持ちも
あっただろうし。


※青葉に対して
琥珀「早く行かんか!!」(りぼん2013年1月号・P.585の4コマ目)

 この瞬間の琥珀は幼なじみの女の子が男の子に物を言ってるような
感じですね。二人の関係がとても良いことがこのシーンを見るだけ
でも分かります。今後も青葉のことを支えてあげてください。


○青葉、桜の木のところへ

 桜の木を斬った青葉、そうしたら中から桜姫が出てきて抱き寄せる
ことができたのですが、素朴な疑問だけどもしこの木を誰も切らな
かったら
いつまで経っても桜姫は外に出られなかったの
だろうか??? 
光る不気味な木だから燃やしてしまえとかいう展開に
ならないでよかったですねwww

 帰ってくるまで結構長い時間かかったから青葉が一途(いちず)な性格で
なかったら他の人と結婚していてもおかしくなかったよな…もしそんな
ことになっていたら朝霧とかの犠牲のおかげで帰還した桜姫の立場は
なかったな。


青葉「桜! 俺がわかるか!?
(りぼん2013年1月号・P.590の3コマ目)

 この感動的な再会の場にいる桜姫が実は偽者で正体は
瑠璃条だったという疾風感涙の展開だったら笑えたのですが、
さすがにそこまで超展開ではないか(w


 青葉の問いに対してつくしを摘(つ)んで青葉に渡した桜姫、不死山に
出発する前にした約束を守ったことから目の前にいる人物は桜姫本人で
あるということがこれで確定しました。

 桜の木の下で抱き合う桜姫と青葉、妖古の問題があった頃は落ち着いて
二人だけの時間を過ごすことはほとんどできなかったので、これからは
のんびりすごせるといいですね。少なくとも月の者が迷惑をかけることは
もう無くなったので前のようなことにはならないとは思いますが。


○疾風と朱里、同時に琥珀の前に帰ってきた

 先に帰ってきたほうと結婚してはとの青葉の声に軽く応じていた
琥珀ですが、二人は同時に帰ってきました。さてどうする?wwww


疾風も朱里も立派に成長していますね。特に朱里は本当に大人っぽく
なってますが、2人は一緒に行動していたのかな? とりあえず琥珀は
縁談を断る口実ができてよかったな…と思ったのですが、今度は
二人のうちどちらを選ばないといけないという新たな悩みを抱える
ことになるのか。縁談を断るためには早く選ばないといけませんが
どうするつもりなのだろう???

 疾風は瑠璃条に浮気をした過去があるしな…

 欲がない藤紫も幸せになって欲しいですね。


○桜姫華伝、これで終了

 これでこの作品は完結しました。最後は桜姫と青葉の笑顔で締める
ことができてめでたしめでたしと言った感じですが、無難な終わり方
だったと言えるでしょう。生き残った桜姫、青葉、琥珀、疾風、朱里などが
その後どういう人生を歩んだのかいつの日か何らかの形で明らかになると
いいですね。

 生きている意味って何かと聞かれて即答できる人はなかなかいないと
思います。おそらく桜姫のように人生でいろいろなことを経験してようやく
何であるか分かるのでしょう。人生を生きている意味が分かった時に
「意味のある人生をおくることができた、悔(く)いのない人生だった」と
思えることができるようにがんばってさまざまなことに挑戦して
いけるといいですね。

種村有菜さんの桜姫華伝9巻発売記念サイン会に行って来ました(2012年1月15日、横浜開催)

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2012年12月23日 (日)

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その4

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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その3
↑のつづき

○朱里の「命より大切なもの」

 朱里の命より大切なものは右京なのか。右京と手を取り合っている
朝霧、右京は何も言っていませんが、たぶん右京の命より大切なものは
たぶん朝霧でしょうね。

朝霧「姫様ここも もう消えます だから姫様は行かなくちゃ
(りぼん2013年1月号・P.580の3コマ目)

  これ桜姫はずっとここに居てはいけないって思ったからこういうことを
言ったのだろうな…桜姫の性格を考えるとこうでも言わないと桜姫は
出て行かないだろうし。桜姫にとって「命より大切なもの」は何であるか
ということは朝霧なら当然分かっているはずですから。

朝霧「私達の最後の力で お送りしますからね
(りぼん2013年1月号・P.580の4コマ目)

 残ったパワーをすべて使ってしまうのか…でも桜姫がずっと血桜の中に
閉じ込められている姿なんて見たくないだろうし。大好きな桜姫が現実世界で
輝くのが一番うれしいのでしょう。元々一度散ってしまった命で血桜の中の
世界はサッカーのアディショナルタイム(ロスタイム)みたいなものだから
いざとなったらこうやって桜姫のために使えるのかもしれませんね。


桜姫「いや! 朝霧たちが消えてしまうなんていやよ!!
(りぼん2013年1月号・P.581の1コマ目)

 桜姫は青葉と朝霧、どちらか一人を選べって言われたらたぶんどちらも
大切だから選べないと思う。現実世界に帰って青葉と再会できるのはもちろん
うれしいでしょうけど、それと引き換えに朝霧と二度と会えなくなるのであれば
本当につらいでしょうね。

 みんなと一緒に現実世界に帰る…なんていうのは無理なんだろうな。
血桜の中にいるみんながパワーを出さないと帰れないようですから。


袿(うちぎ)、桜姫の手に

※桜姫に新しい
袿を着させて
朝霧「
あれはもう小さくて姫様は着られませんわね だから
みんなで作りました
」(りぼん2013年1月号・P.581の4コマ目)

 朝霧は桜姫が自分を助けるために手放した袿を探していたのですが
今の桜姫が着られる
袿を新たに作る形で桜姫に返したのか。
この
袿を着る度(たび)に朝霧のことを思い出しそう。瑠璃条とか槐も加わって
なかよく裁縫(さいほう)をしている姿を想像してちょっとほんわかした(w
縫っている時の姿も描いて欲しかったです~

朝霧「いつもおそばにいます 風となり 水となり 光となり
ずっと姫様を守っています だって姫様も私の『命より大切なひと』
だから
(りぼん2013年1月号・P.582-583)

 ここにいる人はみんな桜姫に救われ、心をいやされていますからね。それぞれ
大切なものを持っていても桜姫はそれと同じくらい大切でしょう。

 これだけ慕われる桜姫なら現実世界でどんなことがあってもみんなと
協力して乗り切れそうですね。

 ところで朝霧以外の血桜の住人は何もしゃべりませんがこの時が本当の
意味での最後のお別れなのだから何かしゃべればいいのに。特に親同然
だった白夜は何か言いたいことがあるのでは!?

 あまりにも言いたいことが多すぎてとても一言で言い表すなんていうことは
無理なのかもしれませんね。

朝霧「いってらっしゃい(りぼん2013年1月号・P.584)

 「さようなら」でなく「いってらっしゃい」なのが前向きな感じでいいですね。
桜姫にとってはこの時が新たな人生のはじまりなのですから笑顔で送りだして
あげたほうが絶対いいです。

↓つづきはこちら

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その5

種村有菜さんの桜姫華伝9巻発売記念サイン会に行って来ました(2012年1月15日、横浜開催)

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2012年12月15日 (土)

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その3

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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その2
↑のつづき

○桜姫は血桜の中にいた


 花びらとなり散った桜姫は血桜の中にいました。桜姫がかぐや姫と
最後の大勝負をする前に朝霧など血桜に斬られた人たちが総登場しましたが
それらの人たちと血桜の中で再開を果たしました。桜姫は必ず青葉のところに
帰ると決意して不死山に向かったのですが、懐かしい顔と再会できるとは思って
いなかったかもしれませんね。

 血桜の中で桜姫がいない時に朝霧達はどんな話をしていたのか興味が
あります。仲が良い人たちが結構血桜のほうにやってきてるの
だから案外楽しかったのでは?(w 
瑠璃条は槐と、朝霧は右京と
再会できたのですし。

※目が覚めた桜姫に対して
朝霧「血桜の中ですよ 姫様」(りぼん2013年1月号・P.573の2コマ目)

 どのくらいの間意識がなかったのだろう??? 青葉たちはもう3度目の春を
迎えているのですが、その間ずっと眠っていたのだろうか? 朝霧たちは
桜姫が自分達のところに現れて何もしないで見ていたとは思えないので
いろいろなことをして起こそうとしたはずですが、それでもダメだった
ようですね。それがどうして目が覚めたのか興味があります。


桜姫「朝霧! 朝霧! 朝霧! 会いたかった…!!
(りぼん2013年1月号・P.573の4コマ目)

朝霧も桜姫と会いたかったことでしょう。桜姫は朝霧とちゃんとお別れを
できなかっんですよね。朝霧は血桜に斬られて散る直前に青葉の呪いを
解く方法を必死になって伝えようとしましたが、声を出すことができなかった
のでそれは無理でした。

 朝霧は心の中で思ったことを伝える絶好の機会ですよね。
血桜の中はとてもきれいな空間ですが、朝霧によればかぐや姫が消えて
桜姫だけの世界になったからだそうです。かぐや姫がいたころはどんな
空間だったんだ??? 朝霧はかぐや姫が健在の頃から血桜の中にいたので
どんな様子だったのか知ってるんですよね。


○朝霧、散る直前に言えなかったことを桜姫に言う

 朝霧は血桜に斬られて散る寸前、声が出せなくなった状態で
「生きている意味 私は見つけられなかった だから どうか姫様
姫様に探してほしいの そして教えてください…」(りぼん2012年7月号・
P.399)と心の中で叫んでいたのですが、ついにあらためて桜姫に対して
このことを聞く機会が与えられました。


朝霧「姫様 生きている意味…わかりましたか?
(りぼん2013年1月号・P.573の4コマ目)

 血桜の中に入るという体験をする前と後とでは答えはたぶん違った
と思う。かぐや姫との決戦の前に桜姫に同じ質問をしても桜姫は
答えられなかったのでは?!


桜姫「命よりも大切なものをみつけるために
みんな生きているの
」(りぼん2013年1月号・P.575-576)

 そしてこの笑顔である。

 自らが花びらとなって散った後だからこの言葉は説得力がありますよね。
桜姫はまさに命よりも大切なものがあったからこそ自らを犠牲にして
月泉水を封印して月の国の者が妖古となって人間界に迷惑をかけながら
永遠に生き続けるということを終わらせたのですから。

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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その4

種村有菜さんの桜姫華伝9巻発売記念サイン会に行って来ました(2012年1月15日、横浜開催)

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2012年12月 8日 (土)

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その2

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【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想

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【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その1
↑のつづき

○朱里の約束

※出て行く際に琥珀に対して
朱里「でもいつかは帰るよ 里には琥珀がいるから
(りぼん2013年1月号・P.569の2コマ目)

 こういう言い方されてもなんだか社交辞令っぽくて本当に
帰って来る気がしないですよね。
具体的にいつ頃帰る予定なのか
言ってくれた場合はまだ別ですが。朱里としてはただ単に任務のために
槐のところにいたというわけではなく、いつの間にか心が槐に惹(ひ)かれて
いたので槐がもうこの世にいないという現実と向き合うために
心の整理をする時間が必要なのでしょう。

 ずーっと緊張を強いられつづけていたのですから、しばらくのんびり旅をするのも
悪くはないような気もするのですが、槐がいなくなってしまった心の傷は
かなり大きいと思うので癒(い)やすのは大変でしょうね。

 でも琥珀の立場からすると、桜姫も疾風も朱里もいないという
状況では寂しさもひとしおですよね。親しい人が一気にいなくなってしまった
のですから本来だったら生き残った疾風と朱里には側(そば)にいて欲しいはずです。

 しかし疾風も朱里もなかなか生活力があるな、里を離れて一人で衣食住を
確保するんでしょ? お金をたくさん持っているとは思えないのでどうやって
生活しているのかが気になるところです。農耕や魚釣りでもして自給自足
の生活??? 用心棒として日銭を稼いだりすることはできるかもしれませんね。

※青葉に対して
琥珀「琥珀は二人とも嫌いでござるわ 一番そばにいてほしい時に
いてくれないんだから…
」(りぼん2013年1月号・P.569の4コマ目)

 ただ単に疾風と朱里がいないから寂しいとかいうだけでなく、二人がいないと
困る理由が琥珀にはあるようです。その理由を青葉に明かしたのですが…

○琥珀、次期頭領になることに

※青葉に対して
琥珀「次期頭領に決まったって…
(りぼん2013年1月号・P.570の2コマ目)

 琥珀は頭領の娘だし、疾風も朱里もいないから他に適任者はいないでしょう。
性格も真面目で人を惹きつける魅力もあるから疾風や朱里が里にいたと
しても琥珀が頭領になったのは間違いないと思いますが。

 しかしせっかく晴れて頭領になることになったのになぜか浮かない顔の琥珀、
なんだか今にも泣き出しそうな感じですが、頭領になることが嫌なのではなく
他のことで悩んでいることが分かりました。

琥珀「でも父上が次期頭領に決まったんだから早く身を固めろって
毎日縁談を持ってくるでござるよ

(りぼん2013年1月号・P.571の1コマ目)

 断ればいいのに…と思ったけどそれじゃ父は納得しないんだろうな。
「じゃあ誰と結婚するんだ」と突っ込まれたら琥珀は何も言えないし。
正直に疾風と朱里の帰りを待つと言ったところでいつ帰ってくるか分からない奴の
ことを待ち続けるということを琥珀の父は許すとは思えないです。

 琥珀と疾風、朱里の3人は3人そろって初めて大きな力になると思うので、ただ単に
琥珀に縁談が持ち込まれているからという理由だけではなく、琥珀の頭領としての
仕事を上手く進めていくためにも疾風と朱里は早く帰ってきて欲しいですね。

青葉「じゃあ疾風か朱里 先に帰ってきたほうを選べよ
琥珀「はは」「それがいいかも」(りぼん2013年1月号・P.571の2コマ目)

 いいのかよwww …っていうことは朱里にも可能性があるって
いうことじゃないか、朱里! 早く帰ってこいよ!!! 今大チャンスだぞ!!!

 青葉もずっと桜姫を待ち続ける決意を新たにしたようですが、琥珀ですら縁談の
話が持ち込まれているのだから青葉のところにも来ているかもなぁ…疾風や朱里と
違って桜姫はそもそも帰ってこられる状況になるかすら分からないのにそれを
待ち続けるのはものすごく大変だと思います。

↓つづきはこちら
【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その3

種村有菜さんの桜姫華伝9巻発売記念サイン会に行って来ました(2012年1月15日、横浜開催)

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2012年12月 2日 (日)

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その1

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【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想

 さて4年間に渡って連載された「桜姫華伝」は今月号でついに最終回を
迎えました。連載が長い期間続いたので、連載が始まった時に中学生だった
子はもう高校生になってるんですよね~

 前回月泉水の封印に成功した桜姫、ただその代償は大きく桜姫は花びらと
なり散ってしまいました…ただ桜姫が帰ってくると信じて待ち続けている人も
もちろんいます。

○青葉、目が覚めて桜姫の帰りを待ち続ける

 桜の木の下で琥珀と話しをしている青葉が登場、どうやら無事目が覚めた
ようです。槐の人生最後の仕事は決して無駄ではなかったんですね。目が覚めたら
さぞかし驚いただろうなぁ~ 槐に斬られて気を失う前と目が覚めた時
とでは自分を取り巻く環境が全く変わっていたのですから、
浦島太郎状態かも。


 かぐや姫という人間界にとって脅威以外の何者でもない奴が倒されたのは
とてもうれしいでしょうけどいなくなった人たちの顔ぶれが青葉にとっては
あまりにも痛すぎました。

 桜姫が月泉水の封印に出発してからすでに3回目の春がやってきているのに
青葉はまだまだあきらめる様子は全くないですがこれは当然でしょう。だって
桜姫が月泉水の封印のため不死山に出発した際に青葉はまだ意識がなかった
のでちゃんとお別れのあいさつをすることができませんでしたから、桜姫が
自分のところからいなくなってしまったということを実感できないでしょうし。

 しかし青葉は和泉の親王別邸で暮らしているのか。ここで桜姫が帰ってくるのを
待ち続けているのでしょうけど、いつ帰ってくるか分からない相手を待ち続ける
のってかなりの精神力がいるだろうなぁ。

※青葉に対して
琥珀「親王様ーっ お昼ごはんでござるよーっ
(りぼん2013年1月号・P.566)

 おおっ、琥珀が微妙に成長してる!!! 顔つきがなんだか凛々(りり)しく
なった感じですね。ただ性格は昔のままのようですけど。現在も琥珀がいると
いうことは警備も続けているのでしょうけど、妖古が現れることはもうないの
だから警備も楽だろうなぁ~ 妖古と比べれば他の敵など問題ではないでしょう。

 青葉も少し背が伸び…た??? 青葉は桜姫を筆頭に多くの大切な友人が
いなくなってしまったので、青葉にとって琥珀は数少ない気を許せる人
なんだろうなぁ。これからも心の支えになってあげてください。

※琥珀に対して
青葉「疾風も朱里もまだ戻らないのか?
(りぼん2013年1月号・P.568の1コマ目)

 ん? 何かあったのか??? 朱里は任務とは言え長い間敵の陣営にいたからともかく
として疾風は瑠璃条のお墨付きももらっているから遠慮なく戻っても良さそうですが…

琥珀「うん…やっぱり殴っちゃったの 悪かったかなぁ
(りぼん2013年1月号・P.568の2コマ目)

 殴ったくらいで出て行くように疾風ではないような気がします。以前も琥珀は
疾風のことを邪険(じゃけん)に扱ったこともありますし。殴ったくらいで
出て行くようだったらとっくの昔に琥珀の元から去っていたはずです。

※琥珀が疾風を殴った時の状況
琥珀が思い出す疾風の言葉「琥珀っ いろいろあったけど
やっぱり俺にはお前しかいないぜっ
一緒に里を継ごう!!
」(りぼん2013年1月号・P.568の2コマ目)

 反省してないwwwwwこれは琥珀怒っていいwwwwwww
 
 瑠璃条に浮気をしておいて瑠璃条がいなくなった途端に笑顔でこんなことを
言い出しても説得力ないです(wこんな調子だと他に魅力的な女の子が出て
きたらまた浮気しそうだ。気まずい雰囲気になったりする暇すらなかったん
だろうな。

琥珀が思い出す朱里の言葉「僕は一度槐様と生きてくって
決めたんだ… それは里を裏切ったも同じこと 槐様が死んだ
からってすぐには里に戻れない
」(りぼん2013年1月号・P.569の1コマ目)

 朱里は真面目だなぁ~ 槐のことをただ単に調査対象として見ていたという
だけではなさそうなので、気持ちの整理をつけるために旅に出る必要もあったのかも
しれませんね。

↓つづきはこちら
【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第五十話(最終話)「さようなら、ありがとう」(りぼん2013年1月号)感想 その2

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2012年11月25日 (日)

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十九話「もしも君が独りでいるなら」(りぼん2012年12月号)感想 その4

チャチャとりぼん、ツイッター @chacha_ribon

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十九話「もしも君が独りでいるなら」(りぼん2012年12月号)感想 その3
↑のつづき

○桜姫、青葉に約束

桜姫「二人が初めて逢(あ)った場所…憶(おぼ)えてる? 丘の上の
大きな大きな桜の木 その下で逢おう 迎えにきてね つくしを
摘(つ)んで 待っているから

(りぼん2012年12月号・P.507の2-3コマ目)

 これは出発前に不安で仕方がないからこう言っているというもの
ではなく、本当に再び青葉に会えると信じて出発するみたいですね。
落ち込んだ気分になったところで結果が変わるわけでもないのですから
どうせなら良い気分で出発したほうがいいですよね。

 この場面だけ見たらこの二人は出会った時からずっとラブラブだったのでは
ないかと思ってしまいそうになりますが、実際は青葉が桜姫のことを矢で
射抜いたりするなどいろいろあったなぁ~

 まぁいろいろあったからこそ愛は深くなっていったのかもしれませんが、
桜姫と青葉が仲良くのんびり暮らせた時間ってほとんどなかったですよね、もう少し
一緒にいさせてあげたかった…ってまぁ桜姫が無事に帰ってくればそれも
可能になるかもしれないので、桜姫はがんばらないと。

 青葉と約束をして白夜と旅立った桜姫、その姿を見つめる残された人たちは
どんな気持ちだったんだろう? 藤紫の顔がなんとも寂しげですが、厳しい結果も
覚悟しているのでしょう。もう忘れてしまいそうになりますが何事に対する欲も
ない藤紫が唯一好意を寄せたのが桜姫だったのですから、かなりつらいでしょうね。


※百合姫(りり)と舞々(でん)に対して

藤紫「さて…とそちらの二人にはゆっくり話を聞きたいね 一杯飲もう
じゃないか
」(りぼん2012年12月号・P.510の2コマ目)

 そういえば百合姫はかつて藤紫と結婚しそうになってたん
だったよなwww 
舞々は敵だったし。桜姫が危機いうことで駆けつけて
きたけど、よくよく考えたら「自首」したのと同じか(w

藤紫「わかってるるよ でんにりりだろ? 友達になってくれないか
(りぼん2012年12月号・P.510の3コマ目)

 藤紫、結構いいところあるな。藤紫は気を許せる友達がほとんどいない
ように見えるからでんとりりと仲良くできるといいですね。でんとりりの
二人にとって藤紫のこの言葉は逃亡生活が完全に終わったということを
意味するからうれしかっただろうな。

 ところで「でん」はもう舞々にはなってくれないのだろうか? 舞々の姿も
結構かわくて良かったのに。

○月泉水、ついに封印

白夜「不死山 かぐや姫が月へ戻る時 帝に渡した不老不死の
秘薬… 月泉水の結晶を帝がここで燃やした時から月泉水と
この山がつながったのじゃ
」(りぼん2012年12月号・P.511)

 不死山とか縁起がいいんだか悪いんだか分からない
微妙な名前だなwww


 月泉水の泉の封印作業が始まろうとしていますが、帝はここで燃やしたのは
最初から月と不死山をつなげる目的だったのかな? それとも単なる偶然?
まぁ何か理由でもなければわざわざこんなところで燃やすとも思えないので
月の泉とつなぐことを最初から目的としていた可能性が高そうですが。

 月泉水の泉に血桜を刺してまわせば泉はもう封印されてしまい、桜姫は白夜は
消えてしまうことになります。なので白夜と桜姫はここでお別れとなるのか…

白夜「ありがとう桜」(りぼん2012年12月号・P.514の1コマ目)

 桜姫って白夜からありがとうって言われたの初めてでは??? この「ありがとう」と
いう言葉は心の底から出た一言だろうな、桜姫がいなかったらこの大仕事は
できなかったのですから。


白夜「自らを滅ぼしてまで役目を果たしてくれて…そなたは
最後にして最上の月の姫じゃ
」(りぼん2012年12月号・P.514の2コマ目)

 長い間人間界を苦しめる原因となっていた妖古がこれによりいなくなるの
ですからこのことは人間界の住民も桜姫に対して言っていいでしょうね。
月の姫なんていう枠はもう超えちゃったな。


桜姫「何言ってるの!? 私は絶対青葉の元へ帰ってやるわ!!
(りぼん2012年12月号・P.514の3コマ目)

 お、おう…最後の最後まで前向きで悪いことは考えない桜姫、
こういう性格だと人生楽しそうでいいなぁ。

白夜「え~~~~っ 正直無理だと思う~~~~っ
(りぼん2012年12月号・P.514の3コマ目)

 なんだかわろたwww まもなく命が尽きようとしているのになんだか
緊迫感がないですね。でも最後の最後にこのくらいのことを言えるから
こそこの二人は大仕事を成し遂げることができたのでしょう。

 桜姫は人間になると信じて花びらとなり消えていきました。白夜は本当に
おだやかな顔で花びらになっていきましたが、死ぬことが許されない生活が
ようやく終わったのですから、本当にホッとしたのかも。

 さて次回はついにこの物語の結末を見ることになりますね。どんな風に
お話が幕を閉じるのか注目したいと思います。

種村有菜さんの桜姫華伝9巻発売記念サイン会に行って来ました(2012年1月15日、横浜開催)

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2012年11月16日 (金)

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十九話「もしも君が独りでいるなら」(りぼん2012年12月号)感想 その3

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【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十九話「もしも君が独りでいるなら」(りぼん2012年12月号)感想 その2
↑のつづき

○月泉水の加護がなくなるということは…

かぐや姫「いいのか!? 桜姫 月泉水の者は滅びる ぬしだって破滅
するんだぞ!!
」(りぼん2012年12月号・P.497の5コマ目)

 月泉水の封印の役が桜姫で本当によかったですね。桜姫なら自分が
犠牲になって周りの人たちが助かるというのであるならば何らためらう
ことなく作戦を実行するはずです。桜姫は自分が傷つくのは我慢できても
大切な人たちが傷つくのは我慢できないでしょう。

 しかし桜姫の命字はこういう場面を想定していたのかな!? もしそうだと
すると最初から桜姫はこの役を引き受ける運命だったのでしょうね。


桜姫「かまわないわ 悲しみを滅ぼすために きっと私は生まれて
きたの すべての悲しみを滅ぼすために

(りぼん2012年12月号・P.498-501)

 今ままで登場したキャラクターが大集合していてなんだか
卒業アルバムの一ページみたいだwww
 こういうのを見るとお話が
いよいよ終わろうとしているということを実感します。 戦いの最中ということで
みんな厳しい顔をしていますが、同じ顔ぶれで笑顔にあふれている集合写真
みたいな絵もみたみたいですね。

 桜姫はすべての悲しみを滅ぼすと言っていますが残念ながらそれが
達成されることはないでしょう。
なぜなら桜姫がいなくなったら悲しむ人が
きっと出るから…



○かぐや姫、倒される

 なんだかあっさり倒されて終わったな…白夜がこれまでに血桜に
よって倒された人たちを一時的に解放したからそれらの人たちと
力を合わせることができたおかげなのでしょうけど、みんなが桜姫に
力を貸してあげようと思ったのは桜姫が優しく接した結果、桜姫のことが
大好きになったからなのですよね。

琥珀「朝霧達 消えてしまったでござる…
白夜「一時的にわしの術で解放しただけだからな 血桜の中に
戻ったんじゃ
」(りぼん2012年12月号・P.504のコマ目)

 これって常に解放したままにすることはできないのか? いつでも白夜の
意思で解放できるんだったら何かお祭りがある時とかに解放してあげて
一緒に楽しんだりできるのでは!?

 あ、でももう白夜は消えちゃうんですよね…やっぱり無理か。

桜姫「行こう白夜 月泉水のたもとへ…それですべてが終わる
(りぼん2012年12月号・P.505の1コマ目)

 行くということは自らの命が尽きるということを意味するのですが、
迷うことなく出発しようとする桜姫、琥珀は桜姫に本当にいいのか
確認していますが、ここでやめるような性格ではないということは
分かっているでしょうね。


○桜姫、青葉の命字「生」をおまもりに

 朱里から青葉の命字を渡された桜姫、槐が持っていたもののよう
ですが、桜姫はこれを月泉水に持っていくことを決めました。

桜姫「青葉…私の運命はこの手でなくしてしまったわ だからこれを
お守りがわりに持ってていい?
」(りぼん2012年12月号・P.506の1コマ目)

 桜姫は「滅」という命字の運命から逃れることはできませんでしたが
青葉の「生」という命字を持っていけばなんだか知らないけど助かる
ような気がしてきます。まぁ桜姫は別に自分が助かりたいから持って
いくというわけではないようですが。

桜姫「どこにいてもあなたの元へ帰ってこられるように…
(りぼん2012年12月号・P.506の2コマ目)

 出発前に青葉とお話をさせてあげたかったなぁ、これが何かの
良いフラグだといいのですけど。

 しかし青葉は結局この作品最大の戦いで見せ場を作れません
でしたね。桜姫と並んで二大キャラだったのに。まぁ呪いを解く目的で
槐に斬られてしまったから青葉の責任ではないので仕方ないですけど。

 あ、でも青葉がお話できない状態でよかったのかもしれないなぁ…
これでもし青葉がお話できる状態だったら桜姫は別れがつらくなって
しまったかもしれませんし。

 この時青葉がお話できる状態だったら桜姫に何と声をかけたのか
すごく興味があります。

↓つづきはこちら
【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十九話「もしも君が独りでいるなら」(りぼん2012年12月号)感想 その4

種村有菜さんの桜姫華伝9巻発売記念サイン会に行って来ました(2012年1月15日、横浜開催)

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2012年11月10日 (土)

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十九話「もしも君が独りでいるなら」(りぼん2012年12月号)感想 その2

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【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十九話「もしも君が独りでいるなら」(りぼん2012年12月号)感想 その1
↑のつづき

 思わぬ形で復活をした血桜に斬られた朝霧、右京、瑠璃条、そして淡海
ですが、やはり生きていた頃と同じことをするのは不可能なようで…

※桜姫を守ろうとした朝霧をあっさりかわして
かぐや姫「あははは 所詮(しょせん)は亡き者!! 力は出せても
その体では姫を守るひとはできまい ぬし達が力を出しきる前に
姫を始末してやる!!
」(りぼん2012年12月号・P.493の5コマ目)

 朝霧が自分の置かれた立場を知って悲しい顔をしてるな…(´・ω・`)
血桜に斬られる前だったらいくらでも桜姫を守るための戦いが
できたというのに。

 血桜に斬られた人は復活しましたが、復活した人は血桜に斬られた人
だけではありませんでした。


○百合姫と舞々が駆けつけ、琥珀と疾風も復活

舞々(現在は"でん")「こっちにはまだ朱里がいるんだ!
百合姫(現在は"りり")「年増はひっこんで下さってよろしくてよ?
(りぼん2012年12月号・P.494の1コマ目)

 百合姫と舞々はどうやって桜姫が危機的状況に置かれて
いるということを知ったのだろう!? 勘??? 
現代だったら電話をかけて
救援を頼むということも簡単にできますが平安時代だとそんなことは
無理だし。舞々も男の娘をやめてすっかり男子「でん」としての生活が
板についてきたみたいですね。もう舞々の格好はしてくれないのかなぁ…
美しさの追求は「りり」と一緒に暮らす生活が復活した今となったはもう
興味がなくなったのかもしれませんね。

※桜姫に対して
百合姫「なんて情けない顔してますの ブスが大ブスになってるわ
(りぼん2012年12月号・P.494の3コマ目)

 毒舌なつかしいwww 今は桜姫にこうやって遠慮なく言いたいことを
言える同性の友達がいないからなぁ、桜姫にとって百合姫はとても貴重な
存在だったんですよね。

藤紫「ゆ…百合姫?」(りぼん2012年12月号・P.494の4コマ目)

 そういえば結婚話とかあったな、すっかり忘れてたよwww
藤紫がいるということが分かっていたとしても桜姫が大変なことに
なっているのであれば助けにいかない訳にはいかないですよね。
藤紫はいろいろ聞きたいこともあるとは思いますが、とりあえずは
目の前の敵をなんとかしないとダメなので過去のことはとりあえず
封印ですね。

疾風「倒れてばっかいられねぇからな やってやるぜ!!
(りぼん2012年12月号・P.496の1コマ目)

 Σ(゚д゚;) 疾風無事だったのか!!!

琥珀「姫様を守るのは忍の役目!! 忍の役目は琥珀の役目!!
(りぼん2012年12月号・P.496の2コマ目)

 琥珀の話によるとただ単にのびていただけだったのですね。てっきり
朝霧達と同じ場所に旅立ったものとばかり思っていました(w
疾風と琥珀は見た限りでは大きなけがはしていないようですから
これは大きな戦力になりそうですね。


○瑠璃条と疾風、お別れのあいさつ?

 瑠璃条は疾風とちゃんとお別れができないまま血桜に貫かれてしまった
のですが、思わぬ形で復活をすることができたので疾風に言いたいことを
言う機会が与えられました。

※疾風に対して
瑠璃条「戦おう疾風君 桜姫のために…
そして本当に大切な人と生きるんだ

(りぼん2012年12月号・P.497の1コマ目)

 この言葉を聞いて琥珀のことをちらりと見た疾風、疾風の人生にとって
この一言はとても大きいよなぁ~ 瑠璃条がいなくなったので疾風の
気持ちはいずれ琥珀に再度向いていったかもしれませんが、瑠璃条と
ちゃんとお別れをすることができなかったので、心の奥底に瑠璃条のことが
残ったままだったでしょう。

 でも瑠璃条が疾風の心を縛っていた鎖(くさり)をこの一言で
断ち切ってくれた感じです。


 琥珀は自分のことを一度は振った疾風のことをすんなり
受け入れるのだろうか??? 
相手がもうこの世の人ではないから
浮気をされる心配はありませんが。

(つづく)
種村有菜さんの桜姫華伝9巻発売記念サイン会に行って来ました(2012年1月15日、横浜開催)

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2012年11月 6日 (火)

【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十九話「もしも君が独りでいるなら」(りぼん2012年12月号)感想 その1

チャチャとりぼん、ツイッター @chacha_ribon

【「桜姫華伝」の感想】←今までの感想

 前回青葉の短命の呪いが解けたことを知った桜姫、かぐや姫の刃から
桜姫を守るために槐は自ら盾となりその結果槐の息が絶えたりするなど
お話が大きく動きました。ちょっと目を離すとお話についていけなくなりそう
ですが今回も…

○これまで血桜に倒されたキャラ達が総登場、かぐや姫と決戦へ

朝霧「私が力になります!
(りぼん2012年12月号・P.490の1コマ目)

(つд⊂)ゴシゴシ→(;゚ Д゚) …!?

 な、な、なんで朝霧が普通に桜姫とお話して戦おうとしてんの!?
たしか私の記憶では朝霧は槐に捕らえられて、最後に血桜に貫かれた
ことになってるんだけど!?

 桜姫は目に涙を浮かべて朝霧のことを見ていますが、正直訳が
分からないんだろうなwwwwww 
そりゃもうこの世にいないって思って
いた人が目の前にいるんだから

右京「朝霧 俺が援護する
(りぼん2012年12月号・P.491の2コマ目)

 右京も登場か。右京は桜姫とそんなに接点があったわけじゃないけど
朝霧が戦うとなれば黙っていられないのでしょう。

瑠璃条「ムカつくなあの女 私がシメてやる
(りぼん2012年12月号・P.491の4コマ目)

 どことなく憎めない奴も帰ってきたか。朝霧と右京が出てくるんだったら
瑠璃条も戻ってきてくれないともりあがりませんよね。

 かぐや姫のことを「ムカつくな」と一蹴(いっしゅう)してますけど、難しい
理屈なんか関係なく純粋にかぐや姫はそのままにしておくと危ないから
「シメて」あげないといけないですね。

※血桜に倒された人たちが目の前にいる件について
桜姫「どうして…
(りぼん2012年12月号・P.491の4コマ目)

 こっちが聞きたいよwwwwwwwwww

瑠璃条「白夜が呼び出してくれたからな それにかぐや姫が外に
出たので支配もとけたんだ
」(りぼん2012年12月号・P.491の5コマ目)

 ?! つまり朝霧達は命が絶えたのではなくどこかに封じ込められて
いるっていうこと??? もう少しくわしい説明頼む。

 命は絶えたけどあの世から白夜が呼び出したということなのかな?

淡海「姫様 親王様の許婚(いいなずけ)ともあろう方が
地面に座り込むなど はしたないですよ

(りぼん2012年12月号・P.491の5コマ目)

 淡海って生きていた時も戦闘の役に立ちそうになかったじゃん(w
まぁ淡海自身も言っていますが力を放出するくらいならっていう
ことで登場のようですけど。

 じっくりお話をする時間がないのが惜しいところですね、桜姫は
言いたいことが山ほどあるだろうに…

↓つづきはこちら
【桜姫華伝】〔種村有菜さん〕第四十九話「もしも君が独りでいるなら」(りぼん2012年12月号)感想 その2

種村有菜さんの桜姫華伝9巻発売記念サイン会に行って来ました(2012年1月15日、横浜開催)

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