zen zen (Cookie連載)

2011年2月19日 (土)

【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕Lesson1(Cookie2011年2月号)感想 その2

【「zen zen( Cookie連載)」の感想】←今までのまとめはこちら

【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕Lesson1(Cookie2011年2月号)感想 その1
↑のつづき

○「ユカ」登場

※教室にやってきた女の子について
結々「…由賀 真弓(ゆか まゆみ)ちゃん ここで唯一 中学生で
15なの
」(クッキー2011年2月号・P.20の1コマ目)

 「ユカ」って名前かと思ったら苗字だったのか。「ゆか まゆみ」って
言ったらどっちも名前に見える。あだ名は「ゆか」のほうを使っている
のですね。

 中学生と高校生が同じ教室で勉強していたのか。まぁ高校生って
言っても内容は難しいことばかりやっているようなものではないから
問題はなかったのでしょう…というか、たぶん塾の授業は基礎レベル
だと思うから、ユカにとってはやさしいと感じていたかも(w

ユカ「ユカが休んでいた間さ…学校でくだらない噂きーた…
直一が死んだとか言って あいつ どこ?

(クッキー2011年2月号・P.20の4-5コマ目)

 まだ信じてないのか…まぁまさか死ぬとか思わないよな。本人だって
自分の人生がバイク事故で突然終わるとか思ってなかっただろうし。
しばらく塾に通っていなかったのであれば信じろというほうが無理
でしょう。ずっと塾に通っていた子達ですらすぐには信じなかった位ですし。

 しかし直一っていろんなところで噂になるほどの有名人だったのか。
塾の講師が事故死したとしても余程のことがない限り話題になんか
ならないだろう。

哲(さとる)「…あのごめん その噂本当なんだよ 一か月前に
バイク事故で……
」(クッキー2011年2月号・P.21の1-2コマ目)

 もう一か月経ったのか。役所の手続きやら、関係各方面への連絡
とかがあるからあっという間だったんだろうな。哲が突然塾の講師に
までなる羽目になったから余計時間が経つのが早いと思ったでしょう。


ユカ「意味わかんない 全然信じられない 直一に会わせて!!
部屋どこ!?
」(クッキー2011年2月号・P.22の1コマ目)

 完全にパニック状態になってしまったな。クールなイメージの子
だったのに。本当に直一がこの世にいないことが信じられないん
だなぁ。ユカは直一の遺影を見て初めて死んだということを
認識したのですが、哲に肩を叩かれた際に激高してしまい、哲の首に
かみついてしまいました。いきなり噛み付かれて哲は災難としか
いいようがありませんが、ユカはやり場のない怒りを哲にぶつけてしまった
のでしょう。もしここで哲が肩を叩かなかったとしてもおそらくなんらかの
形で当り散らしたでしょうね。

でもとっさに殴りかかるとかならまだ分からないでもないけど、いきなり
噛み付くってどんな奴だよ。普通やれと言われても嫌だろう。


※気絶した哲が起きたのを見て
あ 起きた」「死んだドーテーの目をしている
(クッキー2011年2月号・P.24の4コマ目)

 どんな目だよ…っていうかそんな目どこで見たことあるん
だよwwwwwwww どさくさに紛れてものすごくバカにされてるような気が。
でも表情を見てるとなんだかんだいってもみんな哲のことを心配して
くれていたんだな。

ユカはねー うちらと同じ ここの生徒なんだけど ちょっと
毛色が違うっつーか ね
」(クッキー2011年2月号・P.25の2コマ目)

 まぁそもそも見た目からして違うからな。塾の生徒はまるで
ひとつの家族であるかのような一体感がありますが、ユカは明らかに
孤立している感じです。別に周りの塾生がユカと距離をとってるようには
見えませんが、ユカのほうから壁を作ってる感じだな。

授業来ても 特別 人と喋らないし一言二言ナオさんとだけ
(クッキー2011年2月号・P.25の3コマ目)

 ここが決定的に他の塾生と違うところでしょう。他の塾生は直一との
やり取りが大事だという点はユカと全く同じですが、直一と同じくらい
この教室で過ごす時間を大事にしているはずです。学校や家庭で
居場所がなくてもここにくれば自分を暖かく迎えてくれる仲間が
いるのですから。

でもユカはこの教室で過ごす時間や周りの塾生はそれほど大事だと
思っていない、直一がとにかく大好きという理由でこの塾に来ていたの
でしょうね。なんらかの形で自分の居場所をユカも求めているのは間違い
ないですが、その場所は直一と一対一で過ごせる時間なのであって
別に他の塾生と仲良くする必要性は感じてはいないのでしょう。

唯一うちとけてたナオさんがいなくなっちゃった今 あの子
ちよっと心配だよ…
」(クッキー2011年2月号・P.26の1コマ目)

 心配も何も塾に通うのは義務ではないのですから、来る理由が
なくなれば来なくなるだけのような気が。純粋に勉強が目的だったとしても
講師が哲でははっきりいって通う意味ないですし。


○必死に勉強をする哲

※広辞苑を広げて
哲「もうっ どーやっても分かんない三角比!! そもそも
三角比って何!?

学者!! 何でこんなこと考え付いたー!?
(クッキー2011年2月号・P.28の2コマ目)

逆ギレかよ。広辞苑とか読んだって分かるわけねーだろうwww
なんで広辞苑で調べようと思ったんだろう? もっと簡単に説明が書いてある
参考書を読んりすればいいのに。塾なんだから、参考書は捜せばいくらでも
出てきそうですが。

 でもこうやって必死に勉強する時間はあってもいいと思います。
何か理由がなかったら三角比について真剣に考えることなんて
まずないでしょうし。


○直一が居ないことを実感する家族

※豚汁を作っている際に
哲の父「うーん どーも うちの味にならんなぁ…
(クッキー2011年2月号・P.29の5コマ目)

 作り方は直一があの世に持っていってしまったのか…こういう
何気ない瞬間に死んでしまったということを実感するのかもな。
淡々と後始末をしている時にはこういうことに気づく暇すらなかったの
でしょうが、一か月くらい経つと時間に余裕が出てくるからあれこれ
考える機会も多くなりますよね。

哲「ぽっかりあいた穴は 平気なように日々を過ごしてても
ふとした瞬間に現れてちくちく痛む

(クッキー2011年2月号・P.30の3コマ目)

 なんだかんだいっても塾の子たちが毎日来てくれているのは
哲にとっても助かっているんだなぁ。もし塾が閉鎖されて、塾生が
すっかりこなくなったら、家にこもって直一のことを考えて精神的に
落ち込んでしまう場面もきっとあったでしょう。でも今は落ち込む
暇もない感じですよね。なにしろ首をかまれて気絶をするほど刺激的な
毎日を過ごしているのですから(笑)


○哲の学校の先生、苦言

※兄がやっていた塾の跡を継いだことに関連して
哲「もちろん…月謝とはとってないですし 僕自体教えられるほど
できないし…
」(クッキー2011年2月号・P33の6コマ目)

 月謝とってないのか。まぁ塾生が勝手に毎日教室に来ているだけで
すからね。哲は教卓に立ってるけど、まだこの段階ではお金を取れる
レベルの授業はしてないですから。

哲「ただ…あの子達が立ち直るまでは一応続けて
こうかな……て
」(クッキー2011年2月号・P33の6コマ目)

 どの段階で「立ち直った」って判断するんだろう。まさかずっと続ける訳にも
いかないからいつかは閉鎖する必要があるのですが。でもこういうのって
深く考えなくても自然消滅に向かっていくのかもな。新しい居場所が見つかった子
から順番に塾の教室に来なくなり、気がついたら塾がなくなっていたという
展開が理想的でしょう。


哲の学校の先生「でも 授業と全く関係ないことを 自分の今
やるべき勉強もしないでやったり 目的もなく塾の真似事を
してること あまり感心はしないな

(クッキー2011年2月号・P34の1コマ目)

 いきなり塾の講師をやらされたとはいえ哲も高校生なのですから
自分の勉強をおろそかにするのはまずいでしょう。ただ哲の生活を
考えると塾の講師をやっていないからといって自分の勉強を熱心に
するとは思えませんが(w

 塾の講義の内容って特に決まってないのだから、哲は自分の学校で
今やってる内容をそのまま講義すれば勉強になるからいいんじゃ
ないか??? 教卓に立つために必死になって内容を覚えるでしょうし。

 ただ「目的もない」というのは違う。哲、塾生、みんな心に
秘めたものを持って塾を守っているんです。それは分かって
あげてください。


(つづく)

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【ピカ☆イチ】〔槙ようこさん×持田あきさん〕第1回(講談社ARIA創刊号・2010年9月号)の感想 その1

講談社ARIA創刊記念のイベント、槙ようこさんと持田あきさんの手渡し会に行ってきました

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2011年1月21日 (金)

【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕Lesson1(Cookie2011年2月号)感想 その1

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【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その1
↑前回掲載された読みきりの感想

 クッキー2010年10月号に読みきりとして掲載された「zen zen」の
短期集中連載が始まりました。この作品のノリは気に入っていたので
続きが読めることになってとてもうれしいです。


(前回掲載された読みきりのおさらい)

・主人公は 古瀬 哲 (こせ さとる) 17歳の高校生

 兄の古瀬 直一は「古瀬学習塾」という女子しか塾生がいない塾を
経営して家計を助けていたが、交通事故により死亡してしまった。
哲は塾を閉めるために遺品の整理をしていたが、兄が死んでしまった後も
教室に通い続ける塾生と接しているうちにこの塾に通う子たちは学校や
家庭に何らかの問題を抱えていることと、この塾の教室が塾生達にとって
かけがえのない場所であることを知る。

 死んでしまった兄に恋をしている塾生が前に進めるようにするために
「卒業試験」やることを決めた哲。お世辞にも勉強が得意とはいえない
哲であったが、必死に勉強をして手書きの試験問題をなんとか完成させ
試験を行う。

 試験後卒業証書の代わりに直一が生前それぞれの塾生ごとに
作っていた「個別指導書」を手渡した哲。すっかり情がうつってしまったのか
塾生と別れるのは嫌だと思いつつ最後の挨拶をした哲であったが、挨拶が
終わった後に塾生から哲が直一の代わりに先生をやれとの声が上がり、
結局古瀬学習塾は哲が継ぐことになった。

○塾の講師としての生活がはじまった哲

 どう考えても塾の講師というより塾生、それも勉強が苦手な子が
通うクラスに通ったほうがいい状態の哲ですが、運命とは恐ろしいもので
塾の講師をやることになりました。

サトルーぅ」「何寝てんだ おめ」「授業だぞ こら
このおポンチ」(クッキー2011年2月号・P.13の1コマ目)

 教卓で寝ている哲を起こすために哲の周りを塾生が取り囲んで
いますが、これってどう見ても不真面目な授業中に寝ている生徒が
注意されてるシーンだろうwwwwww
 まぁつい一ヶ月前までは
塾とは全く縁のない生活をしていたのですから、これは仕方ないな。


人がせっかく時間どーりに来てんのに 寝てるとかどゆこと!?
学生気分でやってんじゃないよ
(クッキー2011年2月号・P.13の1コマ目)

 このセリフは本来なら講師である哲が言うはずなのに…
でもこうやって哲とじゃれ合う時間もこの子たちにとっては大事な時間
なのでしょうね。勉強に来ているのではなく、この場で大切な仲間と
楽しいひとときを過ごすのが目的なのですから、こうやっておしゃべりの
ネタを提供してくれてありがたいのかも。

○授業開始

哲「今日とゆー今日は皆に三角比を理解してもらわないと!!
(クッキー2011年2月号・P.15の1コマ目)

 講師らしい仕事をし始めたな。勉強をする以上はきちんと課題を
理解しないと意味がないですよね。

哲「エート…サインとコサインとタンジェントなるものが
ありまして
」(クッキー2011年2月号・P.13の2コマ目)

 そもそもこの用語の意味を分からないっていうレベルだろうこれはwwww
棒読みですらない。

だから」「サトルがわかってないから うちらもチンプンカンプンな
わけよ
」(クッキー2011年2月号・P.15の2コマ目)

 もうこうなったら参考書をみんなで広げて討論形式で問題をみんなで
理解する形にしたほうが分かりやすいかもしれない…ただこの方式だと
雑談ばかりになってしまうのは目に見えてますが。

 NHKでやってる高校講座をみんなで見るとかダメなのか? テレビを
哲の家から持ち込めばなんとんなりそう。中途半端に理解した哲が
間違ったことをみんなに教えちゃうのが怖い。この中に勉強が得意な子は
いないっぽいから間違いに気づく子が誰もいない可能性がありますし。

哲「わ わからない人は挙手(きょしゅ)して下さい
(クッキー2011年2月号・P.15の3コマ目)

 まずお前が手を挙げろよwwwwwwwwwwwwww

ちょっと休憩しなよ チョコあげっから
(クッキー2011年2月号・P.15の3コマ目)

 休憩も何もまだ何もやってないな。誰かが教卓に向かって教科書を
棒にくくりつけて哲に見せてる子がいますが、哲の目には入って
いないようです。

○あっという間に雑談へ

ねー サトルー これ ここに飾ろうと思うんだけど どーよ
(クッキー2011年2月号・P.15の4コマ目)

 直一の肖像画か。これ飾ったらいつまでも直一のことを引きずって
しまう危険があるのではないか? ただ完全に忘れてしまうのもかわいそうか。
直一は塾生達が出会うきっかけを与えてくれた大切な人なので、肖像画を
見て元気が出てくるのであれば、飾ってもいいかも。

 …ただ哲はやりにくいでしょうね。

死して いよいよ伝説のイケメンにおなりになったよね…
(クッキー2011年2月号・P.16の3コマ目)


 ただでさえみんなに好かれていた人だったのに、「思い出補正」まで
加わるとなるともうこの子たちにとってすれば「神」だろうな。

哲「はっきり言って俺はアホなので 先生としてやっていく自信は
全然ない。
」(クッキー2011年2月号・P.17の2コマ目)

 哲が教卓にいるのに、ピザを頼もうかと話をしていたり紙飛行機が
飛んだりしてますね。ここだけ見たら学級崩壊しているクラスにしか
見えん。

 まぁ哲がまともに勉強を教えられないからな…この子たちにしてみれば
直一との思い出がたっぷり詰まったこの教室にいられる理由さえあれば
かまわないのですから、塾の講師役を引き受けてくれた哲にはは感謝
ですね。

↓つづきはこちら
【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕Lesson1(Cookie2011年2月号)感想 その2

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【ピカ☆イチ】〔槙ようこさん×持田あきさん〕第1回(講談社ARIA創刊号・2010年9月号)の感想 その1

講談社ARIA創刊記念のイベント、槙ようこさんと持田あきさんの手渡し会に行ってきました

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2010年11月23日 (火)

【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その5

【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その4
↑のつづき

○哲(さとる)、塾生にあいさつ

 哲はナオが母親代わりに一生懸命弁当を作ってくれたり、運動会の
ゼッケンを縫ってくれたりなど一生懸命世話をしてくれていたのが
重荷だったのか。重荷だと感じたのは哲が真面目な子だからでしょう。
「なんだかよく分からんけど自分にやさしくしてくれるからいいや」とか
考えるような子だったら重荷だとは思わないでしょうし。

 自分も何かしたいけど、役に立つようなことはできないという
苛立(いらだ)ちのような感情が強く出てしまったのでしょうね。
子供なのだからそんなこと気にせず勉強や遊びを頑張ればよかったのに。

哲「兄貴が優しければ優しいほど居心地悪くて 僕は兄貴を
避けてくなってって 家族の生活のために開かれたこの塾も
近寄る気にもなれなかった

(Cookie2010年10月号・P.151の1-2コマ目)

 ナオは家のために必死にがんばっているのに自分は…と思って
しまうから塾で講義をしているナオの姿を見るのがつらかったの
でしょう。

 難しいよな…では何もしなければいいのかというとそんなことはない
ですよね。今度は兄貴は自分のことを考えてくれないって反発を
する心が芽生えてしまいそうですし。結局どちらの道を選んだとしても
なんらかの不満は残ってしまいそうですね。

哲「兄貴が死んで沢山(たくさん)の人が泣いて でも僕はあまりにも
情けなくて涙もでなかった
」(Cookie2010年10月号・P.151の3コマ目)

 涙が出ないっていうのは理解できます。今までいるのが当たり前
だった人がある日突然この世を去ってしまったのですから、実感
なんて沸かないでしょう。

哲「素直に一言ありがとうも言えない僕が残って 誰からも
好かれた兄が逝ってしまった

(Cookie2010年10月号・P.151の4コマ目)

 何もそこまで自分を責めなくても…ありがとうってなかなか言えない
よな…毎日毎日ありがとうありがとうと連呼するのもおかしいし。
普段あまりやさしくしてくれない人が突然やさしくしてくれたとかで
あればその機会にありがとうと言えるけど、普段から優しい人に
ありがとうっていうのってタイミングが難しいな。

哲「でも こ数日皆がここに来てくれるとそういう虚しさを
忘れられました
」(Cookie2010年10月号・P.152の1コマ目)

 ここの塾生にとってこの教室はかげがえのない場所でしたが
いつの間にか哲にとってもここは心の安らぎが得られる場所に
なっていたのですね。大切な人を失った悲しみを共有している人たちが
ちょうどよい具合に集まれる場所だったんだなぁ。

 哲の兄は生前哲に対してたくさんの物を残したのですが、死して
なお哲のためにがんばってくれているのでしょう。この教室は哲が
築いたもので、その教室が今、哲の心の支えになっているのですから。

哲「兄に代わって言います 今まで本当にありがとうございました
(Cookie2010年10月号・P.152の3コマ目)

 しかし哲すごいよな。今まで塾の講師などとは無縁の生活だったのに
こうやって教卓に立って堂々とあいさつをしたのですから。
もともと才能があったのかもな。

 このあいさつを聞いた塾生の反応は意外なものでした。

○塾生、哲を殴る蹴る、その理由は

※塾生に殴られて
哲「なつつ なんで!!!」(Cookie2010年10月号・P.153の1-2コマ目)

 そりゃ驚くだろうwwwwwww どう考えても殴られる要素はなかったし。
教室のみんなに殴ったり蹴られたりしましたが、これには理由がありました。


ナオさんはねぇ言ってたよ『弟にはかなわない』って
(Cookie2010年10月号・P.153の5コマ目)

 塾生がナオか聞いた話を哲に話したのですが、これは塾生で
なければ絶対に聞けない話だよなぁ。ナオは家族には言えなくても
塾生になら雑談の中でちょっと言えるっていうこともあっただろうし。

 哲は塾生が手に入れることができない遺品のノートをプレゼントし
塾生は哲が聞くことができなかっ話を聞かせてあげる…見事な
相互補完関係が成立していたのか。


○哲、引き続き教卓に立つことに

思ったんだけどサトルが教卓(そこ)にいんのも悪くないと思う
(Cookie2010年10月号・P.157の5コマ目)

 哲はテスト問題を作るのが精一杯だろうwwwwwwwwwww
まぁでもみんなと一緒に勉強をするサークルぽくするのなら
あり…かな???


なんかまだまだ冴えないしドーテーだし
(Cookie2010年10月号・P.158の1コマ目)


    こ れ は 関 係 な い


だからナオさんの代わりに先生やれっつってんの
(Cookie2010年10月号・P.158の3コマ目)

 もうこれ断れる雰囲気じゃないなwwwwwwwww


嬉しーだろ?」(Cookie2010年10月号・P.159の1コマ目)


 まぁお別れするのが嫌だったのは事実なんですけどね。まさか哲の側
から塾の継続を持ち出すわけにもいかなかったですから、渡りに船かも。
哲はナオにたくさんのことをしてもらったのに自分は何もしなかったと
情けなく思っているようですが、ナオが残したこの場所を守っていけば
ナオに対して何かをしたことになるのでは?

哲「全ッ然!!!!!」(Cookie2010年10月号・P.159の2コマ目)

 タイトルにつながった!!!! クッキー2011年2月号から新連載が
始まるようなので今からとても楽しみです☆

↓つづき(クッキー2011年2月号の連載第1話)はこちら
【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕Lesson1(Cookie2011年2月号)感想 その1


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2010年11月20日 (土)

【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その4

【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その3
↑のつづき

○卒業試験開始

ゆう「うっわ まじ手書き!? つか字汚ねー 象形文字!? くさび形!?
(Cookie2010年10月号・P.145の3コマ目)

 まず試験問題が何であるかを考えなくてはいけないのかwww
手書きっていうのがすごいですね。塾生ごとに違う問題を用意したの
ですが、一クラス分を作るのは大変な手間がかかっただろうなぁ。
パソコンを使えば時間は結構短縮できそうですが、手書きの場合は
コヒペするわけにもいかないし。

 まず自分自身がその問題を理解しなくては問題を作ることなどできない
ですから、今回のテスト問題作成で哲(さとる)は結構学力があがった
かも。

 教室を見ると塾生は全員まじめに試験を受けに来たようです。
別に学校の試験ではないのですから、真面目に来なくても誰も
怒らないのですが、ナオとの思い出の場所にいられる時間は一分でも
長いほうがいいですよね。

※テストの採点を終えて
哲「すげー!!ばっちり出きてんじゃん!! 何で!? 因数分解
完璧じゃん!!!
」(Cookie2010年10月号・P.146の6コマ目)

 ナオの心の残りになってはいけないということで必死になって頑張った
そうですが、もともと勉強をするきっかけさえあれば学力が伸びる子は
たくさんいるはずです。問題はその「きっかけ」を周りの人が与えることが
できるかということですよね。

-…あんたがナオさんの心残りだとか言うから頑張んないワケ
にいかないじゃん

(Cookie2010年10月号・P.147の1-3コマ目)

 ツンデレ乙。

 でもナオの名前を出せばこれからも頑張ってくれるかも。亡くなった後も
この子たちにとってナオはとても大きな存在なんだなぁ。しかしこの表情は
実に良い感じだなぁ。照れてる感じでなんだかいいです。


○哲、「卒業証書」授与

 ナオが塾生ごとに一冊ずつ作った「個別指導書」が卒業証書代わりか。
哲の手元にあるより、この子たちがもっていたほうがいいでしょう。
ナオが自分のことをどう見ていたのか分かります。自分の弱点とかも
分かりますから、このノートをナオからの遺訓として胸に刻んで欲しいなぁ。

もー~やだぁ~~あんな人いないよォ
ナオさんはさぁ誰にも手ェ出さなかったけど別に『皆のもの』じゃ
なかったよ
」(Cookie2010年10月号・P.148の1-2コマ目)

 これまで泣くことはなかった塾生達ですが、さすがにナオの気持ちが
詰まったノートを手にとったら自分の気持ちを抑えることができなくなった
ようです。これまで表面上は和気藹々(わきあいあい)と掃除をしたり
していたけどそれはつらい気持ちをがまんしていたのかも。

いつだって近くにいてくれてこっち見てくれた うちら1人1人の
ものだったよ
」(Cookie2010年10月号・P.148の2コマ目)

 ナオがいかに塾生全員を大事に扱っていたかが良く分かります。
これだけの人数がいるのに隅々まで目が行き届いていたようですが
この子達の話を聞いていると本当に惜しい人を亡くしたものだと思います。
ナオがこの世からいなくなってあらためて自分達にとってナオがいかに
大事な存在であったか、この塾の教室がかけがえのない居場所であったか
ということが分かったのではないでしょうか。

↓つづきはこちら
【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その5

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2010年11月13日 (土)

【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その3

【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その2
↑のつづき

○遺品の中から「個別指導書」が発見される

 これはすごい、塾生ごとに一冊の「個別指導書」を作り、定期的に
苦手な分野とか気づいたことを記録していたのか。ただ単に
講義をしてテストの点数だけを記録するような塾でもなければ
みんなで遊ぶためだけの空間でもなかったのか。学校でいろいろ
問題を抱えていた子を集めていたのですが、高校生の本分である
勉強もちゃんとやっていたのですね。

 この遺品を見た哲(さとる)は自分が過去の兄とのやりとりを
思い出しました。

過去の直一が哲に対して言った言葉「兄ちゃんはお前が10点
とったことを怒ってんじゃない!! 出来ないまま何も努力
しないことを怒ってんだ!!!
」(Cookie2010年10月号・P.137の3コマ目)

 どうしても注意をする時って点数など形となって現れた結果だけを
叩いてしまいがちですが、結果をいくら叩いても悪い点数が良く
なることはないですよね。大事なのは過去に何点をとったかでは
なく、これからどうやって点数をあげていくかですから。

 しかと10点ってすごいな。何点が満点なのかは不明ですが、直一の
反応を見るとたぶん100点満点のテストで10点を取ったのでしょう。
ここまで点数が低い子はたぶん勉強のやり方自体がわからなかったり
机に向かうことがそもそも苦手ということが多そうですから、ただ頭ごなし
に勉強をしろと言っても間違いなく効果はないでしょう。

 なので一緒に勉強をしようと持ちかけた直一はとても正しいと思います。

 幼い頃の直一とのやり取りを思い出した哲はあることを塾でやろうと
決意します。

○哲、塾生に対して卒業試験をやると言い渡す

塾生の香里「なんでだよサトル!! おめうちらとタメじゃん!!
そしてうちら以上のアホじゃん!! 別に勉強したくないしね

(Cookie2010年10月号・P.138の4コマ目)

 ここは塾だったのでは???

 でも香里たちが言うのも間違ってはいないな。卒業試験の告知を
黒板に哲は書いたのですが、「にち時」とか「内よう」位は漢字で
書けよwww これじゃ説得力なし。

哲「俺頑張るから せめて兄ちゃんが気にしてたとこ出来るよーに
なるまで見届けさせて
」(Cookie2010年10月号・P.139の4コマ目)

 それぞれの塾生が苦手だった分野が克服できるまで見届けるのか。
こうやって直一のことを持ち出されると塾生はもう何も言えないな。
言うことを聞くしかないです。


○卒業試験は新たな道へ進むための大事な一歩

塾生の結々(ゆゆ)「直一さんが亡くなってから私も皆も放課後
心にぽっかり穴があいてここに来て古瀬君と話すことで
すごくなぐさめられてたの
」(Cookie2010年10月号・P.141の1コマ目)

 こういう話を聞くとやはり直一の存在が塾生にとっていかに大きな
ものであったかということが良く分かります。亡くなったからさっさと
新たな居場所を見つけに行こうとかいう風に割り切ることはできない
のでしょう。直一は塾生にとって他に代わりなどいない大切な人だったの
ですね。

 学校の場合は卒業の時期が入学の時点ではっきりしているから
心の準備をすることができますが、直一みたいにある日突然いなく
なってしまった場合は現実を受け入れるのに時間がかかってしまうのも
仕方がないでしょう。

結々「でも古瀬君の言う通り卒業テスト頑張って直一さんの
気掛かりを乗り越えられたら 私達また外でも頑張れる
気がするの
」(Cookie2010年10月号・P.141の3コマ目)

 何かきっかけがないといつまで経っても直一のことを考え続ける
ことになってしまいまからね。どんなに直一のことを想っても、もはや
再び対面することは不可能なのですから、現実と向き合うきっかけが
どうしても必要でしょう。その方法はただ単に哲が塾の扉の鍵を
閉めるだけでは意味がないですよね。塾生が心の底から新しい道に
向かって歩き出そうと決意しない限り、体は塾から離れても心は塾に
縛られたままになりそうです。

 結々の話を聞くうちに改めて直一が塾生を大事にしていたかが
分かった哲は問題作りに本格的にとりかかります。

○卒業試験の問題作成にとりかかる哲

哲「因数分解なんて俺もわかんねーよ!! 東インド会社って何!?
フレミングってだぁれ!?
」(Cookie2010年10月号・P.143の3コマ目)

 問題作るどころかまず自分自身が塾にいかないといけないレベル(笑)
なんでこんな状態でテストをやろうと思ったんだ???

 …もっとも問題を出すだけなら既存の問題集を使えばいいだけでは???
塾だから問題集や模擬テスト集とかもおいてありそうですし。特に
解説とかをするのでなければ採点だけすればいいような気もします。

だけど哲はこの塾に対する直一や塾生の想いを理解したから、中途半端
な気持ちで取り組むのは嫌だったのかもしれませんね。

哲「くそ~俺も意地だ 全部マスターしてやる!!!
(Cookie2010年10月号・P.143の4コマ目)

 哲がもし勉強の仕方が分からないから勉強ができなかっただけ
だったとするなら、今回の卒業試験は哲の人生にとっても大きな意義が
あるものとなりそうです。とにかく勉強しないことにはどうにもならない環境に
おかれてしまったのですから。

※友人の遊びの誘いも断って勉強を続ける哲
おぅーいサトルぅ」「ゴム跳びしよぉぜ~
(Cookie2010年10月号・P.144の1コマ目)

 ゴwwwwwwムwwwwwwww跳wwwwwwwwwびwwwwwww

 今回のお話の中でここが一番笑えたよ。哲は普段どんなことを
して遊んでたんだ!?

 大事なゴム跳びの誘いを断ってまで勉強を続けた哲。苦難の末
問題を完成させ、卒業試験当日を迎えます。

↓つづきはこちら
【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その4

【「勝利の悪魔」の感想】←今までの感想のまとめはこちら
【「君は坂道の途中で」の感想】←今までの感想のまとめはこちら

【ピカ☆イチ】〔槙ようこさん×持田あきさん〕第1回(講談社ARIA創刊号・2010年9月号)の感想 その1

講談社ARIA創刊記念のイベント、槙ようこさんと持田あきさんの手渡し会に行ってきました

※URL変更のお知らせ。以下のサイトはURLが変更になってます
【まじかる☆まにあっく】←アニマックスで放送された「ウルトラマニアック」のサイト
【未夢ちゃん♪とものかい】←NHKで放送された「だぁ!だぁ!だぁ!」のサイト

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2010年10月15日 (金)

【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その2

【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その1
↑のつづき

○毎日塾に通い続ける塾生達

 塾の先生である直一が事故で亡くなったので授業が開かれる
ことはもうないのですが、毎日塾に通い続ける塾生達。理由は
何でもいいからとにかくこの場で塾のみんなに会うのが楽しいの
でしょう。これだけの人数を収容できる場所はなかなかないですし
それにどうせ集まるのであれば思い出の場所である塾の教室が
一番ですよね。

※これまで塾生と顔を会わせる機会がなかった件について
哲(さとる)「だって…毎日毎日帰ってくる度きーろい声がわんさか
聞こえて 全く教室に近寄る気になんなかっただけっスよ

(Cookie2010年10月号・P.132の1コマ目)


 塾の教室から「きゃあ~heart」とか聞こえてきたらそりゃ近づきたく
なんかないよな。でも哲も教室に行けば一緒に勉強できてよかったの
では? ただで塾に通えるのですから。ただ家で毎日嫌になるほど顔を
会わせているのに塾でまで顔を会わせるのはさすがに嫌か。

 塾で宿題なんか出たりしたらそれこそ気が休まる暇もありませんね。
家でのんびりしていたりしたら早く宿題やれよっていう話になりますし。

おめ そんなんだからモテないんだよ
(Cookie2010年10月号・P.132の2コマ目)

 たしかに彼女を本気で獲得したいと考えている人にとっては
理想的な環境だよな。労せず自宅に毎日女の子がやってくるの
ですから。ただあくまでも塾生の視線は先生である直一に対して
向けられているのですから、哲が授業に参加していたとしても
彼女を得られたかどうかは分からないな。


○夏には塾のみんなで移動教室に行ったらしい

 塾で沖縄に移動教室とかすごいな。写真を見ると仲良しの
みんなと旅行ができてとても楽しそうですが、この子たちが
ただ単に勉強を教えてもらうためだけにここにきていた訳では
ないということがこのことからもよく分かります。

「…ほんと学校とか家とかでヤなことあってもここで皆とナオさんの
授業きいてる時は全部忘れられた

(Cookie2010年10月号・P.134の3コマ目)

 この「塾」っていう微妙な立ち位置がこの子たちにとっては好都合だった
のでしょう。学校や家とは違い、何かあったらいつでも抜け出すことが
できる場所だからしがらみもないので、気持ちを楽にして自分の本当の姿を
出すことができるのかもなぁ。この塾の中ではみんなと楽しく過ごして、
直一の話を聞いていればいいのであってつまりつらいことは一切ない
のですから。塾の教室に入る子はみんなここが好きだという子たちばかり
ですから、周りに迷惑をかけたりすることもないですしね。

親でも友達でもなく あんな話聞いてくれる人
初めてだった………
」(Cookie2010年10月号・P.134の4コマ目)


 直一は勉強を教えるより大事な仕事をやってたんだな。勉強を教えて
くれる塾の代わりはすぐに見つかるでしょうが、言いたいことを聞いて
くれる人の代わりはそう簡単に見つからないでしょう。

 生徒の話を親身になって聞いてくれる人は学校にもいるかもしれま
せんが、先生には話しずらいことも生徒にはたくさんあります。やはり
ここでもしがらみがないということが良いほうに作用していたようですね。

 一つ確実に言えることは直一は勉強よりも大切なことを塾のみんなに
やってあげていたということ。この場に来ることによって心が楽しくなれば
勉強も学校や家での生活も楽しくなるはずですし。


○再び歩きだすために

哲「でももう死んじゃったんだぜ このままじゃいつまでたっても
あの子達 前に進めないじゃん

(Cookie2010年10月号・P.135の3コマ目)

 確かに。このままずっと直一との思い出を懐かしむだけの生活を
続けたところで何も生み出さないですから、そろそろ前に向かって
歩きださなくてはなりませんね。直一のことを思い出す度につらい気持ちに
なってしまったりするでしょうし。

↓つづきはこちら
【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その3

【「勝利の悪魔」の感想】←今までの感想のまとめはこちら
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【ピカ☆イチ】〔槙ようこさん×持田あきさん〕第1回(講談社ARIA創刊号・2010年9月号)の感想 その1

講談社ARIA創刊記念のイベント、槙ようこさんと持田あきさんの手渡し会に行ってきました

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2010年9月22日 (水)

【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その1

 槙ようこさん、持田あきさんの読みきりがクッキーに登場しました。
ARIAでの「ピカ☆イチ」の連載も始まるなど、ここのところ活躍の場が
どんどん広がってますね。

○主人公は高校2年生の男の子

 このお話の主人公は古瀬 哲(こせ さとる)、塾を開いて家計を支えて
いた23歳の兄、直一がバイクの事故で突然亡くなってしまい大変なことに
なってしまった高校2年生の男の子です。

※塾生に対して
「……というワケで兄が経営していたこの古瀬学習塾は本日を
持ちまして閉塾いたします長らくご愛顧ありがとうございました」

(Cookie2010年10月号・P.116-117)

 塾を閉じるのはそれほど難しくない作業ですよね。他に代わりは
いくらでもありそうですし。学校だとまさか教育を受ける権利を奪う
わけにもいかないからそう簡単に閉校できませんが。

 ところでこの塾は男子がいないようですが…

哲「よく見てみろ この女だらけの学習塾!! 派手好き女好きの
おチョーシ者の兄貴!! 全員兄貴狙いのギャルばっか!!

(Cookie2010年10月号・P.119の1-2コマ目)

 塾なのに女子高状態とか、怪しすぎるだろうwwwwww
家計のためだけではなく、自分が望んだ世界を作った感じだ。
でも、近所の人たちの話じゃないけど、まだまだ遊びたい年齢
なのだから、このくらいのことは大目に見てあげてもいいのかも。

ふざけんな いきなり『死にました』とかあるかー!!!!
せっかく宿題やってきたんですけど!!
(Cookie2010年10月号・P.120の2コマ目)

 どうやら簡単に引き下がってはくれないようですね。

 会社がつぶれて債権者が押し寄せてきてる風にしか
見えない件についてだがwwww 
ふざけんなとか言われても
どうすることもできないだろう。

ナオさん出せナオさん!!」(Cookie2010年10月号・P.120の2コマ目)

 もういいから、仏壇の前までこいつら連れていってやれよ。
…と思ったけど、この勢いだと実際に行ったマジで何が起こる
か分からないから危ないな。

 ところでなんで父親が塾生への対応をしないんだ??? 兄と弟の2人暮らし
とかならまだしも、父が特に病気で人前に出られないっていう感じ
でもないようですし。塾が開かれるのは夕方だからその時間帯は自宅には
いないので仕方がないのかもしれませんが。

ナオさんがいないなんてうちらどうすればいいのさぁ~
(Cookie2010年10月号・P.121の1コマ目)

 そんなの哲に言ってもどうにもならん。

○その後も塾に通い続ける塾生達

※デッキブラシなどを持った塾生達が押しかけてきたのを見て
哲「なんスか…! 殴りこみ来られたってホントにもー兄貴には
会わせられないんだっつの!

(Cookie2010年10月号・P.126の2コマ目)

 たしかにどう見ても武器を手にとって殴りこみに来たようにしか
見えないな。哲は怖かっただろうな(笑) 教室のそうじに来たとか普通
思わないだろう。

 見た目はちょっと派手な女の子達、本来ならそうじなんて頼まれても
嫌がりそうですが、自らそうじを引き受けたのにはわけがあるようです。

※塾生の一人、浅野結々(あさのゆゆ)がこの塾に通うことになった理由
結々「…学校であんまり友達と上手に出来なくて……落ち込んで
いた時に直一さんに声をかけられて

(Cookie2010年10月号・P.128-129)

 塾に通うようになったきっかけは勉強ができるようになりたいとか
受験対策ではなく、駆け込み寺のような利用が目的だったのか。

※結々に対して直一が言った言葉
直一「君大丈夫? 塾やってんだ俺 放課後待ってるから
学校頑張った後おいで

(Cookie2010年10月号・P.129の1-2コマ目)

 ナンパとは言わないけどただの勧誘じゃないかwwwwww
普通いきなり街頭で勧誘されても実際に行く子はまずいないでしょうが
こんな感じで集めた子が教室いっぱいになるくらいいるのですから
直一には直感的に相手を信用させるだけの力があるのでしょう。

 仮にナンパ目的だとしたらかなりの戦略家だな。食事やカラオケに
誘うのと違って、警戒されにくいですし、なによりお金がかからない(笑)
必要なお金は塾生の側が用意してくれます。保護者だってよろこんで
送り出してくれるでしょう。

※結々がこの塾に通う子たちについて
結々「ここにいる皆そうなの 学年も学校もバラバラで
何か学校や家でうまくいかないことがあった子がほとんどで…

(Cookie2010年10月号・P.129の4コマ目)

 そうか…どうして直一が亡くなった後も教室に通い続けるのか
分かったような気がする。この子たちにとってみればこの塾の
教室はただ単に勉強を教えてもらう場所というだけではなく、
自分の居場所そのものだったのですね。
直一がいなくなったから
他の塾にいけばいいという簡単な話ではないのでしょう。勉強を教えて
くれる人はいくらでも代わりはいますが、直一のように心をいやしてくれる人は
すぐには見つからないでしょう。

 同じ悩みを抱えた子たちと一緒にいられる時間も貴重なものだった
でしょう。塾がなくなるということは単に直一と会えないというだけには
とどまらず、塾で知り合った大切な友達とも別れてしまうことを意味します。

↓つづきはこちら
【zen zen】〔槙ようこさん×持田あきさん〕(Cookie2010年10月号)感想 その2

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【ピカ☆イチ】〔槙ようこさん×持田あきさん〕第1回(講談社ARIA創刊号・2010年9月号)の感想 その1

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